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女子は大混戦2016/04/01 22:55

今日も休みで終日ゴロゴロ。


夜はフィギュアスケート世界選手権をチェック。
今夜は女子のショートプログラムなのだ。


ショートプログラムの結果はこんな感じ。


1位 グレイシー・ゴールド(米)   76.43
2位 アンナ・ポゴリラヤ(露)    73.98
3位 エフゲーニャ・メドベデワ(露)73.76
4位 アシュリー・ワグナー(米)    73.16
5位 エレーナ・ラジオノワ(露)   71.70
6位 宮原知子(日本)         70.72
7位 本郷理華(日本)         69.89
8位 ガブリエル・デールマン(加) 67.38
9位 浅田真央(日本)         65.87
10位 長洲未来(米) 65.74
11位 李子君(中国) 65.39  



レベル高すぎッス。女子。
昨年は70点越えはロシアのトゥクタミシェワ選手だけでしたが
今年は何と宮原選手まで6人もいます。凄すぎだわ。


まずは中国の李子君。

冒頭の3トゥーループ2発のコンビネーションは
力みが無くて綺麗だったし3フリップもサラリと跳んで見せましたし
レイバックスピンからビールマンへの流れもいい。

後半の2アクセルもサラリと跳んで
ステップもスピンも滑らかでいてスピード感も失われていない。
いや~、ベリーグッドざんすよ。

最後までノーミスでパーフェクト。
彼女自身、あまりのデキの良さに感動したのか
目がウルウルしてましたよ。

スコアは65.39!彼女の自己ベスト更新。
「彼女ってこんな凄い選手でしたっけ?」って
言いたくなるくらいに素晴らしかったです。まるで別人みたい。

こりゃー、フリーも楽しみです。
ただこれだけのスコアを叩き出したのですが
11位スタートです。(去年なら5位相当です!)




カナダのガブリエル・デールマンも好演技。
冒頭の3トゥーループ2発のコンビネーションは
2つのジャンプ共に飛距離があってグッド♪

その後の3ルッツ、2アクセルもしっかり跳ぶし、
ステップもスピンもいい。

たまにこの人の演技見るけど
こんなに凄い選手だっけなー?・・・って思うくらい凄い。
彼女の演技に会場はスタンディングオベーションだ♪

さっきの李子君も凄かったけどデールマンも凄い。
スコアは67.38で8位スタート。
このスコアで8位かっ!(去年なら3位相当)

彼女って羽生結弦と同じくブライアン・オーサーの
門下だったのねん。初めて知った。




アメリカ代表の長洲未来はポリーナ・エドモンズが欠場で
繰り上がりで出場することになったようだ。

四大陸選手権の動きが良かったので
世界選手権も出てほしいなぁ~と思っていたけど
本当に出て来るとは思わなかったよ~♪


冒頭の3フリップからのコンビネーションは
2つ目のトゥーループで回転不足だったけど
それほど悪い印象はない。

その後もジャンプもステップもスピンも
ソツなく曲との連動もバッチリ♪
最後は場内総立ち!スタンディングオベーションだ。

65.74で10位スタートでフリーを迎えるようです。
このスコアで10位なの~。改めてビックリです。
(↑昨年なら4位相当ですから~・・・しつこい?)

長洲選手の頑張りは続くアメリカ女子の
大爆発に繋がっていったのが凄かったなぁ。




ここで日本の浅田真央選手が登場!
出番がちょっと早過ぎな~ぃ?と思うけど、
これが彼女の「現住所」な気がする。

冒頭の3アクセルは着氷で乱れたけど
転倒しなくて良かった~って思った。

3フリップからのコンビネーションは
2つ目を3回転でなく2回転のループにしてきた。
このチョイスは良かったんじゃないかなー。

3ループは着氷で乱れたけどしっかり跳んだ。
ジャンプは万全のデキでは無いけど
スピン・ステップが全て最高レベルの4を獲得。

彼女のスピン・ステップは相変わらずイイ。
ベテランの味、炸裂っ!って感じだ。

ジャンプのミスはあったけど65.87で9位スタート。
スコア自体もそれほど悲観するレベルでも無い。
そもそも今年はレベルが高すぎるのだ。



アメリカのアシュリー・ワグナー選手がまた凄い。

冒頭の3フリップからのコンビネーションを含めて
3つのジャンプ要素をノーミスで決めた。

ジャンプはミスしないしスピード感やパワフルさもあり
表情も余裕たっぷり・・・ベテランの味、炸裂です。
演技後の幸せそうな表情も印象的。

スコアは自己ベストを更新する73.16!!!
本人も大興奮の凄いスコアが出ちゃいました。
こりゃ、フリーも期待大ですわ。

会場の盛り上がりもハンパ無い。
いかにもアメリカって感じがいい。




続いては優勝候補のメドベデワ選手。

ジャンプは全て得点1割増しの後半に持ってくる
リスクテイクな演技構成に加えて手を挙げながら
バシバシとジャンプを跳んでくる・・・シニア一年生とは思えん。

3フリップでコンビネーションにする予定が
着氷後のバランスが悪くてコンビネーションに出来なくても
最後のループにしっかりコンビネーションを付けてきた。

何て冷静なんだろう。何をやらせてもソツが無い。
強烈な印象は残らないけど演技を見るたび
「強いな~」って思ってしまう。

演技後のインタビューで
「本来はもっと上手に滑れるので多少の後味の悪さが残ってます」と
演技にまるで満足した様子は無かったけど73.76点。

こんなハイスコアでも3位スタート。
今年の女子はマジでハイレベル過ぎ。



ロシア女子軍団の一人ラジオノワ選手も続いた。

後半に跳んだ3フリップで着氷が乱れたものの
ララ・ファビアンの「♪ジュテーム」に乗って
他の要素は文句なしの演技で71.70点。

彼女はここ1年で8センチ近く身長が伸びたらしい。

1センチ身長が伸びただけでもジャンプが変わると
言われているのに8センチも伸びたら・・・。

ソチオリンピックで団体金メダルに貢献した
リプニツカヤ選手は身体の成長で上手く対応できず
不振に陥り、未だに抜け出せずにいます。

17歳のラジオノワ選手も例外ではなく、
昨年のグランプリシリーズ中国大会では伸び続ける身長に
対応しきれていない様子がアリアリでショートでは58点台と
彼女らしからぬスコアでびっくりした覚えがあります。(当時のブログ

続くロシア大会では見事にそれを克服して優勝。
ショート・フリープログラムで会心の演技後に涙する姿が
印象に残っています。

この調子で見事に成長期を乗り切ったとしたら
ラジオノワ選手はもっと凄いスケーターになるかもしれません。
フリーも注目で。



日本の本郷理華は最高だった!
冒頭の3フリップをバッチリ決めた直後から
メチャいい表情でスピンへ移行。この流れはいい。

更にフライングキャメルスピンからレイバックへの
繋ぎもスムーズでいい。

後半の3トゥーループ2連コンビネーションもバッチリ!
コンビネーションから2アクセルへ移行する間の表情もいい。
2アクセルをサラリと決めて一気にクライマックスへ。

クライマックスのステップもいいけど
表情も活き活きしていて見ている側も楽しくなってくる。
最後の足替えのコンビネーションスピンもいい。
高速スピンから決めポーズもバッチリ!

