東京競馬場にて・・・ ― 2013/10/26 16:08
今日は久し振りに東京競馬場へいきます。
今日は台風27号が接近中ですが
交通機関はそれほど影響を受けていないみたいだ。
交通機関はそれほど影響を受けていないみたいだ。
JR茂原駅の緑の窓口で早速「suicaポイントクラブ(公式サイト)」と
「記述式suica」について聞いてみた。
キオスクで購入したsuicaには初めから自分の名前などの表示などは
無いのですが緑の窓口で刻印してくれるらしい。
券売機でも作ることはできるみたいですが
必要事項の入力をミスったりしたら・・・と思うと
初めから緑の窓口に行っておいてよかった。
窓口で5分ほどで自分の名前入りの「記述式suica」の出来上がり♪
あとはポイントクラブのサイトで携帯なりPCなりで
登録すればポイントが付くらしい。
よっしゃ!これで次のお出掛けからポイントが・・・♪
「記述式suica」について聞いてみた。
キオスクで購入したsuicaには初めから自分の名前などの表示などは
無いのですが緑の窓口で刻印してくれるらしい。
券売機でも作ることはできるみたいですが
必要事項の入力をミスったりしたら・・・と思うと
初めから緑の窓口に行っておいてよかった。
窓口で5分ほどで自分の名前入りの「記述式suica」の出来上がり♪
あとはポイントクラブのサイトで携帯なりPCなりで
登録すればポイントが付くらしい。
よっしゃ!これで次のお出掛けからポイントが・・・♪
行きの特急で一杯やりながらスポーツ新聞。
いよいよ日本シリーズだ。
初戦の予告先発は楽天・則本、巨人・内海。
田中マー君は2戦目らしい。
楽天に比べて巨人の投手陣は層の厚さが違う。
楽天にしてみればホームグラウンドの試合を
最悪でも1勝1敗で行きたいのだろう。
1戦目・則本、2戦目・マー君の予告から
そんな楽天の思惑が見えてくる気がするのだ。
そして来年以降の楽天は則本がエースになるのは必定。
チームの首脳陣が則本にエースの覚悟を
植え付けたいと言う想いもあるのだろう。
・・・ルーキーにいきなり日本シリーズの初戦って大役だなぁ~。
来年からエースにならなきゃいけないっていうのも精神的にキツイだろうなぁ。
仮に1戦目を楽天が勝つ事があれば一気に楽天に
風が吹くと思うけど巨人はそんなに甘くはないだろう。
良くても仙台の2戦は良くても1勝1敗と言ったところだろう。
いよいよ日本シリーズだ。
初戦の予告先発は楽天・則本、巨人・内海。
田中マー君は2戦目らしい。
楽天に比べて巨人の投手陣は層の厚さが違う。
楽天にしてみればホームグラウンドの試合を
最悪でも1勝1敗で行きたいのだろう。
1戦目・則本、2戦目・マー君の予告から
そんな楽天の思惑が見えてくる気がするのだ。
そして来年以降の楽天は則本がエースになるのは必定。
チームの首脳陣が則本にエースの覚悟を
植え付けたいと言う想いもあるのだろう。
・・・ルーキーにいきなり日本シリーズの初戦って大役だなぁ~。
来年からエースにならなきゃいけないっていうのも精神的にキツイだろうなぁ。
仮に1戦目を楽天が勝つ事があれば一気に楽天に
風が吹くと思うけど巨人はそんなに甘くはないだろう。
良くても仙台の2戦は良くても1勝1敗と言ったところだろう。
車窓から見えるのは幕張周辺の風景。
空地だらけだった幕張メッセ周辺の土地にドンドン建物が・・・。
噂によると某大手スーパーが参入するらしい。
・・・これもアベノミクス効果なのか。
空地だらけだった幕張メッセ周辺の土地にドンドン建物が・・・。
噂によると某大手スーパーが参入するらしい。
・・・これもアベノミクス効果なのか。
東京で特急を降りて新宿へ。
新宿からは京王線だ。(写真)
・・・京王線、懐かしいっ。
JRも京王線もsuica一枚で行けるなんて便利だなぁ。
新宿からは京王線だ。(写真)
・・・京王線、懐かしいっ。
JRも京王線もsuica一枚で行けるなんて便利だなぁ。
京王線の「府中競馬正門前駅」に到着。
駅を降りるとすぐに東京競馬場!
