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「明暗」分かれる2015/12/14 19:56

今夜で無事に夜勤終了。


残業明けでパン屋さんへ。


あ、クリームパン残ってた♪
残りのクリームパン頂きまーす。


これ食べたことなかったので食べてみましょう。

部屋に戻ってパンを食べながら録画しておいた
フィギュアスケートGPファイナルの男女フリーの様子をチェック。

まずは女子のフリーだ。

1位 エフゲーニャ・メドベデワ   222.54(SP1位→)
2位 宮原知子            208.85(4位↑)
3位 エレーナ・ラジオノワ      201.13(2位↓)
4位 アシュリー・ワグナー      199.81(6位↑)
5位 グレイシー・ゴールド      194.79(5位→)
6位 浅田真央             194.32(3位↓)


まずはメドベデワ・・・と言いたい所ですが
日本の宮原選手の表彰台!それも2位とは驚きました!
NHK杯で叩き出した自己ベストを更新する208.85!!!

今年の宮原選手の急成長は驚きの連続です。
昨年の本郷理華選手の成長ぶりもビックリでしたが
今年の宮原選手の急成長・大ブレークぶりはそれを凌ぎます。

今年の春に行われた世界選手権で銀メダルと獲った時も(当時のブログ
驚きましたが今回はそれに増してビックリです!

春の時点では「宮原選手は頑張っても200点前後が限界かな」って
思っていたのですが200点を超えて210点越えも射程に入ったようです。
あの大舞台で大崩れの無い演技をした事は素晴らしい。

本当に素晴らしい。
今回のグランプリファイナルで一番感動したかも。

恐らく気の早いメディアは「女子フィギュアも世代交代か?」などと
騒ぎ出すと思われますが今の段階では「まだまだだよ」と思います。

やはり宮原選手が名実ともに日本のエースと認識されるには
今季から復帰したレジェンド・浅田真央選手よりも
常に高い所に行かないと行けないと思います。

25日からフィギュアの全日本選手権があります。

ここで浅田選手を破って優勝、更に来年3月に行われる
世界選手権で浅田選手を上回る成績で表彰台に乗れば
宮原選手をエースと一定の認識もしくは評価されるのではないでしょうか。

濱田コーチと二人三脚でこれからも僕らをビックリさせてほしいと思います。




急成長を遂げる宮原選手に対して残念だったのが浅田選手。

冒頭の3アクセルはステップアウト。明らかに回転不足。
続く3回転ー3回転の予定が2回転フリップの単発・・・。

2アクセルからのコンビネーションの2つ目が2回転になったり
後半の3連続では最後のジャンプで回転不足になったり
ジャンプで精彩を欠いた印象。

ただ本人が課題としていた3回転ルッツは
ペナルティー無しでサラリと跳んでいた!これは嬉しい。
次の試合、全日本選手権でもこれだけ跳べれば復活は近いと思う。

他の3回転、サルコウやループは普通に跳んでいて
ジャンプ要素は全滅・・・にならずに済んだけど
今回はグランプリファイナルだ。やっぱり痛かった。

トータルスコアが194.32でビリになってしまった。
これだけのスコアで6位とは驚き。
昨年のグランプリファイナルだったら余裕の3位入賞レベルなのだ。

今年のメンバーはそれだけレベルが高いのだ。
史上最高レベルと言っていい。
(ちなみに昨年優勝したロシアのトゥクタミシェワは203.58)

演技後のインタビュー時、顔色がメチャ悪かったの気になった。
NHK杯あたりから気になっていたけど今回はもっと酷い感じ。
体調悪いのかなー。

過去6回出場したグランプリファイナルでは外したことの無い
表彰台を初めて外してしまった現実、それも最下位になった事が
ショックだったに違いない。


今更ですが一年以上ブランクのあった浅田選手が
グランプリファイナルに出場できるとは思っていませんでした。

ところが10月のジャパンオープンでの活き活きとした演技。
GPシリーズ・中国大会で優勝!ビックリでした。
一年以上のブランクを経てもファイナル行きを決めるとは恐るべし。