久しぶりに活き活きした自信がみなぎった本郷選手を見た気がする。
キス&クライでの本郷選手と長久保コーチが
揃って笑顔を見せていたのも嬉しかった。

スコアは中国杯で出した自己ベストを4点以上更新する69.89!
このスコアで7位とは驚き。(昨年であれば2位相当)



日本の女王・宮原知子の「ファイヤー・ダンス」は
相変わらずの安定感で安心して見ていられた。

冒頭の3ルッツー3トゥーループをしっかり決め、
レイバックからビールマンの流れは綺麗だし
「ドヤ顔(笑)」で観客を軽く湧かせてから入る
ステップシークエンスもいい。

ステップを終えて「ドヤ顔2(笑×2)」で
更に観客を沸かせてから
後半のジャンプに突入する演出もいい。

オイラがこのプログラムで一番好きな瞬間は
まさしくこの部分で「ドヤ顔2」から5秒ほどの間の
「まだまだ行きますよー♪」って言う加速感のある振りが好き。

しっかり後半のジャンプを終えてからの
足替えのコンビネーションスピンもいい。
彼女ならではの左右対称の美しい回転が印象的。

あっという間に宮原選手のショートプログラムが終了。
スコアは70.72。しっかり70点越えをしてきた。
この安定感こそが宮原選手の凄さ。6位スタートだ。




アメリカ女王グレイシー・ゴールドも登場だ。

冒頭の3ルッツー3トゥーループをしっかり決めた。
ジャンプを決めたあとの笑顔がステキ♪

スピンをサラリを終わらせた後の3フリップもしっかり。
ジャンプを決めたあとの笑顔がまたステキ♪

オイラが彼女のプログラムで好きなところは終盤のステップだ。
スピード感があってキビキビしていて
グイグイとエッヂの効いたいいステップ。

最後はキレのあるスピンからフィニッシュ!
会場のお客さん総立ちで大興奮!
この人かっこいいわー。

スコアは自己ベストを3点以上更新する76.43!
見事な演技で首位ターンです。




ロシアのポゴリラヤ選手は会心の演技!

冒頭の3ルッツー3トゥーループのコンビはバッチリ!
大きな身体を生かしたスピンもいい。
残りのジャンプもケチの付けようの無いレベル。

終盤のステップはスピード、キレ、力強さに溢れていていい。
ゴールド選手のステップよりもキレキレで良かった。


ポゴリラヤ選手ってこんな凄かったっけ?(本人に失礼ですが)
いつもならジャンプで転倒したり何かしらケチが
ついてしまう印象が強い選手なのです。

昨年のNHK杯のショートでは3回も転倒して
キス&クライで大泣きしていた姿が今でも忘れられません。
当時のブログ

そんなポゴリラヤ選手がこんな凄い演技をするとは。
スコアは自己ベストを更新する73.98で2位スタート。
いや~、未だに信じられませんがこれは事実。

本来、ポゴリラヤ選手ってこういう選手なんだろうなぁ。
それじゃなきゃ~世界大会に頻繁に出場してこれないだろうし。


これで女子ショートプログラムは終了。

ゴールド選手が首位なのはある程度想定出来たけど
ポゴリラヤ選手が2位なのは今回一番のサプライズでしたね。

今回のショートで特に印象に残った選手は
まずはポゴリラヤ選手、中国の李子君、
そして日本の本郷理華の3人。

3人とも想像以上にいい演技してたなぁ。
明後日のフリーがメチャ楽しみ。



ちょっと残念だったのが浅田選手。

アクセルが上手くいかなかったのは本当に残念。
それでも・・・こんな結果でもオイラは浅田選手が
現役復帰してくれたのは嬉しい。

昨年5月の復帰会見から常にこういう結果になるのも
想定内だったし(多くの浅田選手ファンもそう考えていたはず)
いい時と悪い時の振り幅が大きいのも浅田選手なのだ。


ショートプログラムでトリプルアクセルを失敗しても
必ずフリープログラムでもアクセルに挑むのが浅田選手です。

一時期、アクセルが封印されていた事はあったけど
そうでないときは毎度お馴染みでワンパターンだけど
演技冒頭のトリプルアクセルは浅田選手のルーティーンなんです。


ソチオリンピックのシーズンもそうでした。
毎回毎回トリプルアクセルを跳び続けるけどクリーンに
決まることは無くて・・・それでもソチの本番で跳んできました。

メダル候補の大本命と大騒ぎされたソチ五輪では
ショートプログラムでアクセルを大失敗。他のジャンプもミスって
想定外のショート16位スタートになりました。

そんなに失敗するならやらなきゃいいのに・・・と
誰でも思いそうなところですが浅田選手は違いました。

絶体絶命のフリーでも彼女はまるでブレていませんでした。
敢然とトリプルアクセルに挑んできたのです。

その結果、会心のトリプルアクセルを含めた
8つの3回転ジャンプを全て跳んだ浅田選手の
演技とメンタルは全世界の賞賛と涙を誘ったのです。


そんな浅田選手の事ですから明後日のフリープログラムでも
間違いなく冒頭にトリプルアクセルを跳んでくるでしょう。

順位もスコアも他のジャンプもどうでもいい。
せめて冒頭のトリプルアクセルだけでも
キッチリ決めて来シーズンに繋げて欲しいと思います。




↑八神純子「ポーラースター」(1979)






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最強王者が超えられない世界王者の壁。2016/04/02 22:11

今朝の体重は129.5キロ。体脂肪率39パーセント。
血圧170-89。脈68。


今日は昼勤務を終えて部屋に戻ってフィギュアスケートの
世界選手権「男子フリープログラム」の様子をチェック。
今回は事前に情報を入れずに見ることが出来た。


男子フリーの結果はこんな感じ。


1位 ハビエル・フェルナンデス 314.93
2位 羽生結弦            295.17
3位 金博洋             270.99

4位 ミハイル・コリヤダ       267.97
5位 パトリック・チャン        266.75
6位 アダム・リッポン        264.44
7位 宇野昌磨            264.25
8位 マックス・アーロン        254.14




羽生選手、負けちゃったよ。
フェルナンデス選手連覇しちゃったよ~。
まさしくびっくりぽんだわ。


他の選手の様子もまとめて見てみました。


まずはアメリカのマックス・アーロンの
フリー「ブラックスワン」がカッコ良すぎる件。

冒頭の4サルコウー3トゥーループの着氷までカッコ良すぎ!
続く3アクセルー2トゥーループも余裕でクリアー。
その後の3ループの単も超余裕のジャンプ。

スピン・ステップを終えてから後半一発目の
4サルコウが完璧すぎ!更に3アクセルも流れがあって美しい。
この2本のジャンプカッコ良すぎて鳥肌もの♪

この人、本当にマックス・アーロン?って疑いたくなるくらい
本当にカッコよすぎて何だか笑っちゃった。
地元アメリカのお客さんの盛り上がりは最高潮!

