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モンテグラッパ・ツーリング2015/07/15 15:54

今日はいよいよモンテグラッパ・ツーリングだ。

今回のツアーの前半の山場がラピナサイクリングマラソンだとすれば
後半の山場が今回のモンテグラッパ・ツーリングだ。
(↑このツアーはオプショナルツアー)


脚は筋肉痛はやや残るものの疲れはほとんど抜けた感じ。
昨日はチャリ全休だったことが幸いしたみたい。



正直、日本のコメが恋しくなってきた。
・・・と、言いながら朝飯はガッツリ頂きました。

朝飯をしながら今回のツーリングに先立って
ツアーの仲間がお役立ちのアイデアを教えてくれた。

レストランに置いてある塩。

レストランによく置いてあるスクランブルエッグに振りかける
小袋に入った塩をボトルの水に少量混ぜておくと
ツーリング中の塩分不足の防止に役立つというのだ。

先日のラピナサイクリングマラソンでは塩分不足が
原因と思われる脚の痙攣・攣りに悩まされていました。

サイクリングマラソン中には塩飴を2個なめたのですが
なめるタイミングを逸したこともあってかダメだったみたい。
あらかじめボトルの水に入れておけば常に塩分補給も出来るしやってみよー。



今回走るモンテグラッパってジロ・デ・イタリアなどの
大レースでも使われる難所だということは聞いていました。

ただ実際どれくらい凄いのか?
映像を見たことも無かったので不安な部分もありましたが
それ以上にワクワクもありました。

今回はツアーバスも帯同してくれるらしい。

事前にスタッフさんからは
「今回のコースはなかなかハードです。
現時点で体調が良くないと思った人はツアーを断念してください。

(体力的に)キツいと思ったら
(ツアーバスに)乗っちゃってください。」と話がありました。

全体の距離は90kmほどで最後は10km以上は下りと言うこと
でしたが少しの油断で大ケガの危険性もあるコースらしい。



どんなコースなんだろう?と思いつつ
モンテグラッパ・ツーリングがスタート。

安全第一でいきましょー。



今回走ったコースはこんな感じ。
(↑データ提供はツアーでご一緒したNさん。ありがとうございます!)

イベント前の説明では
「序盤はほぼ平坦。途中から登りが始まるとずっと登り。
最後の10数キロは激しい下り」とのこと。

天候や進捗状況によってはコース変更はアリらしい。



序盤は説明通りの平坦でスタート。


はじめは硬さもありましたが徐々にリラックス。


途中で休憩を入れながら進みます。
今日は平日のはずですが昼間からツーリングしている人が多かったな~。


淡々と走っていましたが


20km過ぎから地味に登り基調になってきました。



30kmほど走ったところのカフェで休憩。


レッドブルのイエローバージョン。
こんな色のレッドブルは初めて。


ゆったりだったのはここまででした。


35km過ぎから一気に登りモードに突入。


地獄の一丁目に突入した模様。
10%前後の勾配の坂が続きます。



数キロほど登ったところで仲間が待っていてくれました。

先日のサイクリングマラソンでのダメージも残っていたらしく
最年長74歳の大先輩がここで潔くリタイア宣言。

個人的には自分とほぼ同じペースで登ってくれる
仲間の離脱は痛かったのですがツアーは続きます。


それほど登っていないと思っていたのですが
随分登ってきたみたいです。


その後も勾配は緩むことなく登りは続きました。


完全にオイラだけ遅れ始めてしまいました。

後ろで走っていたツアーバスも
オイラの遅すぎる登りにペースを合わせていたせいか
途中でエンストしたりしてました。(苦笑い)

そんなオイラを気遣ってか
仲間の一人がオイラに伴走してくれました。
有り難いやら申し訳ないやら・・・。



焦っても仕方ない。マイペースをキープ。
前を走っていた仲間の姿も見えなくなりました。

淡々と登りを継続していましたが40km過ぎに
勾配18パーセントの激坂が待っていました。
(↑写真は10%すぎくらいの坂。18パーセントはもっと凄かったです。)

がむしゃらにペダルを回して一気に登ろうと思った矢先でした。

・・・がしゃーん。

身体が一瞬、後荷重になった瞬間に
自転車ごと身体がひっくり返ってしまいました。

「しんぼサン、もう(バスに)乗ったほうがいいでしょう」

ここまで伴走してくれた仲間の進言を
受け入れてバスに乗ることにしました。



泣く泣くバスに乗り込んで激坂を数百メートル走ったところで
仲間たちが待っていてくれていました。

・・・あちゃー、超ガックリ。
あと少し頑張れば合流できたのねん。



その後、2、3kmくらいバスに揺られて
・・・この時はメチャ悔しかったし、バスからの風景をみて切なくなった。


その後、スタッフさんが「この先、少し下ります」と言うじゃありませんか。
・・・ここは戦線復帰です。(←お調子者♪)


