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フランス大会、開幕。2015/11/14 20:48

今日はお休み♪
午前中はスーパーに買い物&etc・・・。

午後からは事前に買い込んであったチューハイとつまみを両手に
フィギュアスケートのGPシリーズ・フランス大会のショートプログラムの
様子をチェックしました。


午後のマッタリした時間帯に放送されてはいますが
参加選手はハイレベルの一言。


女子はカナダ大会優勝のグレイシー・ゴールドをはじめ
昨年の世界女王トゥクタミシェワ、ロシアのリプニツカヤに加えて
日本からは村上佳菜子、今井遥が迎え撃つ形。

男子はアメリカ大会を優勝したマックス・アーロン、
カナダ大会を優勝したパトリック・チャンをはじめロシアのマキシム・コフトゥン、
日本からはアメリカ大会2位の宇野昌麿とカナダ大会3位の村上大介が参戦。

女子はゴールドとトゥクタミシェワの両選手が実力通りに
ファイナル行きをアッサリ決めてしまう勢いを感じますし、
男子はアーロン、チャン、宇野の3選手の順位によっては
GPファイナルの出場枠「6」のうち3枠が決まってしまいそうな状況なのです。

これだけのメンバーが集まった大会なのに
この時間帯での放送とは・・・。


まずは女子のショートプログラムの結果から。

1位 グレイシー・ゴールド      73.32
2位 ユリア・リプニツカヤ      65.63
3位 ロベルタ・ロデギエーロ    58.81
4位 村上佳菜子           58.30
5位 エリザベータ・トゥクタミシェワ 56.21
・・・
9位 今井遥              47.87


まずは日本の今井遥。
冒頭の2アクセルは余裕たっぷりのいいスタートだったのに
その後の2つのジャンプで2つ転倒・・・。9位スタート。

念願のグランプリシリーズの表彰台は今年も無理そうです。
年齢的にも後がなくはないですが、このレベルのままなら
成長著しいジュニア世代に飲み込まれるのも時間の問題でしょう。


続いては同じく日本の村上佳菜子。
冒頭の3フリップはしっかり決めた!
ジャンプ後の「ピタっ!」と止まる動作がいい♪

3トゥーループの2連、2つ目のジャンプは回転不足か。
痛かったが最後の2アクセルが1アクセルになってしまったこと。

女子ショートの場合、
「2回転以上のアクセルジャンプ」を必ず入れなくてはならないので
ここで1回転になってしまった時点でこの要素の得点はゼロ。

・・・痛すぎるぞ、村上っ。

ショートは4位スタート。
3位のロデギエーロ選手との差は僅か0.51点差。
あのアクセルジャンプのミスはデカいなぁ。

今大会に出場している選手では村上選手が
唯一、スピン・ステップの全ての要素で最高レベルの4を獲得。
ジャンプ以外の要素で高いレベルを維持しているだけに残念。

特に最後のステップシークエンスは凄くかっこいい。

頑張りによってはフリーで表彰台も狙える。
あきらめないで頑張ってほしいな。





その反面、頑張っていたのがロシアのリプニツカヤ。
アメリカ大会から衣装も変えてきた。

アメリカ大会で着用していた派手派手でカラフルな衣装は
必要以上に体を大きく見せてもいた。
・・・太ったんじゃねーのと思わせるくらいの膨張色の衣装だった。

でも今回は紺色(?)を基調とした衣装はいい感じ。
リプニツカヤ選手が良かったのは衣装だけじゃなかった。
ジャンプを含めた演技もバッチリ。

途中のジャンプでややバランスを崩す場面もあって
本調子とは言えないけど致命的なミスもなく無事に演技終了。
ショートは65.63点で2位スタート。

昨シーズン途中からのスランプを脱しつつある気配。
それは感じることができた。明日のフリーの出来が楽しみだ。



そんなリプニツカヤ選手を上回る出来だったのが
アメリカのグレイシー・ゴールド。

冒頭の3ルッツー3トゥーループをサラリと決めた!
すげぇー出足だよ、マジで。

ジャンプは3つともしっかり跳んじゃうし、
スピンステップもいい。体の動きがキレっキレっ!体調もいいのだろう。
まだ20歳なのにこの演技は恐るべしだ。

文句のつけようの無い見事な演技。
73.32点!自己ベストを更新する会心の演技で1位スタート。
明日のフリーでどこまでブッチぎるか楽しみ。

余程のことがない限り今大会の優勝&GPファイナル行きは決まりだろう。

昨シーズンはファイナル出場権を得ていたが直前の骨折で
無念のファイナル辞退になっただけに今シーズンへの
意気込みも演技も半端ない。ゴールド選手、恐るべし。


会心!のゴールド選手に対して
女王・トゥクタミシェワの演技は精彩を欠いた。

冒頭の3アクセルは転倒。
3ルッツは両足着氷・・・ダウングレード判定が出てしまった。

後半に用意した3トゥーループの2連はジャンプの間にターンが
入ってしまう痛恨のミスで減点。

3つのジャンプ要素全てで大きなミスが出てしまった。
56.21点・・・女王としては不本意過ぎる5位スタート。

番組の実況の方が
「女王にもファイナル進出のプレッシャーがあるのか・・・」みたいな
ことを言っていたけどオイラはちょっと違うんじゃないかなーと思った。

グランプリファイナルがどうこうじゃなくて
トリプルアクセルを跳ぶというリスクに対するプレッシャーを
感じ始めているんじゃないかなと思う。

トリプルアクセルは
ジャンプに成功すれば大きな得点になる反面、
失敗すれば致命的にもなり得るというプレッシャー。

今年の世界選手権のショートプログラムで
初めてトリプルアクセルを跳んだ頃は(当時のブログ
彼女はまだ「挑戦者」だったようにみえた。

でも今は違う気がする。
トリプルアクセルを跳ぶ「リスク」が
少しずつ身に染みてきたんじゃないかな。

トゥクタミシェワ選手は10年以上に渡ってトリプルアクセルを
飛び続ける浅田選手の強靭なメンタルや
その偉大さに気づき始めたんじゃないかな。


・・・明日のフリーでトゥクタミシェワ選手がどう巻き返すか楽しみです。




続いては男子。

1位 宇野昌麿   89.56
2位 マキシム・コフトゥン  86.82
3位 村上大介   80.24
4位 デニス・テン 80.10
5位 パトリック・チャン  76.10
・・・
7位 マックス・アーロン  72.91