地元の観客の大歓声に支えらえて
終盤の3ルッツからの3連コンボをサラリと
決めてからの~2アクセルも綺麗。

コレオシークエンスを終えて最後のジャンプは2アクセル。
ここまで来たらノーミスで行けっ!・・・心からそう思いました。

最後の2アクセルでステップアウトしたけどほぼ完璧!!!
(↑優勝した昨年のスケートアメリカの時と同じ所でミス(涙))

最後のスピンを終えてアーロン選手ガッツポーズ!
地元の観客から大歓声を受けて本人涙目になってます。
・・・・・じーんと来ちゃいました。涙腺緩んだわ~。

スコアは自己ベストを更新する172.86!
トータルスコアは254.14で8位フィニッシュ。



続いてはアメリカ王者アダム・リッポンの
挑戦し続ける魂に痺れまくった件。

今シーズンずっと挑戦を続けてきた4回転ルッツに挑んだ!
シニア一年生・中国の金博洋が次々とルッツ跳びまくっている
その裏でリッポン選手は4回転ルッツを何度も何度も失敗し続けてきた。

転倒なんかは当たり前で運よく着氷しても
ダウングレードのペナルティーを受け続けてきた。
何度挑戦しても常に跳ね返されてきた。

今年の全米選手権でも果敢に挑むも転倒。
しかしその後の演技を完璧に纏めてペナルティーによる
大減点を跳ね除けて全米王者になった。

挑むことを止めない全米王者は
今夜も・・・4回転ルッツに挑んできた。


アウトエッヂから・・・ルッツ!!!
降りた!着氷した!!その瞬間、会場中から大歓声!
「おぉ!」・・・その瞬間、オイラも声が出ちゃいました。

成功したかに思われた4回転ルッツですが残念ながら
回転不足の判定が出てしまいました。

残念ながら史上3人目の4回転ルッツの成功者には
なれませんでしたが、それでも今シーズンで一番綺麗な
4回転ルッツだったと思う。マジで痺れたぜ。

その後3アクセルからのコンビネーションは余裕の着氷。
スピンの後の3ルッツです。

両手を挙げながらの「リッポン・ルッツ」と呼ばれる
3回転ルッツは今日も最高だったぜ。

両手を挙げてあんなに余裕で3回転ルッツをするんだから
4回転ルッツもそのうち跳べそうな気がする。
演技終盤にはリッポン・ルッツからの3連コンビまで披露してくれた。


冒頭で回転不足になってしまった4回転ルッツ以外は
全てノーミスで出来栄えでプラス評価の素晴らしい
ジャンプばかり・・・凄い人だわ。

終盤のコレオシークエンスではお客さん大盛り上がり!
ラストジャンプの3サルコウも完璧に締めた!
最後の高速スピンから会場総立ち!フィニッシュで大歓声!!!


リッポン選手はショート・フリーで自己ベストを更新!
トータルスコアは264.44!6位フィニッシュ。




大興奮の第3グループが終わって
いよいよ最終グループの演技に入ります。ドキドキじゃ。


最終グループの一発目。
ロシアの新星ミハイル・コリヤダは只者じゃない件。

冒頭の4トゥーループが着氷まで超きれい。
3アクセルの単、そして3アクセルからのコンビもサラリと決めた。
ルッツもループもサラリと決めた。

ジャンプから着氷が凄く柔らかくて滑らかだ。
冒頭からジャンプ5要素を完璧にクリアー。こりゃ只者じゃない。
ステップ・スピンを無難にこなすしジャンプもいい。

ジャンプは最後までノーミス。流れもあって綺麗なジャンプだ。
唯一、気になる所があるとすれば連続ジャンプの時に
たまに動きが止まってしまう所が難点と言えば難点かな~。

ショート・フリーをしっかり纏めてトータルスコアは267.97!
世界選手権4位でフィニッシュ!また楽しみな選手が出てきた♪


この大舞台で堂々と滑り切った度胸もいい。
ジャンプも安定感ありそうだし来シーズンあたりは
ロシアの中心選手になっていてもおかしくないな。




続いては日本のエース羽生結弦は
本当に残念すぎる・・・な件。

羽生結弦の今シーズンはハンパ無く素晴らしいものになった。

モチベーションを失いそうなタイミングで
パトリック・チャンが大復活したり、シニア一年生の金博洋が
4回転ルッツを跳んで羽生選手をいい塩梅で挑発してくれたおかげで

闘争本能に火が付いた羽生選手は
史上初のトータル300点越えを始め2度の世界記録更新、
グランプリファイナル3連覇、全日本選手権4連覇・・・

記憶にも記録にも残るシーズンになった。


そんな素晴らしいシーズンの最終戦・世界選手権でも
ショートプログラムで110点台の好スコアを叩き出して
2位以下に12点以上の差をつけてフリーを迎えた。


ここでサラリとフリーの「SEIMEI」を演じれば
2シーズンぶりの世界王者奪還も難しくない雰囲気さえあった。



でも羽生選手は演技構成を変えてきた。
ただでさえ超高難度の演技構成をこの最終戦に・・・だ。
それも疲労の溜まる演技後半の構成を変えてきたのです。


①4サルコウ
②4トゥーループ
③3フリップ
④4トゥーループ+3トゥーループ→4サルコウ+2トゥーループ
⑤3アクセル+2トゥーループ→3アクセル+3トゥーループ
⑥3アクセル+1ループ+3サルコウ
⑦3ループ
⑧3ルッツ





羽生選手の場合、それぞれの演技項目において
技の出来栄え点もほぼ上限一杯まで得点を貰っているため、
同じ演技構成で挑んでもほとんど得点が上がらない事情があります。


そこで更に個々の技の難度を上げて完璧に
演じれば自身が持つ世界記録(330.43)を
超える確率が高まると言う算段なのだろう。

昨年のNHK杯では技の難度を上げた事が功を奏して
前人未到の300点越えを果たした。

次戦のグランプリファイナルでは出来栄え点の
ほぼ上限まで得点を獲得して世界記録を更新した。
その世界記録を更新するには技の難度を上げるしかない。

成功すれば再び誰も見たことの無いハイスコアが
拝める可能性はあるものの、失敗すれば極限にまで
技の難度を上げた分、減点の巨大さもハンパ無いのだ。


まさしく諸刃の剣。


今までのフリープログラムの演技構成ですら
超高難度のハイリスクな構成なのに更に上を狙ってきた。
羽生選手は安住を良しとしない人だ。


昨年のNHK杯で難度を上げてきた時も
「大丈夫かなー」って思ったけど
想像以上の出来で僕らをビックリさせてくれた。

「こんなスコア2度は無いだろう」と思っていたら
グランプリファイナルで世界記録を大幅に塗り替えてきた。

330点越えのスコアを見た時
「この人、大気圏突破しちゃったよ」って思った。

そんな羽生選手が妥協無しの究極プログラムで
また一皮むけようとしてきたのだ。


その結果は以下の通り。


①4サルコウ
着氷時にお手つきで減点。
②4トゥーループ・・・バッチリ成功!
③3フリップ・・・バッチリ成功!