場内では生JAZZだ。
競馬場も随分変わったもんだぜ。
15時にモスバーガー集合の約束。
場所が良くわからず案内の女性に場所を聞いてモスバーガーへ。
ところが・・・違うモスバーガーだった!(汗)
競馬場内には2か所モスバーガーがあるらしい。
超特急でフジスタンドにあるモスバーガーへ。
500メートル以上の直線を突っ走った。
仲間に会う前から脚を使ってしまった。(汗)
5分遅刻で仲間と合流。・・・ごめーん。
競馬場も随分変わったもんだぜ。
15時にモスバーガー集合の約束。
場所が良くわからず案内の女性に場所を聞いてモスバーガーへ。
ところが・・・違うモスバーガーだった!(汗)
競馬場内には2か所モスバーガーがあるらしい。
超特急でフジスタンドにあるモスバーガーへ。
500メートル以上の直線を突っ走った。
仲間に会う前から脚を使ってしまった。(汗)
5分遅刻で仲間と合流。・・・ごめーん。
久し振りの生パドック。
やっぱり競馬もライヴがいいなぁ。
やっぱり競馬もライヴがいいなぁ。
今回は3つのレースを購入。
トータルで3000円購入して戻りが1400円。
トータルで3000円購入して戻りが1400円。
競馬を終えて府中市内のメシ屋へ。
今夜は仲間と共に2005年に亡くなった競馬仲間を偲ぶ会。
亡くなった仲間に初めて会ったのは1999年の毎日王冠(GⅡ)当日でした。(当時の様子)
当時、ウィンドウズの出現と共にインターネットも急速に普及した時期でもありました。
コアな競馬ファンは好きな馬や騎手を応援するホームページを続々開設、
亡くなった仲間は的場均元騎手(現・調教師)の応援するサイトを運営、
的場騎手ファンにとっては内容豊富で面白いサイトでした。
このサイトで不定期に行われるオフ会に参加して初めて仲間と会うことになりました。
亡くなった仲間はとにかく行動力の塊みたいな人で
一緒に飲んでいても愉快な人でした。
その魅力的な人柄ゆえにサイトには多種多様な人が集っておりました。
当時、騎手の応援サイトは山ほど現れましたが
「騎手本人から公認を貰ったサイト」は見たことがありませんでした。
それも一個人が運営するサイトでは異例だったと思います。
的場騎手が引退、調教師になられてからも個人的に
彼の住まいのあった府中で良く飲むことがありました。
この人には「自ら情報を発信することの面白さ」を学んだ気がします。
情報には多様な人間が集まってくることや、その情報によって
普段の生活ではまず接点すら持ちえない人と接点を持てることも・・・。
この出会いが無ければ自分自身でホームページを立ち上げることも
無かったでしょうし現在まで5年以上続いている
このブログを立ち上げることも無かったでしょう。
亡くなった仲間に初めて会ったのは1999年の毎日王冠(GⅡ)当日でした。(当時の様子)
当時、ウィンドウズの出現と共にインターネットも急速に普及した時期でもありました。
コアな競馬ファンは好きな馬や騎手を応援するホームページを続々開設、
亡くなった仲間は的場均元騎手(現・調教師)の応援するサイトを運営、
的場騎手ファンにとっては内容豊富で面白いサイトでした。
このサイトで不定期に行われるオフ会に参加して初めて仲間と会うことになりました。
亡くなった仲間はとにかく行動力の塊みたいな人で
一緒に飲んでいても愉快な人でした。
その魅力的な人柄ゆえにサイトには多種多様な人が集っておりました。
当時、騎手の応援サイトは山ほど現れましたが
「騎手本人から公認を貰ったサイト」は見たことがありませんでした。
それも一個人が運営するサイトでは異例だったと思います。
的場騎手が引退、調教師になられてからも個人的に
彼の住まいのあった府中で良く飲むことがありました。
この人には「自ら情報を発信することの面白さ」を学んだ気がします。
情報には多様な人間が集まってくることや、その情報によって
普段の生活ではまず接点すら持ちえない人と接点を持てることも・・・。
この出会いが無ければ自分自身でホームページを立ち上げることも
無かったでしょうし現在まで5年以上続いている
このブログを立ち上げることも無かったでしょう。
そんな仲間が40歳手前で2005年のこの時期に亡くなったことを
知った時の衝撃は今でも忘れられません。
あれから8年。
3年年上だった彼の年齢をあっという間に追いこしてしまいました。
今夜もこうして亡くなった彼が繋いでくれた仲間達と一杯。
また来年もやりましょう。
飲み食いしたもの・・・カロリーですが良くわかりません。
今日はカロリー表示なしでっ・・・いきます。
逃げ馬に託す夢 ― 2013/10/26 21:21
東京からの帰りの電車で一杯♪しながら
明日行われる競馬の天皇賞・秋(G1)について考えた。
今回のレースで有力と思われる馬は3頭。
まずは6番のエイシンフラッシュ。
府中ではいい走りをする。馬場が多少悪くても走る。
毎日王冠(G2)からのステップもいい。
おまけに鞍上がデ・ムーロなので言う事なし。
そして9番のジェンティルドンナ。
昨年のジャパンカップ(G1)を優勝した女傑が
あの時と同じ府中のターフに帰ってきた。
ただ宝塚から直行というローテーションはどうなんだろう?
