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見応えあり!ジュニア世界選手権。2016/03/21 22:09

今朝の体重は129.5キロ。体脂肪率37パーセント。
血圧165-95。脈68。



今日から昼勤務。初日は無事に定時で上がれたので速攻で帰宅。
先日録画していおいたフィギュアスケートの「世界ジュニア選手権」をチェック。
残念ながら男女共にフリーしか見れない・・・出来ればショート・フリー両方見たかったな~。

まずは男子ですがケガで欠場した山本草太に替わって
出場した友野一希選手が自己ベストを更新しての15位。

4回転サルコウが2回転になったりしたけど最後まで滑り切った。
少なくとも全日本の時よりはいいと言う印象。
まだまだ伸びしろはあるぞー。


続いて4回転で転倒、3アクセルが不発など
ジャンプで多くの課題が見つかった宮田大地選手は18位。
ジュニアは今季で卒業。来季からはシニアだ。



中村優選手は12位。
3アクセルは転倒しちゃったけど、成功したジャンプはしっかり跳んでいた。
アクセルの精度アップと4回転を視野に入れて頑張って欲しいな。
まだまだ伸びるポテンシャルはあると思う。


中村選手が12位、友野選手が15位。
日本人上位2人の合計順位が「27」。

合計順位が「13」以内なら来年の日本の出場枠は「3」。
同じく「28」以内なら出場枠が「2」。

・・・と言う事で来年の日本の出場枠は「3」から「2」に減ってしまった。
この世界ジュニア選手権は今後のフィギュアの勢力図を占う意味でも大きい大会だ。
エースの山本草太がいなかったとは言え、この結果は残念の一言。


日本選手だけじゃなく世界にも目を向けてみよう。


優勝したダニエル・サモーヒン選手は
ショート9位からの大逆転優勝だ!

前半に2発、後半に1発、サルコウとトゥーループの4回転を
計3発の4回転を決めてきたぞ!トータルスコアもの236.65。
昨年優勝の宇野昌麿のスコア(232.54)を超えるジュニア世界最高スコアだ。

ショート9位(71.27)からこのスコアと言うのは末恐ろしい。
昨年の金博洋も凄いと思ったけどサモーヒン選手も凄い。
今年の暮れにはもっと世界にその名前が轟いているはずだ。

サモーヒン選手はイスラエル出身の選手として史上初の優勝だ。
今後が楽しみな選手がまた一人現れた。



2位のカナダのニコラス・ナデューも大物感たっぷりだ。

唯一の4回転のトゥーループは両足着氷と残念だったけど
同じカナダのパトリック・チャンを思わせるようなスケールの大きいスケートと
余裕のあるジャンプと演技中の温和な表情が印象的な選手だ。

ショート8位からの2位へ大逆襲を果たした。
この選手は近い将来、カナダを背負う選手になりそうだ。
こりゃー、今後も楽しみだわ。


3位の樋渡知樹選手はアメリカ生まれの日本人だけどアメリカ代表なのだ~。
欠場したネイサン・チェン選手の代打だったけど十分に代打を果たした形になった。

4回転は無いもののジャンプでミスは無いし
スピードも最後まで衰えないぞ~。スタミナあるね~♪
ショート6位から3位で表彰台確保だ。

ただ樋渡選手が残念だったのが3回転ジャンプ3種類を2回ずつ飛んでしまった事。

樋渡選手のジャンプ構成は以下の通り。

①3アクセル+2トゥーループ
②3ルッツ
③3アクセル
④3ループ
⑤3フリップ+1ループ+3サルコウ
⑥3ルッツ+3トゥーループ
3フリップ
⑧2アクセル

ルールではコンビネーションを含めて同一の3回転ジャンプ2種類2つまでなのだ。
残念ながら樋渡選手は3アクセル、3ルッツ、3フリップを2回跳んでしまっていました。
という事で終盤に跳んだ3フリップの2発目はルール上0点になっちゃいました。

これが無ければ十分に銀メダルもあり得ただけに本当に残念。
でも十分存在感は示せたと思う。今後はどうなるか分らないけど
当面は日本同様に層が厚いアメリカ代表として頑張って欲しい。


ショートで1,2位を占めていたロシア勢は残念の一言。
ジャンプのミスで表彰台から転げ落ちてしまいました。
アリエフ、サマリンの両選手は優勝のプレッシャーに負けてしまった
みたいだけどまだまだこれから。

特にアリエフ選手のフリップはちょっとビックリな姿勢から良く跳んだなーって印象。
まだまだ見限れない。



続いては女子。
大会直前に大本命のロシアのポリーナ・ツルスカヤが故障棄権、
更にフリー直前でショート首位・ロシアのアリサ・フィディチキナが負傷棄権。

重苦しい状況での女王争いになったけど本田真凛がやってくれました!
村上佳菜子以来の6年ぶりのジュニア女王だ!ロシアの6連覇を阻んだよ♪

ざっと各選手の演技の感想を少々。

日本の白岩優奈選手はショート8位からのフリーでした。
終盤で回転不足もあったみたいですが大きなミスも無く
見事に滑り切りました。トータル4位フィニッシュ。

表彰台まであと少し・・・で今シーズンを終了。
ショートでのミスが残念ではありましたがシーズンを通じての
安定感は抜群でした。来シーズンに向けて楽しみな一人に変わりはありません。

