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素晴らしい大会だったわ~♪2016/04/03 23:12

朝一の体重は130キロ。体脂肪率38パーセント。
血圧170-90。脈66。



今日は仕事を終えて部屋に戻って早速女子フリープログラムの様子をチェック。

女子フリーの結果はこんな感じ。

1位 エフゲーニャ・メドベデワ(露)  223.86
2位 アシュリー・ワグナー(米)     215.39
3位 アンナ・ポゴリラヤ(露)      213.69
4位 グレイシー・ゴールド(米)     211.29
5位 宮原知子(日本)          210.61
6位 エレーナ・ラジオノワ(露)     209.81
7位 浅田真央(日本)          200.30
8位 本郷理華(日本)          199.15


まずは浅田真央選手!よく頑張りました!

実は昼飯の時に速報を見ていて最終グループの6人を残して
暫定1位だという事を知って7位以内は確定したな~と
分かってはいましたが、やっぱり7位でしたか~。(笑)

トータルで200点越えの演技だったというので早速見てみました。

冒頭のアクセルは見た目回転不足気味だったものの無事に着氷出来て良かった。
個人的にはこれで十分っ♪よく頑張りました!

続く3フリップー3トゥーループのコンビネーションは2つ目のジャンプが
明らかに回転不足とわかるものでした。

昨年暮れの全日本選手権できっかけを掴んだと思われた3ルッツですが
2回転・・・それもブッチ切りのエッヂエラー。(涙)

後半冒頭の2アクセルー3トゥーループは
やはり2発目のジャンプで回転不足。
まるでソチ五輪のフリーをリプレイで見ているみたいな気分になりました。

ならばここからは・・・!

3サルコウはしっかり跳んだ!
3フリップからの2ループ×2の3連ジャンプは美しい!
最後の3ループもしっかり決めた!

ジャンプに関しては本当にソチ五輪のフリーのリプレイを見ているようだ。

ジャンプを終えてからがまた良かった。

レイバックスピンも綺麗だしステップシークエンスもイイ♪
ツイヅル(くるくる回っちゃうやつ)の美しさは感動的だし
あのイーグルと音楽の調和も素晴らしい。何度見てもいい。

コンビネーションスピンからフィニッシュがカッコイイ!・・・決まった♪


何よりもホッとしたのが演技後の浅田選手の表情でした。
充実感や手応えを掴んだような・・・こりゃいいわ~。
来シーズンも頑張ってくれるかなー・・・期待しちゃいます。



本郷理華選手も抜群でした♪

冒頭の3フリップからのコンビネーションを決めていい表情だ!
演技が進むにつれて表情がどんどん活き活きしていったのには驚いた。

先日のショートプログラムでもそうだったのですが
今夜のフリーも本当にいい表情で滑っていたのが印象的でした。
地元アメリカのお客さんもあの表情に惹き込まれた感がアリアリでした。

これは本郷選手の才能かもしれない。
浅田選手にも宮原選手にもない観客を引き付ける才能だ。

テレビを見ていても本郷選手の活き活きとした表情に惹き込まれた。
これが会場だったらもっと惹き込まれたはずだ。
これからもこれが出来れば彼女はますます活躍するだろう。

現にお客さんたちはすっかり惹き込まれたようで
演技後はスタンディングオベーションで応えていました。

昨年のグランプリシリーズの中国杯の時も凄かったけど
今回はそれに輪をかけたくらい凄かった。

ただ最後のコンビネーションジャンプの
2つ目のジャンプでミスしたのは痛かったかも。

あれが無ければ間違いなく自己ベスト更新の200点越えと
フリープログラムでも130点越えも十分あり得ただけに
あのラストジャンプのミスだけは残念だった。


昨年末の全日本選手権の時に(当時のブログ
「ボストンでは世界最高のリバーダンスを・・・」と
思っていましたがここまで頑張るとは・・・嬉しい限り♪

本郷選手はまだまだジャンプもステップも課題だらけ。(笑)
ただ「課題だらけ」なだけに伸びしろも大きいのです。
そこが浅田選手や宮原選手に比べて楽しみな所でもあります。

ピョンチャンに間に合わないけど北京の頃には
「NO.1」になっているかは分りませんが「オンリーワン」もしくは
「ワンアンドオンリー(唯一無二)」の存在になっている気がします。




浅田選手と本郷選手の頑張りには痺れた。
もう今夜はこれだけでも十分過ぎると思った。


・・・と言う事で最終グループの選手についてはサラっと書いておきますね。

まずはロシアのラジオノワ選手ですが
シーズン通して序盤は伸びの止まらない身長のおかげか?
痛々しいスタートを切りましたが、それを克服するにつれて
抜群の安定感が戻ってきました。