いくら強い牝馬だからと言っても厳しいと思う。
恐らくは良くて8分程度のデキではないだろうか。
この程度の出来で天皇賞ージャパンカップー有馬・・・と行くのかな。
恐らくはここを叩いてジャパンカップ連覇が狙いだろう。
そして最後に武豊鞍上の11番トウケイヘイロー。
鳴尾記念(G3)ー函館記念(G3)ー札幌記念(G2)と
夏の重賞(Gが付くレース)を3連勝中。
夏の勢いそのままで秋の天皇賞を・・・!ってところだろう。
・・・が、逃げ一辺倒の馬でジェンティルドンナの
いいターゲットになってしまう可能性も大きい。
すんなりと逃がしてもらえるメンバーでもない。
近年良くありがちな「夏の重賞大将、秋にはタダの馬」に
なってしまう公算も大きい。
普通ならエイシンフラッシュの単・複と行きたいところですが
敢えて不利を承知で逃げのトウケイヘイローの複一点で行く。
武豊と逃げ馬と秋の天皇賞・・・と聞くとあの馬を思いだす。
・・・サイレンススズカ。
1998年の中央競馬はこの馬無くして語れないほどの名馬。
デビューしてからしばらくは血気盛んで抑えが利かない馬でしたが
「自ら志願して乗り替わった」武豊が「逃げて差す」と言う
ある意味、競走馬としての「究極の理想」を形にした競走馬。
デビュー当初から血気盛んで抑えの利かず
暴走したりゲートをくぐったり・・・やんちゃ坊主だった。
実際、中山競馬場で行われた97年の弥生賞(G2)で
この馬を見たことがある。
ブッチきりの一番人気になっていたけど
スタート前にゲートをくぐってしまって大外枠からの発走に
なって場内を騒然とさせてました。
スタートはハンパじゃない出遅れでまた場内は騒然。
軽く10馬身は遅れていたと思うけど4コーナーで
3番手まで挽回したのを見てびっくりした。
まさか勝ってしまうのか・・・と思ったけど力尽きて8着。
能力はあるけどこの気性では・・・泣きが入る馬だった。
(馬券買ってなくて良かったと思う反面、
この馬の馬券を今でも持っている人ってプレミアだと思う。)
暴発しやすい気性ゆえに駄馬になってしまうのかと思われたが
97年の終りに香港でユタカ騎手と出会ってこの馬は変わった。
無理に抑えず馬の行くまま・・・。
天才と天馬の融合は後の中央競馬に伝説を残すことになりました。
98年からはユタカ騎手を背に連勝街道を驀進。
年明けから怒涛の5連勝で宝塚記念(G1)を奪取。
この頃の話も書きたいのですがこれを書いていたら
日が暮れてしまうので思いっきり省略です。
(特に金鯱賞(G2)のパフォーマンスは・・・凄すぎです)
そして今でも競馬ファンの間で語り草なのが
「毎日王冠(G2)」でのパフォーマンスでしょう。
このレースにはサイレンススズカの他に
無敗を誇るエルコンドルパサーとグラスワンダーの
2頭の外国産馬も出走していて話題を呼んだ。
(当時のオイラはエルコンドルパサーの単・複を買っていました)
G1レースでも無いのに13万人を超える入場者を記録。
オルフェーヴルが史上7頭目のクラシック3冠を決めた
菊花賞(G1)の時の入場者数は7万人程度でしたから
この毎日王冠(G2)フィーバーの凄さがわかります。
サイレンススズカは59kgのハンデもなんのその・・・
前半1000メートルを57.7秒というハイラップで通過、
その後も後続馬を突き放す離れ業を演じた。
最後は流し気味にゴールして1分44秒9と言う
レコードタイムに肉薄する好タイムで優勝。
2頭の無敗の外国産馬であるエルコンドルパサーと
グラスワンダーには影すら踏ませぬ圧勝劇。
当時テレビ観戦していたのですが鳥肌モノでした。
レース終了後、G1レース以外では異例とも言える
ウイニングランまで行われるフィーバーぶりでした。
このレースの後、
2着になったエルコンドルパサーは3歳馬として初めて
ジャパンカップを優勝。翌年には日本調教馬として