④4サルコウ+2トゥーループ
サルコウで転倒してしまいソロジャンプに・・・。
結果的に冒頭のジャンプをリピートしてしまい大幅減点。

⑤3アクセル+3トゥーループ
美しいコンビネーションを決めた!

⑥3アクセル+1ループ+3サルコウ
3アクセルの着氷で乱れた影響で
3発目のジャンプが2サルコウに・・・。

⑦3ループ
無事に跳んだけど疲れが出ている感が・・・。

⑧3ルッツ
着氷時にお手付きで減点。


自分を超えようと挑んだフリーでしたが報われず。


それでもフリーのスコアは184.61。
トータルスコアは295.17。この時点で暫定1位。

例年ならブッチ切りで優勝できるスコアですが今年は違う。
(ちなみに昨年優勝したフェルナンデス選手のスコアは273.90)

まだ後ろに世界王者のフェルナンデス選手と
元世界王者のパトリック・チャン選手、
そしてまだまだ成長期の金博洋選手が控えているので
全く予断は許さない状況でした。




続いては金博洋が来シーズン以降も目が離せない件。

シニアデビューイヤーで男子フィギュア界の
台風の目になったのは間違いなく中国の金博洋選手。

何と言ってもインパクト抜群なのが4回転ルッツだ。
史上二人目の成功者として歴史に名を刻んだ。
更に4回転ルッツのコンビネーションを初めて決めた男になりました。

グランプリシリーズ中国杯で初めて見た時は鳥肌モノでした。
(↑当時のブログ

金博洋選手の4回転ルッツの成功は男子シングルにおいて
4回転ジャンプの標準化が加速している事を確認できた出来事でした。
世界でトップを狙うなら4回転は無論の事、サルコウや
トゥーループは当たり前に跳ばなくてはならなくなってきましたね。

金選手が頑張りは羽生選手の闘争心に火をつけて
くれたらしくて今シーズンの羽生選手の大活躍の
原因の一つになったと思います。


今シーズンの金博洋選手のプログラムは
ショート2本、フリー4本・・・合計6本の4回転ジャンプを
搭載した鬼プログラムになっています。

ここでもう一つ金選手の偉業ですが
フリープログラムで4本の4回転ジャンプを認定されたのは
金選手が史上初・・・どこまで凄い男なんだろう。


この選手はそのうち5回転すら跳んでしまうそうな
勢いを感じますし楽しみでもあります。

今夜も4回転で2回ほど着氷が乱れたりしましたが
ジャンプ自体はしっかりと4本とも認定されました。
トータルスコアは270.99の3位!

ルーキーイヤーで世界選手権の表彰台に乗ってしまいました。
来シーズンからは金選手が中国の新エースと言う事になりそうです。
今後も金博洋からは目が離せない。




そしてハビエル・フェルナンデス選手の
フリープログラムを見て世界王者だと納得してしまった件。

スペインのハビエル・フェルナンデス選手は
昨年の世界選手権で世界王者になりました。

今年1月に行われた欧州選手権では4連覇を果たしました。
それもショートで100点、フリーで200点越え!
あの羽生結弦選手に続く史上2人目の300点越えを果たしたのです!


ただこの欧州選手権の映像を見たのですが
フリープログラムで転倒、お手つき、ステップアウトなど
ジャンプで3つほどミスがあったのですが

そんなにミスがあって200点越え~?
ちょっと点数盛りすぎじゃないかなー?って思っていました。
どちらにせよ今回のフリーは大注目でした。


冒頭の4トゥーループ。
先日の欧州選手権では着氷後にバランスを崩し
お手つきしてしまったジャンプでしたが

・・・完璧。
飛距離、高さ、着氷後の流れも余裕たっぷり。
こりゃ言うことなしですわ♪

続く4サルコウー3トゥーループを綺麗に決めれば
3アクセルからのコンビネーションも超余裕~♪

ステップ、スピンをサラリと決めてからの~
4回転サルコウは空中で軸がやや傾いたものの
着氷は美しい♪・・・出来栄え3点満点げっと!

3フリップからの3連コンビをバッチリ決めた!
こりゃ、最後までノーミスで行きそうな雰囲気です。

先日の世界選手権で転倒した3アクセルを
キッチリ決めた頃には今年もフェルナンデス選手が
逆転で優勝しちゃうんじゃねーかって思うようになってきました。

余裕のコレオシークエンスに余裕のジャンプ
残りの要素をノーミスでフィニッシュすると
待ちきれない観客がフィニッシュ前から総立ち!

フェルナンデス選手生涯最高とも思える演技で
欧州選手権での課題を見事にクリアーしたノーミス演技への評価は
羽生選手の世界記録(219.48)に迫る216.41!!
トータルスコアは314.93でブッチ切りの逆転優勝!!!


フェルナンデス選手は昨年の世界選手権では
2.46点差の2位から逆転して
2,82点差で優勝したわけですが

今年はショートで12.04点差の2位から
フリーで19.76点差で優勝しちゃうわけですから驚きです。

トータルスコアを見ても昨年の優勝スコアが273.90に対して
今年は314.93と40点以上も上がっています。

この事実はここ1年の間に男子シングルにおいて
4回転ジャンプが更に多く取り入れられて来た証左でもあるでしょうが
羽生選手とフェルナンデス選手・・・同門のライバル2人が
究極にまで鎬を削った結果でもあると思います。


いや~、鳥肌立っちゃったよ。


でも羽生選手は昨年に引き続き悔しい逆転負け。
来年こそはリベンジしてほしいな。

あと思う事はここ数年、4回転ジャンプを跳ぶ選手が
増えてきて演技のダイナミックさが年々増していますが、

それを快く思わない人達によって今後4回転ジャンプの
進化を阻害するような変なルール改正が行われなければ
いいのですが・・・と思ったりしますし危惧するところでもあります。



