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映画「ルパン3世」2014/10/02 18:41

夕方から隣町の映画館で
映画「ルパン3世(公式サイト)」を観てきました。


当初は観ないでおこうかなーと思っていましたが
映画チャートに案外長く留まっているのをみて
「こりゃ、悪くないのかなー」って思って観ることにしました。


映画のストーリーですが
行方不明だった世界で一番美しいと言われる
ジュエリー「クリムゾン・ハート」・・・。

アジアの闇の権力者の手に渡った最高のジュエリーを
盗み出すルパンと仲間たちの活躍を描いた作品でした。


100点満点で50点ってところかな~。


まずはイマイチだったところから。

①ルパンが「世界的盗賊グループの一員」と言う設定が
どうにも納得いかない件。
ルパンって組織の枠に入るようなキャラじゃないでしょ~。

②余計なシーンや演出が目に余る件。
ルパンがトレーニングするシーンがあるんですが余計かな。
劇中盤での屋上のパーティーシーン・・・意味ない。

③エキストラ少なすぎません・・・の件?
劇終盤のいいところなのにエキストラが少なすぎて
スケール感を出さなきゃいけない所が・・・マヌケ過ぎです。
そういう所にお金を出し惜しみしちゃイカンでしょう。

「スペースバトルシップ・ヤマト(当時のブログ)」の時も
感じたのですがこういうショボさが出てしまうのは
TBSが絡んでいるからなのでしょうか。


④アクションシーンのカットが荒すぎたり、・・・アレ?・・・な件。
特に劇序盤のアクションシーンでカット割りが荒すぎて
キャラの動きが分りずらかった。

あとカーチェイスのシーンがあるのですが
そこで五右衛門が「余計なモノを・・・」ってやるんですが
何が切れたか分らなかったり…。(笑)


とにかくプロデューサーや監督の責任が大きすぎ。
金掛けなきゃいけないところにカネを出し惜しみしたり
ストーリーや演出もスカスカ・・・。

「やめときゃいいのに・・・」

色々調べみて分かったのですが当初は原作のモンキーパンチ氏や
プロデューサー、監督までルパンの実写化には否定的だったらしい。
KADOKAWAの関係者の猛プッシュで実写化の流れになった
経緯があるようだ。

こういった経緯を知るにつれ虚しい気持ちになるのさ~。



ただこの映画はダメだけの映画じゃなかったです。
良いところももちろんありました。


①キャストが良かったし頑張っていたと思う所。
ルパンを演じた小栗旬をはじめ玉山鉄二、綾野剛、
浅野忠信などのキャストは原作(特にアニメ)をリスペクトしつつ
よく頑張っていたと思います。

特に「誰がやってもブーイング必至」と思われる
峰不二子役の黒木メイサは大変だったと思う。

あの細い身体で峰不二子やるのはどうかなー?と
おもいつつ見ていましたが不自然さを感じなかったは流石。
元々、黒木さんってああいう役が合っていたのかな。


②細かいところで原作をリスペクトしているところ。
「ルパン3世参上!」や「ごくろうさん」などの小物などの
演出はアニメ世代にはホッとするわ~。

アジア各地でのロケーションをやってみたみたいで
各地の紹介がちょっとアニメのルパンっぽいのも良かったです。


③外国人キャストに吹替えを充てていた所。
これはアニメを見ていた世代の一人としてはアリです♪
下手に外国語が流れたらガックリでしたが吹き替えでイイと思います!


④多少音楽に救われた感じがする所。
メインテーマは布袋先生ですが音楽担当は日本人でなかったものの
微かに「大野雄二」を感じてホッとしました。リスペクトされていたのかな。

この人の音楽が無かったらこの作品はボロボロだったかもしれません。


良い面もありましたがイマイチな面が目についてしまいました。
別に劇場でなくてDVDで十分の作品でしょう。


ちょっとシリーズ化すら匂わせる部分もありましたが
こんな感じだったら映画化でなくてOVA・・・と言うか
DVDだけでイイと思います。



近年、過去の人気アニメが実写化されるケースが
増えていますがもうやめてほしいなぁ~って思います。

映像作品でない小説の映像化ならともかく
アニメ映像になっている作品をいまさら実写化するのに
何か意味があるのかなーって思うのです。


「スペースバトルシップ・ヤマト」でも思いましたが
オラが生きている間に「銀河鉄道999」の実写化だけは
止めてほしいと心から祈るばかり・・・。


メーテル役・・・誰がやってもブーイングだし
グダグダになるのは目に見えてますから・・・。






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