初めてフランスの凱旋門賞で2着に入る大活躍。
5着になったグラスワンダーは有馬記念(G1)連覇、
宝塚記念(G1)制覇などグランプリレース3連覇の偉業を果たすのです。
これらのサイレンススズカの影さえ踏むことが
出来なかった馬たちのその後の「ケタ違いの活躍」が98年の
「毎日王冠(G2)」を更なる高み・・・伝説に昇華させるのです。
伝説になった毎日王冠を制したサイレンススズカは
運命の天皇賞・秋(G1)に出走しました。
当時、天皇賞には外国産馬の出走が出来ないルールに
なっていてグラスワンダー、エルコンドルパサーの出走しない
天皇賞はサイレンススズカが圧倒的な一番人気でした。
それも逃げ馬には「絶好」と思われる1番枠。
・・・11月1日東京11レース1枠1番1番人気。
「1」並びのサイレンススズカには
どの(競馬)新聞でも二重丸(本命)が打ち込まれていました。
レース前の調教も抜群の動きで文句のつけようが無く
競馬メディアもファンも全てがサイレンススズカの勝ち負けでなく
「(サイレンススズカが)どういう勝ち方をするのか?」
「2着の馬はどの馬か?」
メディアもファンもアクシデントが無い限り、
サイレンススズカが勝つ前提で議論がされていた記憶があります。
当時のオイラもサイレンススズカを軸にした
馬連を買っていた記憶があります。
レース当日はテレビで観戦しておりました。
スタートさえ普通に出来れば間違いなく勝つと思っていました。
抜群のスタートから「いつもどおり」先頭に立ちました。
・・・勝った!と思いました。
1000メートル57.4秒と言う
「ハイペース(この馬のマイペース)」で悠々と走っていました。
3コーナーを抜けて「どれだけの差をつけて勝つんだろう?」と
思いながらテレビを見ていたのですが突然・・・
「その時」が訪れました。
サイレンススズカは4コーナー前で失速。
その後先頭を走るオフサイドトラップの映像など
目に入るわけも無く遥か後方で立ち尽くす
サイレンススズカを探しました。
一緒にテレビを見ていた仲間は
「ダメだ、助からないよ。」
「あれ(予後不良・安楽死処分)になるっぺ。」とポツリ。
左前脚の粉砕骨折だったらしい。
人間とは違って身体の大きい馬は心臓だけでは
血液を全身に送ることは出来ない。
馬の4本の脚も全身に血液を送るポンプの役目をしている。
その脚がダメになれば残りの脚に負担が掛かって
最悪の場合、蹄葉炎を引き起こして脚が壊死して・・・。
軽度の骨折なら何とかなるけど粉砕骨折では・・・。
助けてあげたいけど助けられない。
助けようとしても無駄に馬を苦しめるだけ。
ずっと忘れられない記録と記憶を残して
稀代の快速馬サイレンススズカは府中のターフから
誰も追いつけない所へ走って行ってしまった。
この年のダービーで勝利してようやく
念願のダービージョッキーの仲間入りを果たした武豊でしたが
98年の競馬で得たものも失ったものも大きかったと思います。
・・・あれから15年の時を経て
武豊があの舞台で逃げ馬に乗る。
十中八九勝つのは困難なのは承知で
逃げ馬・トウケイヘイローの馬券を買うことにした。
逃げ馬・トウケイヘイローが3番人気に祭り上げられたのは
15年前のサイレンススズカが影響しているのは
間違いないだろう。
勝ち負けは困難でも
今回はちょっとロマン馬券で勝負です。
明日行われる競馬の天皇賞・秋(G1)について考えた。
今回のレースで有力と思われる馬は3頭。
まずは6番のエイシンフラッシュ。
府中ではいい走りをする。馬場が多少悪くても走る。
毎日王冠(G2)からのステップもいい。
おまけに鞍上がデ・ムーロなので言う事なし。
そして9番のジェンティルドンナ。
昨年のジャパンカップ(G1)を優勝した女傑が
あの時と同じ府中のターフに帰ってきた。
ただ宝塚から直行というローテーションはどうなんだろう?