・・・おっと、あと二人いたのを忘れていたよ。
宇野昌麿選手とパトリック・チャン選手の演技もチェック。


お次は宇野昌麿選手の涙に来シーズンの飛躍を予感した件。

冒頭の4トゥーループからのコンビネーションが
着氷が乱れて4トゥーループの単になってしまったけど
その後の前半のジャンプは完璧でした。

2アクセルからの3連コンボや3ルッツは
本当に力みの無い綺麗ジャンプだったなぁ。

レベル4のスピンやステップを畳みこんでからの~
後半の最初の3ループと3サルコウまでは本当に良かった。

しかし後半に用意した4トゥーループで転倒したのは痛かった。
恐らくは冒頭のトゥーループで付けられなかった
コンビネーションも付けておきたかったと思うんだけど残念だった。

結果的に4トゥーループの単をリピートしてしまって大減点。(涙)

ただ転倒の痛みに耐えながら終盤に
3アクセルと3アクセルからのコンビネーションを
見事に跳びきったのは偉かったと思う。

その後のコレオシークエンスでは
宇野選手の代名詞になった感のある
鮮やかなクリムキンイーグルで場内を湧かせました。

演技後の宇野選手には笑顔はありませんでした。
2つの4回転ジャンプをしっかり決めることが
出来なかったのが余程悔しかったのでしょうか

・・・キス&クライで男泣きです。

普段はあまり感情を出さない選手ですが
流れる涙をぬぐおうともせず、
ただ一点を見つめる姿が印象的でした。


インタビューでは涙ながらに
「やってきたことを自分で否定してしまった気持ち」
と語りましたが、

ぶっちゃけ会場の雰囲気にビビッて自分らしく
頑張り切れなかった・・・と言う所なのでしょうか。


去年の4大陸選手権を思い出しちゃいました。
あの時は超絶の演技で優勝したデニス・テンの直後に
演技して不完全燃焼で泣いちゃっていましたが・・・。

今回はフェルナンデス選手の名演技の直後の雰囲気に
飲まれてしまって自分を出し切れなかったようですが
宇野選手はまた一つ経験を重ねたようです。


涙を見せるたびに強くなっていく宇野選手。


来シーズンは4回転ループを跳んでほしいと思う。
まだ公式戦では誰も決めたことの無い4回転ループを
羽生選手を出し抜いて史上初で決めてほしいと心から思う。

まだまだ伸びしろたっぷりの宇野選手の
来シーズンが今から楽しみだ。



そして最後は
ミスしても存在感が際立ったパトリック・チャン選手の件。

いよいよ世界選手権のトリを飾るのは
かつての世界王者、無敵艦隊、最強王者パトリック・チャン。


冒頭の4トゥーループがすっぽ抜けて3回転になったし
4トゥーループー3トゥーループのコンビでは
壁に激突したり3アクセルが1回転になったり

3フリップも2回転になったりジャンプでのミスが
痛いほど目立ちました。

ただ演技構成点では優勝したフェルナンデス選手に
続く2位になったおかげでトータルで5位でフィニッシュ。


宇野選手にしてもチャン選手にしても
4回転はトゥーループしか跳べませんが健闘していると思います。

特にチャン選手はグランプリシリーズ・カナダ大会や
先日行われた4大陸選手権における大逆転劇は鳥肌ものでした。


特に4大陸選手権で逆転優勝を決めたフリーの演技は
今シーズン見た男子フリープログラムの中でも
3本の指に入る名演技だったと断言します。

金博洋選手が3種類の4回転・4発を駆使したフリーで
ブッチ切りかと思えた四大陸選手権でチャン選手は
4回転トゥーループ2本を使ったプログラムで挑みました。

高度なスケーティング技術に支えられた
川の流れのようなスムーズでありながら力強い演技に加え、
4回転トゥーループを含めたジャンプは全てノーミス。

見ているものの心を奪う好演で逆転優勝したことが
昨日のように思い出されます。(当時のブログ


もしもチャン選手が4回転サルコウとか跳べるようになったら
どうなっちゃうんだろう?って思う事は良くありますが
チャン選手はこれからも自分であり続けるんだろうなぁと思います。



これで男子のフリープログラムは全て終了。


羽生選手2位、宇野選手7位。
合計順位を「13」以内に纏めて来年の世界選手権の
日本の出場枠が「3」で確定!いいね~♪


フェルナンデス選手がトータルスコアで羽生選手に
グッと近づいてきましたね。来年も羽生選手の「よきライバル」で
あり続けてほしいものです。

来シーズンは羽生、フェルナンデス選手を筆頭に
パトリック・チャン、金博洋、宇野昌麿らが絡む展開が
予想されますがジュニアからまた面白そうな選手が出てきました。

今年の世界ジュニアを優勝したダニエル・サモーヒンあたりは
来シーズンにシニアに上がって来たらドキドキですし
日本の山本草太もシニアに上がってくるでしょうから楽しみ。


あとは今シーズン怪我に泣いたデニス・テンや
日本の無良崇人も何をやってくれるか今からワクワクです。




明日は女子フリープログラム。
ショート70点越えが6人もいる大混戦から
誰が抜け出すのか今から楽しみ。

今シーズン中盤から不振に喘ぐ
浅田真央がフリーで復活なるか・・・も気になります。
ショートのスコアから見ると200点越えて来たら嬉しいですね。




↑リベラ「You were there あなたがいるから」






祈り~あなたがいるから

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素晴らしい大会だったわ~♪2016/04/03 23:12

朝一の体重は130キロ。体脂肪率38パーセント。
血圧170-90。脈66。



今日は仕事を終えて部屋に戻って早速女子フリープログラムの様子をチェック。

女子フリーの結果はこんな感じ。

1位 エフゲーニャ・メドベデワ(露)  223.86
2位 アシュリー・ワグナー(米)     215.39
3位 アンナ・ポゴリラヤ(露)      213.69
4位 グレイシー・ゴールド(米)     211.29
5位 宮原知子(日本)          210.61
6位 エレーナ・ラジオノワ(露)     209.81
7位 浅田真央(日本)          200.30
8位 本郷理華(日本)          199.15


まずは浅田真央選手!よく頑張りました!

実は昼飯の時に速報を見ていて最終グループの6人を残して
暫定1位だという事を知って7位以内は確定したな~と
分かってはいましたが、やっぱり7位でしたか~。(笑)

トータルで200点越えの演技だったというので早速見てみました。

冒頭のアクセルは見た目回転不足気味だったものの無事に着氷出来て良かった。
個人的にはこれで十分っ♪よく頑張りました!

続く3フリップー3トゥーループのコンビネーションは2つ目のジャンプが
明らかに回転不足とわかるものでした。

昨年暮れの全日本選手権できっかけを掴んだと思われた3ルッツですが
2回転・・・それもブッチ切りのエッヂエラー。(涙)

後半冒頭の2アクセルー3トゥーループは
やはり2発目のジャンプで回転不足。
まるでソチ五輪のフリーをリプレイで見ているみたいな気分になりました。

ならばここからは・・・!