今大会でもそれは健在で210点迫るスコアで6位フィニッシュ。

ただ今シーズンのフリーの「タイタニック」ですが
振り付けと音楽がまるでマッチしていないと思うのはオイラだけかな。

来シーズンはもっといいプログラムと出会って
ますます活躍されることを祈っております。

あとラジオノワ選手と言えばまるで演技とは関係ない話ですが
演技を終えた浅田選手とメドベデワ選手がワイワイ雑談している脇で
話の輪に入れないラジオノワ選手のぶ然とした表情が笑えましたね。

この世代のロシア選手にとって浅田選手はまさにレジェンドな存在らしくて
ラジオノワ選手も浅田選手とワイワイしたかったんだろうけど
メドベデワ選手に浅田選手を独占されてムカついていたのかも知れません。(笑)



続いてはロシアの新女王・メドベデワ選手。

やっちゃいましたね!フリーで世界記録を更新しちゃいました。
あの韓国のレジェンド・金妍児が持っていた世界記録(150.06)を
更新する150.10で逆転優勝しちゃいました。

昨年の世界ジュニアの時に初めて映像を見たときに(当時のブログ
ルッツジャンプのエッヂエラーが残念だなぁ~と思っていましたが
シニアデビューの今年に入って見事に矯正してきたのは驚きでした。

あの浅田選手は未だにルッツのエッヂの矯正が出来ずに
不完全燃焼を続けているのとは対照的とも言えます。

グランプリファイナル、欧州選手権、世界選手権・・・。

あの頃、ルッツのエッヂを矯正さえすれば世界は近いと思いましたが
世界の主要なタイトルを総ナメするとまでは思っていませんでした。
恐るべしロシアの新星・・・もとい超新星・メドベデワ。


このままいけば来シーズンも・・・と思いますが
来シーズンの彼女のライバルは自分自身かと思います。

今シーズン、ラジオノワ選手が苦しんだように
成長期を迎えて身長が急激に伸びるようならジャンプなどの
バランスに著しいズレが生じたりして今シーズンのような
活躍は難しくなる気がしてならないのです。

演技後のインタビューで日本語の歌(?)を披露しておりました。
セーラームーン好きらしい。親日派なのね~♪



日本のエース・宮原知子選手は今夜もパーフェクト。

今シーズンの宮原選手は本当に強くなったなぁ~って思いました。
ミスの少ない極めて精度の高い演技。
日本の選手の中で一番安心して見ていられた選手でした。

昨年2位だった世界選手権。今年はで5位。
表彰台は逃したけれどスコアが凄い。

昨年2位(193.60)に比べると今年は5位でも210.63は見事の一言。

スコアだけを昨年に当てはめると優勝したトゥクタミシェワの
210.36すら上回るハイスコアなのだ。

昨年の世界選手権の頃(当時のブログ
「宮原選手は来シーズン200点越えも視野にいれたな」と
思っていましたが210点越えしてくるなんて・・・。


男子も女子も本当にハイレベルになってきた。

今年は浅田選手がショート・フリーで200点越えをしてきたけど
昨年200点越えをしたのは優勝したトゥクタミシェワ選手だけ。

それを考えれば7位まで200点越えって・・・。
女子も相当凄いことになっていることは数字を見ても明らかだ。



オイラにとってロシアのポゴリラヤ選手のパフォーマンスは
一番驚いたニュースだったかもしれない。

ポゴリラヤ選手は主要な大会には必ずと言っていいほど顔を出す選手。

必ず最強ロシア3人娘の一角として出場するのですが
転倒したりしていいところの無かった選手・・・と言う印象でしたが
今回はまるで違う印象を受けました。

ジャンプ一つ取っても、いつもならジャンプ後に
身体の軸が傾いて着氷後に転倒・・・と言うパターンを良く見てきました。
しかし今回はそれがほとんど見られなかった。

今回のフリーも前半の3連コンビの最後でやや軸が傾いたのが
見られたけどその他のジャンプは安心して見ていられました。

この安定感が本物だとすれば彼女も来シーズンは注目して
見て行かなければならない選手の一人になりそうです。

それにしてもロシアにはどれだけの選手がいるんだろう。


今回参戦しているメドベデワ、ラジオノワ、ポゴリラヤの3選手に加えて
昨年の世界女王・トゥクタミシェワ、ソチ金メダリストのソトニコワにリプニツカヤ・・・。
ジュニアにもツルスカヤ、フィディチキナ、ソツコワ・・・。