いくら強い牝馬だからと言っても厳しいと思う。
恐らくは良くて8分程度のデキではないだろうか。
この程度の出来で天皇賞ージャパンカップー有馬・・・と行くのかな。
恐らくはここを叩いてジャパンカップ連覇が狙いだろう。
そして最後に武豊鞍上の11番トウケイヘイロー。
鳴尾記念(G3)ー函館記念(G3)ー札幌記念(G2)と
夏の重賞(Gが付くレース)を3連勝中。
夏の勢いそのままで秋の天皇賞を・・・!ってところだろう。
・・・が、逃げ一辺倒の馬でジェンティルドンナの
いいターゲットになってしまう可能性も大きい。
すんなりと逃がしてもらえるメンバーでもない。
近年良くありがちな「夏の重賞大将、秋にはタダの馬」に
なってしまう公算も大きい。
普通ならエイシンフラッシュの単・複と行きたいところですが
敢えて不利を承知で逃げのトウケイヘイローの複一点で行く。
武豊と逃げ馬と秋の天皇賞・・・と聞くとあの馬を思いだす。
・・・サイレンススズカ。
1998年の中央競馬はこの馬無くして語れないほどの名馬。
デビューしてからしばらくは血気盛んで抑えが利かない馬でしたが
「自ら志願して乗り替わった」武豊が「逃げて差す」と言う
ある意味、競走馬としての「究極の理想」を形にした競走馬。
デビュー当初から血気盛んで抑えの利かず
暴走したりゲートをくぐったり・・・やんちゃ坊主だった。
実際、中山競馬場で行われた97年の弥生賞(G2)で
この馬を見たことがある。
ブッチきりの一番人気になっていたけど
スタート前にゲートをくぐってしまって大外枠からの発走に
なって場内を騒然とさせてました。
スタートはハンパじゃない出遅れでまた場内は騒然。
軽く10馬身は遅れていたと思うけど4コーナーで
3番手まで挽回したのを見てびっくりした。
まさか勝ってしまうのか・・・と思ったけど力尽きて8着。
能力はあるけどこの気性では・・・泣きが入る馬だった。
(馬券買ってなくて良かったと思う反面、
この馬の馬券を今でも持っている人ってプレミアだと思う。)
暴発しやすい気性ゆえに駄馬になってしまうのかと思われたが
97年の終りに香港でユタカ騎手と出会ってこの馬は変わった。
無理に抑えず馬の行くまま・・・。
天才と天馬の融合は後の中央競馬に伝説を残すことになりました。
98年からはユタカ騎手を背に連勝街道を驀進。
年明けから怒涛の5連勝で宝塚記念(G1)を奪取。
この頃の話も書きたいのですがこれを書いていたら
日が暮れてしまうので思いっきり省略です。
(特に金鯱賞(G2)のパフォーマンスは・・・凄すぎです)
そして今でも競馬ファンの間で語り草なのが
「毎日王冠(G2)」でのパフォーマンスでしょう。
このレースにはサイレンススズカの他に
無敗を誇るエルコンドルパサーとグラスワンダーの
2頭の外国産馬も出走していて話題を呼んだ。
(当時のオイラはエルコンドルパサーの単・複を買っていました)
G1レースでも無いのに13万人を超える入場者を記録。
オルフェーヴルが史上7頭目のクラシック3冠を決めた
菊花賞(G1)の時の入場者数は7万人程度でしたから
この毎日王冠(G2)フィーバーの凄さがわかります。
サイレンススズカは59kgのハンデもなんのその・・・
前半1000メートルを57.7秒というハイラップで通過、
その後も後続馬を突き放す離れ業を演じた。
最後は流し気味にゴールして1分44秒9と言う
レコードタイムに肉薄する好タイムで優勝。
2頭の無敗の外国産馬であるエルコンドルパサーと
グラスワンダーには影すら踏ませぬ圧勝劇。
当時テレビ観戦していたのですが鳥肌モノでした。
レース終了後、G1レース以外では異例とも言える