3サルコウはしっかり跳んだ!
3フリップからの2ループ×2の3連ジャンプは美しい!
最後の3ループもしっかり決めた!

ジャンプに関しては本当にソチ五輪のフリーのリプレイを見ているようだ。

ジャンプを終えてからがまた良かった。

レイバックスピンも綺麗だしステップシークエンスもイイ♪
ツイヅル(くるくる回っちゃうやつ)の美しさは感動的だし
あのイーグルと音楽の調和も素晴らしい。何度見てもいい。

コンビネーションスピンからフィニッシュがカッコイイ!・・・決まった♪


何よりもホッとしたのが演技後の浅田選手の表情でした。
充実感や手応えを掴んだような・・・こりゃいいわ~。
来シーズンも頑張ってくれるかなー・・・期待しちゃいます。



本郷理華選手も抜群でした♪

冒頭の3フリップからのコンビネーションを決めていい表情だ!
演技が進むにつれて表情がどんどん活き活きしていったのには驚いた。

先日のショートプログラムでもそうだったのですが
今夜のフリーも本当にいい表情で滑っていたのが印象的でした。
地元アメリカのお客さんもあの表情に惹き込まれた感がアリアリでした。

これは本郷選手の才能かもしれない。
浅田選手にも宮原選手にもない観客を引き付ける才能だ。

テレビを見ていても本郷選手の活き活きとした表情に惹き込まれた。
これが会場だったらもっと惹き込まれたはずだ。
これからもこれが出来れば彼女はますます活躍するだろう。

現にお客さんたちはすっかり惹き込まれたようで
演技後はスタンディングオベーションで応えていました。

昨年のグランプリシリーズの中国杯の時も凄かったけど
今回はそれに輪をかけたくらい凄かった。

ただ最後のコンビネーションジャンプの
2つ目のジャンプでミスしたのは痛かったかも。

あれが無ければ間違いなく自己ベスト更新の200点越えと
フリープログラムでも130点越えも十分あり得ただけに
あのラストジャンプのミスだけは残念だった。


昨年末の全日本選手権の時に(当時のブログ
「ボストンでは世界最高のリバーダンスを・・・」と
思っていましたがここまで頑張るとは・・・嬉しい限り♪

本郷選手はまだまだジャンプもステップも課題だらけ。(笑)
ただ「課題だらけ」なだけに伸びしろも大きいのです。
そこが浅田選手や宮原選手に比べて楽しみな所でもあります。

ピョンチャンに間に合わないけど北京の頃には
「NO.1」になっているかは分りませんが「オンリーワン」もしくは
「ワンアンドオンリー(唯一無二)」の存在になっている気がします。




浅田選手と本郷選手の頑張りには痺れた。
もう今夜はこれだけでも十分過ぎると思った。


・・・と言う事で最終グループの選手についてはサラっと書いておきますね。

まずはロシアのラジオノワ選手ですが
シーズン通して序盤は伸びの止まらない身長のおかげか?
痛々しいスタートを切りましたが、それを克服するにつれて
抜群の安定感が戻ってきました。

今大会でもそれは健在で210点迫るスコアで6位フィニッシュ。

ただ今シーズンのフリーの「タイタニック」ですが
振り付けと音楽がまるでマッチしていないと思うのはオイラだけかな。

来シーズンはもっといいプログラムと出会って
ますます活躍されることを祈っております。

あとラジオノワ選手と言えばまるで演技とは関係ない話ですが
演技を終えた浅田選手とメドベデワ選手がワイワイ雑談している脇で
話の輪に入れないラジオノワ選手のぶ然とした表情が笑えましたね。

この世代のロシア選手にとって浅田選手はまさにレジェンドな存在らしくて
ラジオノワ選手も浅田選手とワイワイしたかったんだろうけど
メドベデワ選手に浅田選手を独占されてムカついていたのかも知れません。(笑)



続いてはロシアの新女王・メドベデワ選手。

やっちゃいましたね!フリーで世界記録を更新しちゃいました。
あの韓国のレジェンド・金妍児が持っていた世界記録(150.06)を
更新する150.10で逆転優勝しちゃいました。

昨年の世界ジュニアの時に初めて映像を見たときに(当時のブログ
ルッツジャンプのエッヂエラーが残念だなぁ~と思っていましたが
シニアデビューの今年に入って見事に矯正してきたのは驚きでした。

あの浅田選手は未だにルッツのエッヂの矯正が出来ずに
不完全燃焼を続けているのとは対照的とも言えます。

グランプリファイナル、欧州選手権、世界選手権・・・。

あの頃、ルッツのエッヂを矯正さえすれば世界は近いと思いましたが
世界の主要なタイトルを総ナメするとまでは思っていませんでした。
恐るべしロシアの新星・・・もとい超新星・メドベデワ。


このままいけば来シーズンも・・・と思いますが
来シーズンの彼女のライバルは自分自身かと思います。

今シーズン、ラジオノワ選手が苦しんだように
成長期を迎えて身長が急激に伸びるようならジャンプなどの
バランスに著しいズレが生じたりして今シーズンのような
活躍は難しくなる気がしてならないのです。

演技後のインタビューで日本語の歌(?)を披露しておりました。
セーラームーン好きらしい。親日派なのね~♪



日本のエース・宮原知子選手は今夜もパーフェクト。

今シーズンの宮原選手は本当に強くなったなぁ~って思いました。
ミスの少ない極めて精度の高い演技。
日本の選手の中で一番安心して見ていられた選手でした。

昨年2位だった世界選手権。今年はで5位。
表彰台は逃したけれどスコアが凄い。

昨年2位(193.60)に比べると今年は5位でも210.63は見事の一言。

スコアだけを昨年に当てはめると優勝したトゥクタミシェワの
210.36すら上回るハイスコアなのだ。

昨年の世界選手権の頃(当時のブログ
「宮原選手は来シーズン200点越えも視野にいれたな」と
思っていましたが210点越えしてくるなんて・・・。


男子も女子も本当にハイレベルになってきた。

今年は浅田選手がショート・フリーで200点越えをしてきたけど
昨年200点越えをしたのは優勝したトゥクタミシェワ選手だけ。

それを考えれば7位まで200点越えって・・・。
女子も相当凄いことになっていることは数字を見ても明らかだ。



オイラにとってロシアのポゴリラヤ選手のパフォーマンスは
一番驚いたニュースだったかもしれない。

ポゴリラヤ選手は主要な大会には必ずと言っていいほど顔を出す選手。

必ず最強ロシア3人娘の一角として出場するのですが
転倒したりしていいところの無かった選手・・・と言う印象でしたが
今回はまるで違う印象を受けました。

ジャンプ一つ取っても、いつもならジャンプ後に
身体の軸が傾いて着氷後に転倒・・・と言うパターンを良く見てきました。
しかし今回はそれがほとんど見られなかった。

今回のフリーも前半の3連コンビの最後でやや軸が傾いたのが
見られたけどその他のジャンプは安心して見ていられました。

この安定感が本物だとすれば彼女も来シーズンは注目して
見て行かなければならない選手の一人になりそうです。

それにしてもロシアにはどれだけの選手がいるんだろう。


今回参戦しているメドベデワ、ラジオノワ、ポゴリラヤの3選手に加えて
昨年の世界女王・トゥクタミシェワ、ソチ金メダリストのソトニコワにリプニツカヤ・・・。
ジュニアにもツルスカヤ、フィディチキナ、ソツコワ・・・。