やっぱり浅田選手は只者ではありません。

更にファイナルのショートで3つのジャンプ要素の内、
1要素で無得点になりながら全体の3位、それも69点台を
叩き出すあたりはさすが浅田選手!と唸ってしまいました。

残念ながらフリーで失点して最下位と言う結果になってしまいましたが・・・。

恐らくこのファイナルの結果を見た一部メディアあたりは
浅田選手をコキ降ろす報道をしそうですがハッキリ言ってジャンプに
関して言えば明らかに2013~14シーズン以上に見えます。

あの2013~14シーズン、ソチオリンピックへ向かうシーズンの
浅田選手のトリプルアクセルは絶不調でクリーンに跳べたのは
あのソチのフリーの一発だけだと記憶しています。

それに比べて今シーズンはアクセルジャンプに関してはいいと思う。

でもルッツジャンプを必要以上に気にしすぎている気がします。
ルッツジャンプのエッヂを気にしすぎて他の演技まで影響が
出ているのでは・・・と思ってしまうのです。

苦手なルッツジャンプを意識してしまうあまり
精神的に委縮してしまっているのではないかと思うのです。

ただこれは浅田選手にとってまだ試練の「序の口」なんだと思う。
これは5月の浅田選手の復帰会見の頃から思っていたことですが
25日から始まる全日本選手権が浅田選手にとって真の試練になると思います。


今シーズン浅田選手が復帰したことで世界のフィギュア界は
活気づいた感がありますが、それは日本のフィギュア界も同様です。

全日本選手権では今回の銀メダルの宮原選手や中国大会で
猛烈な追い上げを見せた本郷理華選手を始めシニアのトップクラスの
選手達がレジェンドたる浅田選手との対決を待ちわびている状態です。

更にレジェンド・浅田選手の復帰はシニアの下のジュニアや
その下のノービスと呼ばれる世代をも刺激しているのです。

今年の全日本選手権にはジュニア世代から
昨年の全日本3位に食い込んだ樋口新葉選手を始め
横井ゆは菜、白岩優奈、坂本香織、新田谷凛、本田真凛、青木祐奈の
7選手の出場が決まりました。

7人ともスペックは高めで甲乙つけがたいメンバーですが
個人的に注目しているのは本田真凛と青木祐奈の2選手です。

本田真凛選手は女優の本田望結の姉で有名ですが
スケートは妹とはケタ違いの実力の持ち主。
今年はジュニアグランプリファイナルにも初出場し3位で表彰台。

宮原知子と同じ濱田コーチについて力をつけているようで
将来を見据えてトリプルアクセルや4回転ジャンプの練習もしているそう。
演技は荒げ刷りな面もありますが近い将来、妹より有名になるでしょう。


もう一人の青木祐奈選手も相当な素材。
彼女の必殺ジャンプは「3回転ルッツー3回転ループ」。

3回転ルッツのあとに3回転のトゥーループは
かつてキム・ヨナの必殺技でしたが今のシニアでは跳んで当たり前。
今や「3ルッツー3トゥーループ」は世界標準。

今のPCにウィンドウズが当たり前なように女子フィギュアで
世界に名乗りを上げたければ3ルッツー3トゥーループは最低限
装備していなければお話にならないのです。

しかし3回転ルッツー3回転ループは
あの浅田選手ですら成功させていない超高難度の大技。

今まで女子ではイリーナ・スルツカヤ、安藤美姫や
ソチ金メダリストのアデリナ・ソトニコワしか成功させていない大技で
彼女は女子選手として史上4人目の成功者になりました。


