映画「関ケ原」 ― 2017/08/29 11:36
今日は久しぶりに映画を観に行きました。
岡田准一主演の「関ケ原」。
タイトルから分かる通り関ケ原の戦いを描いた作品でした。
主演の岡田准一が演じたのが石田三成。
三成最大の敵・徳川家康を役所広司が演じていました。
映画の感想ですが・・・一体、何を伝えたかったんですか?って思いました。
最近の日本の映画によくありがちですが
脚本の練り込みが全然足りない気がします。
裏切りに走った東出昌大演じる小早川秀秋の苦悩の演技も空回り、
三成と直江兼続の関係性もスカスカ・・・。
初芽(有村架純演じる忍者)の存在って一体何?
オイラは原作は知らないけど原作もこんな感じなのかなー。
いや司馬遼太郎あたりがこんな書き方はするまい。
この監督やら脚本は何を伝えたかったんじゃぃ。
基本的に関ケ原の戦いって出てくる人が多すぎて
この戦いを映画にするのは難しいと思う。
近頃の「超大作」にありがちな「まとまりのない」作品がまた一つ生れてしまった。
あとハリウッドでありがちな「善と悪」みたいな構図もウンザリです。
100%の善と100%の悪みたいな単純でスカポンタンな描き方は
如何なものかなーとつくづく思いました。日本映画なんだからさ~。
ただ出演していた俳優たちは頑張ってました。
岡田准一も役所広司もみんなそれぞれの役を見事に務めてました。
特に役所広司さんの役作りは衝撃的。
家康を演じるにあたり、あの太鼓腹を作ってきた辺りは見事。
まさにプロフェッショナル。
あとどうでもいいけど有村架純の佇まいがちょっぴりエロかった。
別にエロいシーンも無かったのですがちょっとエロっぽく見えた。
この人、ちょっと方向性を変えたらもっと奥深い女優さんになったりして・・・。
合戦のシーンの「間」というか「じれったさ」も良かったと思います。
何と!2時間20分ほどの長編でありながら
一度も時計を見なかったのは岡田准一さんをはじめとする
豪華俳優陣の頑張りにおかげだと思います。
・・・・・が、纏まりが無かったよ~。
本当に残念極まりない。
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