女子シングルにおいてロシア軍団は侮れない存在であることには
これからも暫くは変わりはなさそうだ。




残りは地元アメリカの二人。
完全に明暗が分かれました。


まずは「暗」・・・と言っては失礼ですが本当なのでこのままの表現で。
ショート1位のグレイシー・ゴールド選手は本当に残念。

ジャンプでのミスが響いてトータルで去年と同じく4位でフィニッシュ。
力のある選手であることは誰もが認めるところですが
ショートとフリーが纏められない・・・本当に残念。



まるで対称的だったのが同じくアメリカ代表のアシュリー・ワグナー選手。
昨年から使用しているフリープログラムを見事に演じ切りました♪

今年も使ってくれて本当に感謝。
だってこのプログラム好きなんだわ~。
(詳細はこちらのブログで)


何と言っても曲と振り付けのデキがいいフリープログラムで
このプログラムは恐らくワグナー選手史上最強のプログラムになるでしょう。
昨シーズンから使われ続けておりました。

フリープログラム2年目の最後の最後で本当に素晴らしい演技。
僕は今回の世界選手権の女子フリーで一番感動したのが
このワグナー選手のフリーですね。

冒頭の2アクセルから最後の3ルッツまで
途中で回転不足になるジャンプもありましたが
そんな事が気にならないくらい素晴らしいプログラム。

特に最後の3ルッツを見事に跳んでからの~♪
コレオシークエンスの部分で涙腺がかなり緩みました。
本当にいいもの見せてもらいました。

演技を終えたワグナー選手と彼女を包む大歓声がたまらない。
本当にスペシャルな瞬間だわ~。

スコアが出た瞬間の大歓声はまるで優勝してしまったような
そう錯覚させるような大歓声でした。
来シーズンは恐らくこのプログラムが見れないと思うとちょっと寂しい。

これで世界選手権が無事終了。
男子も女子も超ハイレベルでしたが特に女子は最後まで気が抜けない
好演技が多かったのが良かったなぁ。



最後に間接的にオリンピックの出場権にもつながる
来年の世界選手権の出場権ですが

宮原選手が5位、浅田選手が7位だったので合計で「12」。
見事に来年の世界選手権出場枠「3」を獲得しました。
(合計順位が13以内なら出場枠「3」獲得)

日本は男子も女子も3枠獲得!
ピョンチャン五輪に向けて世界選手権の出場枠を
男女共に3枠取れたのは大きい。



世界選手権の出場枠の条件は以下のとおり。

出場人数 3枠になる条件2枠になる条件
12ポイント(2位)以下   10ポイント(10位)以下
2合計が13ポイント以下   合計が28ポイント以下
3成績上位の2人に対して
2人の時の計算方法を適用
    成績上位の2人に対して
    2人の時の計算方法を適用



出場枠で残念だったのはお隣の韓国。

韓国から出場していたチェ・ダビンが14位、
パク・ソヨンが18位と振るいませんでした。

2人以上出場した場合、来年の出場枠「2」を確保するには
合計順位が「28」以内でなければならず、これに漏れてしまったようです。


来年の世界選手権、韓国は1枠(女子シングル)になったようです。


来年の世界選手権での成績は翌18年に行われる
平昌五輪の出場枠にも絡んでくるので韓国にとっては死活問題でしょう。

来年の世界選手権1枠から平昌五輪で複数枠を取るのは
今の韓国のシニア選手では正直厳しいと思います。

かつてソチ五輪前年(13年)に行われた世界選手権で
韓国から単独出場で優勝&ソチ五輪出場枠「3」を掻っ攫った(当時のブログ
キム・ヨナさんみたいな存在がいれば話は別だが。

そういう意味でもキム・ヨナ選手って本当に凄いと思う。
韓国の人が今でもキム・ヨナさんを神扱いする気持ちも分かる気がする。
単独出場でノーミスしたメンタルと実際に成績として残すあたりは流石・・・と思う。

あの豪快の3ルッツ―3トゥーループのコンビネーションの印象と共に
2013年の世界選手権の「レ・ミゼラブル」の演技は忘れられない。

正直、今の韓国のフィギュアスケートの成績は低迷気味だけど
かつてのキム・ヨナさんを見てきた4年後の韓国のフィギュア界を
担いそうな人材が男女共にポツポツ出てきている。

ピョンチャンは難しいけど北京の頃には
韓国フィギュア界のパワーもガラリと変わっているだろう。


・・・おっと!話が逸れた。

ショートとフリーも男子も女子も色々な名場面が生れた
2016年の世界選手権が終わりました。

選手達も凄かったけど地元アメリカの観客も良かったと思います。
何だか熱いけど優しい歓声が良かったわ~。
今年の世界選手権は色んな意味で語り継がれる大会になりそうです。