カナダ大会で優勝したパトリック・チャンは不本意すぎる演技。
冒頭4トゥーループ+3トゥーループの予定が2トゥーループのダブルに。
続く3アクセルはお手つきで大減点。

ただ滑らかで美しいスケーティングは相変わらず素晴らしい。
かつての高橋大輔もそうだったけどチャン選手はジャンプが無くても
スケーティングだけで観る者を楽しませてくれる稀有な存在だ。

演技構成点のスケーティング技術で全選手で
唯一の9点台を叩き出したのも頷ける。

不本意過ぎる76.10点。5位スタートになってしまったけど
フリープログラムではカナダ大会のように大いに
盛り返してグランプリファイナル行きを決めてくれるに違いない。


日本の村上大介は最後のジャンプが残念すぎた。
冒頭の4回転サルコウはキッチリ決めた!安定感抜群だ。
続く3アクセルは高さがあってグッド。

しかし残念だったのが後半に入れたコンビネーションジャンプだ。
3ルッツー3ループの予定が3ルッツー1トゥーループに!

始めのルッツの着氷が余裕が無さすぎて
次のジャンプに1トゥーループを入れるのが精いっぱいだったように見えた。


80.24点で3位スタート。


ショートプログラムの自己ベストを叩き出した今年の四大陸選手権に
比べても演技構成点は2点以上も上乗せした。
昨シーズンに比べてもスケートが綺麗になっているように見える。

それだけにあのコンビネーションのミスは痛い。
先日のカナダ大会では見事に決めて12.41点を叩き出したが
今回はミスしたことに加えて出来栄えでも減点されて4.50点に留まった。

その差は8点近く・・・。大技はリスクを伴う典型だ。

コンビネーションのミスが無ければ2位のマキシム・コフトゥン(86.82)すら
超えて首位の宇野昌麿(89.56)に迫れたのでは・・・と思うと
残念すぎてたまらない。・・・本人が一番悔しいのだろうけど。

明日のリベンジに期待しよう。



アメリカ大会で優勝したマックス・アーロンは残念過ぎる演技。
冒頭の4サルコウからのコンビネーションはお手つき、
続く3アクセルは転倒・・・。

後半に入れた3ルッツは綺麗に決めたけど
2つのジャンプ要素でのマイナスが補えず72.91点、7位スタート。

念願のグランプリファイナル行きを決めるには表彰台が必要。
フリーで巻き返せるのか注目です。


日本の宇野昌麿は会心の演技。
冒頭の3アクセルはイーグルからの美しい流れで決めた。
昨年の11月に実戦で初めて3アクセルを跳べるようになった男とは思えない。

先日のアメリカ大会で決められなかった課題の
「後半の4回転」・・・4トゥーループもキッチリ跳んで見せた!
わーぉー!ワンダフルだぜ。

1試合ごとに着実に力を付けてきている。
宇野選手には超えられない壁はない・・・そう思えるような
極めて高い成長力はこの舞台でも如何なく発揮。

最後の3フリップからのコンビネーションもサラリと決めて
残りのステップ・スピンも素晴らしい。完璧。
スコアは89.56点。自己ベストを更新してショートを首位通過だ!


明日のフリーがますます楽しみになった。
マックス・アーロンへのリベンジもそうだけど
あのパトリック・チャンに勝てるかもしれない大チャンスだ。


カザフスタンのデニス・テンはジャンプが不調。
冒頭の4回転で転倒、後半のコンビネーションは後ろが2回転。

演技後のコーチの表情を見ていても
目標はあくまでも来年の世界選手権あたりなのかもしれない。
この人の本領は来年以降見れそうだ。



ロシアのマキシム・コフトゥンは新境地を見せてくれた。
今まで使ったことの無かったロックを演技曲に使ってきた。

Genesisの「I can't dance」に乗っての演技ですが
冒頭の4サルコウー3トゥーループは着氷で乱れた。
続く4トゥーループのソロはお手つき・・・。

序盤から減点が大きいけどジャンプ自体は認定されていたのはラッキー。
最後の3アクセルは綺麗に決めたよ!

今回のコフトゥン選手の演技構成は新鮮だったよ。

最近は得点が1割増しの後半にジャンプを入れるケースが
多いのですがコフトゥン選手はそんな事などお構いなしなのです。

①4サルコウからのコンビネーション。
②4トゥーループの単発
③3アクセル
④からは全てステップやスピンetc・・・。


始めの3つが全てジャンプの要素!
その後は全てステップやスピンばかりと言う極端な構成。
これが結構新鮮だった。

コフトゥン選手はクラシックを使うイメージがあるのですが
ロックも合ってる!・・・と言うかロックの方がカッコイイ。

コフトゥン選手、新境地見せたね~♪

ジャンプでミスはあったものの4回転2発搭載の
新プログラムの威力は抜群だったみたいで86.82点で2位につけた。
明日は首位の宇野選手とのガチ対決だ。


男女ともに楽しみが尽きないフランス大会。
明日のフリーは楽しみだわ~。




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