女子シングルにおいてロシア軍団は侮れない存在であることには
これからも暫くは変わりはなさそうだ。




残りは地元アメリカの二人。
完全に明暗が分かれました。


まずは「暗」・・・と言っては失礼ですが本当なのでこのままの表現で。
ショート1位のグレイシー・ゴールド選手は本当に残念。

ジャンプでのミスが響いてトータルで去年と同じく4位でフィニッシュ。
力のある選手であることは誰もが認めるところですが
ショートとフリーが纏められない・・・本当に残念。



まるで対称的だったのが同じくアメリカ代表のアシュリー・ワグナー選手。
昨年から使用しているフリープログラムを見事に演じ切りました♪

今年も使ってくれて本当に感謝。
だってこのプログラム好きなんだわ~。
(詳細はこちらのブログで)


何と言っても曲と振り付けのデキがいいフリープログラムで
このプログラムは恐らくワグナー選手史上最強のプログラムになるでしょう。
昨シーズンから使われ続けておりました。

フリープログラム2年目の最後の最後で本当に素晴らしい演技。
僕は今回の世界選手権の女子フリーで一番感動したのが
このワグナー選手のフリーですね。

冒頭の2アクセルから最後の3ルッツまで
途中で回転不足になるジャンプもありましたが
そんな事が気にならないくらい素晴らしいプログラム。

特に最後の3ルッツを見事に跳んでからの~♪
コレオシークエンスの部分で涙腺がかなり緩みました。
本当にいいもの見せてもらいました。

演技を終えたワグナー選手と彼女を包む大歓声がたまらない。
本当にスペシャルな瞬間だわ~。

スコアが出た瞬間の大歓声はまるで優勝してしまったような
そう錯覚させるような大歓声でした。
来シーズンは恐らくこのプログラムが見れないと思うとちょっと寂しい。

これで世界選手権が無事終了。
男子も女子も超ハイレベルでしたが特に女子は最後まで気が抜けない
好演技が多かったのが良かったなぁ。



最後に間接的にオリンピックの出場権にもつながる
来年の世界選手権の出場権ですが

宮原選手が5位、浅田選手が7位だったので合計で「12」。
見事に来年の世界選手権出場枠「3」を獲得しました。
(合計順位が13以内なら出場枠「3」獲得)

日本は男子も女子も3枠獲得!
ピョンチャン五輪に向けて世界選手権の出場枠を
男女共に3枠取れたのは大きい。



世界選手権の出場枠の条件は以下のとおり。

出場人数 3枠になる条件2枠になる条件
12ポイント(2位)以下   10ポイント(10位)以下
2合計が13ポイント以下   合計が28ポイント以下
3成績上位の2人に対して
2人の時の計算方法を適用
    成績上位の2人に対して
    2人の時の計算方法を適用



出場枠で残念だったのはお隣の韓国。

韓国から出場していたチェ・ダビンが14位、
パク・ソヨンが18位と振るいませんでした。

2人以上出場した場合、来年の出場枠「2」を確保するには
合計順位が「28」以内でなければならず、これに漏れてしまったようです。


来年の世界選手権、韓国は1枠(女子シングル)になったようです。


来年の世界選手権での成績は翌18年に行われる
平昌五輪の出場枠にも絡んでくるので韓国にとっては死活問題でしょう。

来年の世界選手権1枠から平昌五輪で複数枠を取るのは
今の韓国のシニア選手では正直厳しいと思います。

かつてソチ五輪前年(13年)に行われた世界選手権で
韓国から単独出場で優勝&ソチ五輪出場枠「3」を掻っ攫った(当時のブログ
キム・ヨナさんみたいな存在がいれば話は別だが。

そういう意味でもキム・ヨナ選手って本当に凄いと思う。
韓国の人が今でもキム・ヨナさんを神扱いする気持ちも分かる気がする。
単独出場でノーミスしたメンタルと実際に成績として残すあたりは流石・・・と思う。

あの豪快の3ルッツ―3トゥーループのコンビネーションの印象と共に
2013年の世界選手権の「レ・ミゼラブル」の演技は忘れられない。

正直、今の韓国のフィギュアスケートの成績は低迷気味だけど
かつてのキム・ヨナさんを見てきた4年後の韓国のフィギュア界を
担いそうな人材が男女共にポツポツ出てきている。

ピョンチャンは難しいけど北京の頃には
韓国フィギュア界のパワーもガラリと変わっているだろう。


・・・おっと!話が逸れた。

ショートとフリーも男子も女子も色々な名場面が生れた
2016年の世界選手権が終わりました。

選手達も凄かったけど地元アメリカの観客も良かったと思います。
何だか熱いけど優しい歓声が良かったわ~。
今年の世界選手権は色んな意味で語り継がれる大会になりそうです。





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