来季もやるみたいだ♪2016/04/04 22:34

朝一の体重は130キロ。体脂肪率39パーセント。
血圧172-95。脈66。


今日は朝からイマイチな空模様。
次の休みまで桜が持ってくれればそれでいい。


残業明けで夜桜。
何とか明後日の休みまでは桜がもってくれそう♪


スーパー経由で部屋に戻ってニュースを見ると
フィギュアスケートの浅田真央選手が現役続行の意向のようだ。

やってくれるんだ~。良かったわ~。
恐らくは来シーズンが彼女のラストシーズンかもしれない。
来シーズンも括目して見届けよ~っと。





面談2016/04/05 22:56

今朝の体重は129.5キロ。体脂肪率38パーセント。
血圧170-90。脈67。


今日は職場で面談があった。

先月の中旬に発表されたリストラに対するもので
なかなか話す機会の無い課長様とお話する機会になった。

戦力外(クビ)になったら、速攻で7月に開催される
「ラ・ピナサイクリングマラソン2016(公式サイト)」のエントリーを
しようと心に決めていた。

このタイミングで溜まりに溜まった年休を使いきってしまおうとすら思っていた。




しかし課長様からは特に戦力外通告も無く
何とか会社で働かせてもらえるらしい。

ただ今の建屋は事実上年内でお終いらしいから
来年早々他事業所への異動はほぼ確実のようだ。

それはそれでいい。

一昨年死んだ親父もそうだったけど
職場の異動は人の幅を広げさせてくれるらしく
いい機会だと思う。

オイラも来年異動するとなれば93年の山梨、
00年のダイハツ自動車へのリストラ出向に続く
3回目の異動となりそう♪

異動先と思われる場所はなかなか旅しようと思わない場所だし
仕事とは言え、そういった場所に長期で滞在できるのはいい。

この年になっても独り身のオイラとしては
そう言った場所で見聞を広げることが出来るのは
有難いことでもあるのだ。

・・・ただ一つ残念と言えばイタリア行きが消えたって事かな。

仮に2020年まで生きていたら、今の職場をクビになっていなければ
褒賞休暇(5日)があるみたいなので、それを使って
イタリアへ参戦しようと思う。




花見とギガマック2016/04/06 18:44

今日は朝からボケーっとしていた。
茂原公園まで花見に行こうかなーってボケーっとしていたら
自転車仲間のリーダーさんから電話が来た。


成田にある「さくらの山公園」の桜がいいらしい。
ちょっと遠いけどクルマで行ってみることにした。



1時間半ほどクルマを走らせて目的地に到着したけど
あまりの混雑ぶりに面を食らった。

駐車場も・・・どこもかしこも激混み。

そのまま帰ることにした。
この公園はクルマよりもチャリで行った方がいいところらしい。


一旦、部屋に戻って徒歩で茂原公園を目指した。


川ぞいの桜もいいなー。


徒歩40分で茂原公園に到着。


桜満開、いいねー。


桜の楽しみ方は人それぞれ。


弁天湖が映す桜もいい。


小島も見えてきた。


平日なのに人が多いなぁ。


家族連れも多かった。


屋台も出ていたので行ってみた。


ここの屋台もオイラにとっては最後になるだろう。


この店だけは行きたかった。


ここのモツ煮、美味いのよ~♪
酒飲んだの久しぶりだ。

先月、元職場の同僚と居酒屋で飲んで以来(当時のブログ)だから
本当に久しぶりだわ~。


あまり飲むと酔いが回ってしまいそうなので1缶だけでやめておいた。



黒豚フランクだってさ。


長いやつ食べてみました。案外うまい。


昨年に引き続き「あゆの塩焼き」にトライ。


店のオッサンが「中は生っぽいところもあるけど
食べることが出来るから安心して・・・」って言っていたけど

想像以上に生っぽかったので外側だけ食べて・・・破棄っ!



この小島も今年で見納めだ。


いい桜だった。晴れていたらもっと良かったかも。


桜を見てから久しぶりにマクドナルドへ。
前回に行ったのは何時か?すら忘れてしまうほど
久しぶりのマクドナルドだ。


横綱・白鵬のツイッターを見て以来、気になっていた
噂のギガビッグマックを頂きに参った次第でございます。


今回はセットで頂くことにしました。(税込1000円)


うーん、食べ応え抜群!
ビーフ4枚ってステキ♪

これはハンバーガーとして食べることが出来る限界の大きさかも知れない。

これ以上大きくなってしまうとハンバーガーとして
食べるのは無理でパンや肉を分けて食べることになってしまうから
この大きさが限界だと思う。


是非、これはレギュラーメニューとして残してほしいな。



食後は桜を見ながらのんびりと・・・


この街に来たのが2000年の秋。


16回目の桜がオイラにとっての最後の桜だ。


来年は別の場所で桜を見ているんだろうと思う。


括目して茂原の桜を見ておいた。

それにしてもいい桜だ。




残念ね~。2016/04/07 15:51

今日も部屋でゴロゴロ。


録画していおいた大河ドラマ「真田丸」をチェック。


攻め寄せる徳川の軍勢を撃退したはいいけれど
信繁(のちの幸村)の奥さんの梅が・・・。


黒木華さん、ここでお終いっすか~・・・残念至極。


黒木さん演じる「梅」と長澤まさみ演じる「きり」との
やり取りは絶妙だっただけにここでいなくなるとは
・・・・・・重ね重ね残念。


黒木さんってあまり知らない人だったけど
今回の梅役を見て興味湧いたなぁ。
もっと長く見ていたかったわ~。




↑「終着駅」中森明菜によるカバー。






「リップヴァンウィンクルの花嫁」配信限定版

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カレー2016/04/08 19:40

今日は朝から職場の自転車仲間のリーダーさんと合流。


ちはら台のユニモの近くにある公園。


ここの桜もいいなぁ。


一杯飲みながらゴロゴロしたら幸せかもしれない。



ユニモからそれほど離れていない所にある
カレー屋「カマル」で昼飯。



久々のナンも美味い!お替りしちゃった♪

部屋に戻って一眠り。
体重は130キロ。体脂肪率40パーセント。
血圧175-90。脈70。

今夜から夜勤だ。ボチボチ行くベー。




卒業っすか2016/04/09 19:02

職場に到着して仕事前に前段取りをしていると
休憩所のテレビがやかましい。




段取りを終えて見てみるとAKBの高橋みなみの卒業公演らしかった。


ようやくAKBから解放されたのねん。お疲れ様でした。

AKBも続々とカリスマ達がいなくなっていきますなぁ。
先日、宮澤佐江も卒業しちゃったし
ますます魅力が無くなっていきますなぁ。

大島優子もいないし宮澤佐江もいなくなった。
今年の総選挙は投票したいメンバーがいなくなっちゃったよ。
博多支店の森保まどかも面白いけど・・・何かが足りない。

あー、つまんねー。

でもこういうグループって新陳代謝が無くなったら
お終いだから仕方ないと言えば仕方ない。




夜勤明けにいつものパン屋で朝飯調達。


一眠りして
体重は129.5キロ。体脂肪率36パーセント。
血圧168-94。脈66。





初勝利っ。2016/04/10 19:56

夜桜っていいわ~。

夜勤前に見る夜桜はちょっと心が和む。


夜勤明けでコンビニで朝飯&夕飯調達。

一眠りして体重は130キロ。体脂肪率38パーセント。
血圧170-100。脈68。

ニュースを見ると今年デビューしたJRA女性騎手の
藤田菜々子さんがようやく中央で初勝利!したらしい。

メディアがチヤホヤしてくれるうちに
中央でも地方でも騎乗機会があれば積極的に
乗って行ってほしいな。

身体はしんどいかもしれないけど新人で
これだけ騎乗機会が与えられる人ってなかなかいない。
乗れるうちに勝ち星も取ればそのうちにG1も乗れるかもしれない。
(中央競馬のG1には中央競馬で通算31勝以上していないと乗れない)

船橋競馬あたりに来たら応援にも行けるのですが・・・。

・・・っつーか、乗りに来てほしい♪
お待ちしてますよ~。






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