ウイニングランまで行われるフィーバーぶりでした。
このレースの後、
2着になったエルコンドルパサーは3歳馬として初めて
ジャパンカップを優勝。翌年には日本調教馬として
初めてフランスの凱旋門賞で2着に入る大活躍。
5着になったグラスワンダーは有馬記念(G1)連覇、
宝塚記念(G1)制覇などグランプリレース3連覇の偉業を果たすのです。
これらのサイレンススズカの影さえ踏むことが
出来なかった馬たちのその後の「ケタ違いの活躍」が98年の
「毎日王冠(G2)」を更なる高み・・・伝説に昇華させるのです。
伝説になった毎日王冠を制したサイレンススズカは
運命の天皇賞・秋(G1)に出走しました。
当時、天皇賞には外国産馬の出走が出来ないルールに
なっていてグラスワンダー、エルコンドルパサーの出走しない
天皇賞はサイレンススズカが圧倒的な一番人気でした。
それも逃げ馬には「絶好」と思われる1番枠。
・・・11月1日東京11レース1枠1番1番人気。
「1」並びのサイレンススズカには
どの(競馬)新聞でも二重丸(本命)が打ち込まれていました。
レース前の調教も抜群の動きで文句のつけようが無く
競馬メディアもファンも全てがサイレンススズカの勝ち負けでなく
「(サイレンススズカが)どういう勝ち方をするのか?」
「2着の馬はどの馬か?」
メディアもファンもアクシデントが無い限り、
サイレンススズカが勝つ前提で議論がされていた記憶があります。
当時のオイラもサイレンススズカを軸にした
馬連を買っていた記憶があります。
レース当日はテレビで観戦しておりました。
スタートさえ普通に出来れば間違いなく勝つと思っていました。
抜群のスタートから「いつもどおり」先頭に立ちました。
・・・勝った!と思いました。
1000メートル57.4秒と言う
「ハイペース(この馬のマイペース)」で悠々と走っていました。
3コーナーを抜けて「どれだけの差をつけて勝つんだろう?」と
思いながらテレビを見ていたのですが突然・・・
「その時」が訪れました。
サイレンススズカは4コーナー前で失速。
その後先頭を走るオフサイドトラップの映像など
目に入るわけも無く遥か後方で立ち尽くす
サイレンススズカを探しました。
一緒にテレビを見ていた仲間は
「ダメだ、助からないよ。」
「あれ(予後不良・安楽死処分)になるっぺ。」とポツリ。
左前脚の粉砕骨折だったらしい。
人間とは違って身体の大きい馬は心臓だけでは
血液を全身に送ることは出来ない。
馬の4本の脚も全身に血液を送るポンプの役目をしている。
その脚がダメになれば残りの脚に負担が掛かって
最悪の場合、蹄葉炎を引き起こして脚が壊死して・・・。
軽度の骨折なら何とかなるけど粉砕骨折では・・・。
助けてあげたいけど助けられない。
助けようとしても無駄に馬を苦しめるだけ。
ずっと忘れられない記録と記憶を残して
稀代の快速馬サイレンススズカは府中のターフから
誰も追いつけない所へ走って行ってしまった。
この年のダービーで勝利してようやく
念願のダービージョッキーの仲間入りを果たした武豊でしたが
98年の競馬で得たものも失ったものも大きかったと思います。
・・・あれから15年の時を経て
武豊があの舞台で逃げ馬に乗る。
十中八九勝つのは困難なのは承知で
逃げ馬・トウケイヘイローの馬券を買うことにした。
逃げ馬・トウケイヘイローが3番人気に祭り上げられたのは
15年前のサイレンススズカが影響しているのは
間違いないだろう。
勝ち負けは困難でも
今回はちょっとロマン馬券で勝負です。
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