戦線復帰したのは良かったのですが
途中まで下った時に「実はまだ登りでした・・・」との事で登り継続。

あちゃー、下った坂を登りなおして更に登り。


数キロ走ったところで再びソロで遅れてしまって2度目のバス回収。(涙)



屈辱の2度目のバス回収で心が折れそうになりましたが
バスで数百メートル走ったところで激坂の手押しで歩く仲間を発見。

・・・歩きでもいいんだ。
これはまた頑張るしかないと思いました。

「もう一回行きまーす」と再復帰宣言。

「しんぼサン、ヤバくなったら乗ってくださいね~。
バスを上手く使いながら頑張りましょー」って言われたけど
もう乗らないと心に決めて復帰です。



目の前にはワクワクするような九十九折り。

これを登らずにいれるか。

自転車に乗ったり降りたり・・・でしたが何とか登りを継続。
視界に仲間がいると結構頑張れるもんです。



遥か上に目をやると十字架が見えてきました。
仲間たちがそこで待ってくれているようです。


見下ろすと今まで登ってきた九十九折りが・・・。



何とか仲間が待つポイントまで到着。

いってらっしゃい~♪

オイラが到着して息が整わないうちに
仲間たちは次のポイントを目指してスタートしていきました。
・・・ボクもそのうちスタートしなきゃ。



ここで慌てても仕方ない。
しっかり休憩しておきました。

見下ろせば今まで走った九十九折りが見えます。
これを見ると「もうちょっと頑張ろう」って思えてくるのです。


ボトルの水も切れていたのでガッチリ補給しておきましょう。

ツアーバスって助かるなぁ。


ここら辺の登りもきつかった。


やむを得ず降車して登る仲間が続出。

脚が楽になったら乗る・・・、ヤバくなったら降りる。
それでも上を目指してコツコツと。
登った先には必ず頂があるのだ。


さっき休憩した十字架があったところが
あんなに遠くに見える。


ここに来て勾配はやや緩くなっていました。
何とかペダルを回して



わーい♪
ここ頂上なのかなー?
みんなもニコニコしてるし多分、頂上っぽい。



実はまだゴールじゃなかったみたいですが
とりあえず大きなポイントだったみたいです。(後で知りました(汗))


この時は何も知らずバンザイ~♪(左が自分)


・・・・・下っ腹、出てますよー、俺。(爆)



やったー!終わった~!
下っ腹、出てます。・・・ま、いっか。

仲間も集まって、もう一発ばんざーい。
個人的には一旦、ここで気持ちが切れた感じでした。


みんなホッと安堵の表情。


山に放牧されている牛たち。
なんだかノンビリしていていいなー♪って思いました。



ツーリングを再開すると待ちに待った下りが待っていました。
ここからしばらく続いた絶景は一生忘れないと思う。


数キロ下って・・・


平坦区間に出た時の風景もいい。

いい写真を撮れなかったのが残念なところですが
「アルプスの少女ハイジ」に出てきそうな
長閑な風景がたまりません。


こんな風景を見れるなんて・・・本当に走ってきて良かった。


本来ならビデオの出番なのですが
先日のラピナサイクリングマラソン後に長時間の振動のせいで
ビデオの固定部が割れてしまい自転車に装着できなくなっていました。



この風景もいい。
さっきまでの激坂が嘘みたい。


すっかり心もリラックス。


ツアーの仲間もカメラやスマホで絶景を撮りまくりです。



ツアーバスの添乗員さんに撮ってもらいました。
すっかりモンテグラッパ・ツーリングが終わったような気持ちでした。



・・・が、再び登りが始まりました。


やっぱりまだ終わってなかったのねん。



この辺の道はジロ・デ・イタリアでも使われていたらしいです。


トンネルを抜けると


こりゃまた絶景です。


しばらく登って休憩。


この時点でツアーバスに積んだ自分が持ってきた
2リットル×2本の水を飲みほしていました。

スタッフさんが別に用意してくれていた水を頂くことにしました。



ひぇ~、どこまで(坂は)続くんだろう。
日本の乗鞍岳もきつかった記憶があるけど
こっちは勾配もあるけど距離も長い。・・・なかなかヘビーざんすね。



チョイと心が折れそうな時に凄いモノ見つけた。
よく自転車レースのDVDとかで見かける選手を応援するペイントです!