本田選手も青木選手も表現力と言う面では
シニアのトップ選手に比べればまだまだ・・・の感はありますが
ジャンプに関してはシニアのトップクラスとヒケをとりません。

全日本選手権本番では伸び伸びといいジャンプを見せてほしいと思います。

・・・なんたって彼女たちは年齢的に
18年のピョンチャン五輪に間に合う世代ですから。
「天下獲っちゃうぞー♪」くらいの意気でやってほしいモンです。

随分話が逸れてしまいましたが
全日本選手権での浅田選手の立ち位置が気になります。
最低限、表彰台にいてほしいですがどうなるかわかりません。

現役復帰の時からこんなことは想定内だと思っていたし
彼女の演技の度にハラハラドキドキになるのも分かっていました。

浅田選手は演技構成のレベルが異常に高い為に
いい時と悪い時の「振り幅がデカい」。
超リスクテイクな演技構成なので仕方のないところ。

浅田選手には今回のグランプリファイナルでの失敗を
引きずらずに伸び伸びとジャンプを決めてほしい。

今シーズンが終わって浅田選手にとってグランプリファイナルが
「どん底」であってほしいと心から思ってます。

・・・で、そこから上昇気流に乗って
全日本選手権→世界選手権を制覇して「気の早いメディア」を
ビックリさせてほしいなぁ~とすら思っています。

まずはショートプログラムで3つのジャンプをすべて決めて
80点くらい取って僕らの度胆をぬいてほしいなー。
浅田選手だったら出来る!

その逆はもう見たくありませんが
それも覚悟しておかなくてはならないでしょう。
とにかく浅田選手の目指している場所は凄いところですから。



続いては男子です。

1位 羽生結弦           330.43
2位 ハピエル・フェルナンデス  292.95
3位 宇野昌麿            276.79
4位 パトリック・チャン       263.45
4位 金博洋             263.45
6位 村上大介            235.49


330点越え!羽生選手凄すぎです。

NHK杯で300点越え、322点台を叩き出した時は
まさしく「アゴが外れた」状態になりましたが
今回は凄すぎてどういう言葉で賞賛すればいいか分らないくらいです。

直前に世界王者のハピエル・フェルナンデス選手が
フリーで羽生選手に続く200点越えの超絶演技を披露したあとの
激しいプレッシャーの中で良くぞ!あれだけの演技をしたもんだ。

今回もノーミスの完璧な演技。
ショートとフリーで残念な演技を連発した浅田選手とは正反対。
お互いレベルの高い演技構成にチャレンジして「明暗」が分れた形になりました。

ただ羽生選手の闘いはまだ続きます。
暮れの全日本選手権、そして来年3月に行われる世界選手権。
特に来年の世界選手権では

①「世界王者」の奪回
②選手権日本男子の出場枠「3」の復活

がキーワードになりそうです。

フェルナンデス選手やパトリック・チャン選手も
フリーでは会心の演技をしていましたので
来年の世界選手権では相変わらず強敵として立ちはだかるでしょう。

羽生選手が世界選手権まで今の調子をキープできるのか
ちょっと心配になりますが頑張って欲しいと思います。
昨年減らしてしまった出場枠を再び「3」に戻せるかも楽しみです。

とりあえず羽生選手にはケガなく無事に日本選手権に出場してほしいですね。

エキシビジョンでは4回転ループに挑戦してましたね♪
来シーズンは演技に入れてくるのかな、楽しみ。


あとは宇野選手がシニアデビューシーズンで
グランプリファイナルの表彰台に立ってしまいました!よく頑張った!


いろいろあったグランプリシリーズも終わってしまいました。
残る楽しみは25日から開催される全日本選手権です。

特に女子は浅田、宮原、本郷を中心にジュニア組もぶつかり合って
群雄割拠の激しい女の闘いになりそうです。



あと全く関係ない話ですが
グランプリファイナルの会場のリンクの広告ですが
日本企業多かったなぁ~って思います。

特にスペインのリンクに「有馬記念」の宣伝を貼った
JRAには恐れ入りました。(笑)

スペインで行われた世界大会なのに
何だか日本で行われているような錯覚に襲われました。

ま、どうでもいい話ですけど。





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