アメリカのタイラー・ピアーズは全米選手権5位(もちろんシニア)の実力者。
とてもジュニアとは思えない雰囲気の選手。
トリプルルッツ高さがあって良かったねー。


そして日本の本田真凛が登場。
この子、まるで力みが無いわ~。
他の選手と比較してもこんなに力みの無い演技をする子って・・・凄すぎ。

ジャンプ一つを見ても力み無くジャンプ・・・そして着氷も滑らかで自然な流れ。
昨年の全日本選手権(当時のブログ)でも演技途中でそれは感じていましたが
今回のフリーを見て、つくづくそれを実感しました。

特に女子の場合、ジャンプ直前で必要以上に脚を漕いだり
ブンブン振り回して「跳ぶよ、跳ぶよ~!!!」ってオーラが
やたら目に付く子って多いのですが本田選手にはそれがない。

それでいて演技全般に適度なスピード感もあって・・・。
これって他の選手には無い個性だわ~。

そのおかげかフリーで2位の樋口選手と比較してもジャンプ構成は
やや見劣りするものの出来栄えで稼いで技術点のトータルは樋口選手と遜色ないし
流れのある演技のおかげで演技構成点は樋口選手を上回っていました。

今シーズンを見ると本田選手は全般的に安定感という意味では
やや欠けるところもありましたが最後の最後でショート・フリーをノーミスで
決めてきたのは大きい。

これからは徐々に難度の高いジャンプにも挑戦して行って
ますます面白い選手になってほしいですね。


日本のジュニア女王・樋口新葉選手には辛いジュニア選手権になりました。
ジャンプでの転倒が響いてショート5位スタートになった樋口選手。
フリーでは最後まで大きなミスも無く無事に終了。

印象的だったのが冒頭の3ルッツからのコンビネーションがルッツの単に
なっても冷静にその後の演技を進めて最後の2アクセルにしっかりと
3トゥーループを付けてきたあたりは流石だと思いました。

昨年に引き続いての3位。銅メダルです。
演技後のインタビューで悔し涙を少々湛えながら
堂々と受け答えしている姿が印象的。

一昨年の全日本選手権で3位になった時も(当時のブログ
そうだったのですが、この子は泣く度に強くなる子です。

「順位だけじゃないし、試合はこれからもたくさんあると思うし、
ここからがスタートだと思うのでしっかり来年に向けて頑張りたい」

・・・ここからがスタートか。よく言った!樋口選手!
この悔しさをバネにしてますます凄い選手になって欲しいと心から思います。

出来ればプログラムは今シーズンと同じやつで・・・と思うのはオイラだけでしょうか。
ショートの「マンボ・ファンタジー」もフリーの「マスク・オブ・ゾロ」も
樋口選手にピッタリのいいプログラムだったからなぁ。



最後にロシアのマリア・ソツコワ選手。

大会直前、エースのツルスカヤ選手の棄権に
ショート首位のフィディチキナ選手がフリー直前で棄権・・・と言う
トラブル続きで彼女にとっては普通じゃいられない状況での大会になりました。

凄く背が伸びたなぁ~って印象。

以前、たまたま見ていたテレビのバラエティ番組でソツコワ選手が
浅田真央選手の動画をガン見している姿が記憶にあったのです。

昨年まで世界ジュニアはロシア女子の独壇場で
2011年以降、5連覇中なのです。

結果的に最強ロシア女子の期待を一身に集め、
プレッシャーもハンパ無かったとは思いますが
最後まで大きなミスも無く頑張ったと思います。

結果は2位でロシアの連勝を止めてしまいましたが
表彰台は死守しました。

これで世界ジュニアも終了。
今年の世界ジュニアは様々な波乱はあったのですが
その中でも本田選手の優勝は嬉しかったですね。

樋口選手や本田選手はこれから体型の変化やら
いろいろ大変な時期になりますがとにかくケガしないで
頑張って欲しいなと思います。



今シーズンは残り1戦。
31日から始まる世界選手権を残すだけになってしまいました。

日本からは男子は羽生選手と宇野選手、
女子は宮原・浅田・本郷の3トップが世界に挑みます。


男子はスペインのフェルナンデス選手、カナダのパトリック・チャン選手、
中国の金博洋選手など世界の強豪との激突が今から楽しみ。

世界最強の羽生選手を擁する日本ですが
ショート100点、フリー200点越えする選手も続々と現れている中で
一つのミスが致命傷になるので油断はできません。


女子は何と言っても最強ロシアの3トップと
アメリカの3トップの三つ巴の激しい闘いが待っています。

ロシアのメドベデワ、ラジオノワの2選手、
アメリカのゴールド、ワグナーの2選手が強敵になりそうです。

対する日本は世界ランキング1位の宮原知子選手、同4位の本郷理華選手に
浅田真央選手を加えた3人がどういった演技を見せるか楽しみ♪

特に浅田選手は結果次第ではこの世界選手権が
最後になってしまうかもしれないのでしっかり見ておこうと思います。
(浅田選手には表彰台に上って欲しいなぁ)





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