どの選手を応援したものかは分りませんが
テンション上がります♪


一旦はテンションが上がってペダルを回していましたが
しばらくしてパワーダウン・・・再び手押し。


何とか休憩しているみんなと合流。
スタッフさんがメンバー全員に

もっと上に行くか?
ここで下ってしまうか?を聞いているじゃありませんか。


もちろん全員の意見で「上に!」ということになりました。




みんなが出発したあともしばらく休憩してから出発。

「もうゴール近いよ~!がんばってー!」

戦線復帰してしばらくは「バスに乗りませんか~?」と声掛け
してくれていた添乗員さんでしたが最後は応援してくれました。


常にオイラの後ろでたまにエンストしながら走ってくれていた
ツアーバスがオイラを追い抜いて行った。

・・・あと一息らしい。
もう少し登ればゴールなんだな。



この写真では分りませんが
雲に隠れたところに目的のレストランがありました。

レストランの上から仲間がオイラを見てくれていました。

最後はしっかりペダルを回して
一番ビリでしたが無事にゴール。



よっしゃ!やっと着いたよ~♪


スタートから65km。無事に目的地に到着です。
ゴールした時は何とも言えない心境でした。

ラピナサイクリングマラソンでメディオフォンドは完走したものの
本来の目的だったグランフォンド攻略が叶わず
内心悔しい想いが渦巻いていましたが、吹っ切れた感じがしたのです。


ここまで5リットルほどの水を飲んでいました。
朝一の塩のアドバイスが功を奏してか
脚が攣ったりすることも無く無事にゴールできたのは良かった。

レストランから見える風景はグッド。



食欲も無くてコーラを飲んだ。
普段は飲まないコーラですがメチャ美味かった♪



さっきまで良く見えていた風景が・・・。
天気が変わりやすいみたい。



チャリンコのラックにDOGMAだらけ・・・いいわ~♪
これでもうDOGMA(ドグマ)には乗れないのか~。

ツアーのスタッフさん曰く、
(関係者を除いた)日本人でこのDOGMAでロングライドした一般人は
僕らが初めてじゃないかって言ってた。・・・ちょっと誇らしい気分だ。


さっきまでたちこめていた雲が徐々に抜けてきた。


しっかり休憩して風景を堪能して・・・。
もうお帰りの時間になったみたいです。


ここから一気、ゴールまでは下り&平坦。
安全第一ですよ~!と言いながら案外スピードが出てます。

気を抜いたら確実に事故る。

このツアーで一番集中していたと思います。
坂の途中で一回休憩を入れて坂を下って
市街地に入ってもスピードは落ちません。


山で千切られても待ってくれていましたが
流石に市街地で千切られて迷子になったら
ブーイング確実だろうからオイラも一所懸命ペダルを回しました。



みんな疲れているはずですが時速35km前後のペースで
一気にゴールのBassanoDelGrappaに到着。

みんなメチャ速いわ~。


無事に戻ってこれて良かった。
これはイイ思い出になったわ~。メチャ楽しかった。

一緒に走ったDOGMAもお持ち帰りしたい気持ちにもなったけど
130~140万じゃ手は出ないわな。

これからBassanoDelGrappa観光らしいです。
ここにきて腹が減ってきました。
何か美味しいもの無いかしら~♪




観光のちプール2015/07/15 21:10

楽しかったモンテグラッパ・ツーリングの後は
バッサーノ・デル・グラッパ観光です。


ツアーの仲間と街をのんびり歩きます。


この街はグラッパというブランデーの産地らしい。
あとで知ったのですが自転車メーカー・ウイリエールが創業した地でもあるらしい。

橋から見えるブレンタ川と街の風景が美しい。


メンバーのみんなはブランデーの「グラッパ」に興味があるみたい。
でもオイラは今、グラッパよりもトイレに行きたい・・・。

お店のトイレで無事に用をたしてホッとひと安心。


夜飯代わりにパニーニとコーラを頂いた。
おかげでお腹も満たされてすっかりマッタリ状態。


この街って音楽の街なのかな~。
街の色んなところでライヴやってました。



それにしても暑い。
早くバスに乗ってマッタリしたいですぅ。


バスに乗ったらすっかり意識が飛んでしまいました。


ホテルに戻って一直線でプールへ。
火照った身体にプールは気持ちいい~♪

あぁ・・・、ツアーも明日でおしまいだ。
あっという間のツアーだったけどメチャ楽しかった。




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