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今年の男子シングルは嵐の予感。2017/11/06 19:33

フィギュアスケートのグランプリシリーズ中国大会の様子をチェック。
まずは女子から。


1位 アリーナ・ザギトワ 213.88
2位 樋口新葉 212.52
3位 エレーナ・ラジオノワ 206.82
4位 三原舞依 206.07
5位 本田真凜 198.32
6位 ガブリエル・デールマン 196.83
7位 エリザベータ・トゥクタミシェワ 196.68
8位 李香凝 174.82
9位 チェ・ダビン 165.99





優勝したアリーナ・ザギトワ選手は
ファイナル行きに大きく前進。

ショートでは冒頭のジャンプで転倒で出遅れるも
フリーではほぼノーミス演技。

フリーでは全てのジャンプを疲労が出てくる後半、
得点が1割増しになる後半に入れるという超野心的な構成。
こんな構成でほぼノーミスされたら・・・。

この優勝でファイナル行きの希望は大きく膨らみました。
次戦はフランス大会。強敵はカナダのオズモンドくらいでしょう。
ファイナル行きは濃厚ですね。


樋口新葉選手は本当に惜しい2位。

ショート・フリーともに本当に素晴らしい演技。
特にフリーでの動きは圧巻。

ジャンプはノーミスで切れのある素晴らしいものでしたし
ステップ/コレオシークエンスでの切れのある動きは
思わず見とれてしまいました。

こんな素晴らしい動きはオリンピックまで残しておいて・・・と
言いたくなってしまうくらいの好演技だったと思います。
ショートは70点越え、フリーは140点越え・・・文句なしです。

今、女子シングルにおいては
ショートは70点、フリーでは140点越えは
世界と戦う上での最低条件だと思います。

この2位で樋口選手はロシア大会3位(11p)と
今回の2位(13p)で合計24ポイントを獲得。

ファイナル行き確実・・・とは言い切れない、まさしくボーダー上
ですがファイナル行きへ大きな前進だったと思います。



6位のガブリエル・デールマンはフリーが・・・。

ショートは首位発進だったのに
フリーではジャンプのミスが響いて6位。
でもあの3回転トゥーループの連続ジャンプは素晴らしい。

これでファイナル行きはほぼ無し・・・ということで。
ショート・フリーを纏めるって本当に難しいんですね~。



3位のラジオノワは意地の表彰台もファイナル行きを逃す。

ジャンプで久し振りにいい動きが見れたと思いました。
昨シーズンくらいから本当にジャンプ後の動きが
止まってしまったりして見栄えがいいものではありませんでした。

ただ今回は良かったと思います。
着氷からの流れもあって久しぶりにいい演技が見れました。

意地でもぎ取った表彰台でしたが
2戦トータルで20ポイントでは5年連続の
ファイナル行きはほぼ無理かと・・・。残念ね~。


三原舞依は0.75点差で4位。

ミスらしいミスと言えばショートのコンビネーションの回転不足だけ。
フリーは見事に滑り切った印象でしたが終わってみれば
0.75点差の4位は本当に残念。

三原選手の次戦はザギトワとオズモンドがいるフランス大会。
ファイナルに行くにはこの二人を破って優勝しないといけません。
三原選手には厳しい壁ですが頑張ってね~!


5位の本田真凛は200点に僅かに届かず。

先週のカナダ大会に比べて良くなった・・・というより
本来の状態に戻ったと言った印象。

スピンステップはほとんどレベル4を取っているし
ジャンプでちょっとミスはあったけど
力は出し切ったんじゃないかなーと思う。

とりあえずは全日本に向けて頑張ってください。


7位のトゥクタミシュワ選手は久々に3アクセルみたよ。

フリーでトリプルアクセル跳んできましたね~♪
着氷で乱れて出来栄えマイナスでしたけど
回転自体は認定されたみたいです。

あのミスが無ければ本田選手を抜いて5位だったのに~。





続いては男子です。


1位  ミハイル・コリヤダ 279.38
2位  金 博洋 264.48
3位  マックス・アーロン 259.69
4位  ビンセント・ジョウ 256.66
5位  閻 涵 254.61
6位  ハビエル・フェルナンデス 253.06
7位  田中 刑事 247.17
8位  ケビン・レイノルズ 226.50





4位のビンセント・ジョウは凄いインパクト。

ショートの冒頭4回転ルッツー3回転トゥーループは凄いデキ。
二つ目のトゥーループは両手挙げてましたわ~。
ただフリーでは結構ミスっちゃったみたい。

でもポテンシャルはありそうだし
来年のオリンピックにも出てきそうなんで注目で。


7位の田中刑事はジャンプが随分良くなった気がする。

4回転サルコウ跳んでましたね~♪
ショートは完璧な演技で自己ベストを更新したけど
フリーでは4回転が一発だけになってしまったのが残念。

全日本に向けてがんばってちょ~♪



中国の金博洋はジャンプにミスあったけど2位表彰台。

ジャンプで本来の力が出ていなかった印象。
でもまだシーズン序盤なのでここから調子を
上げて行けばイイ感じなのかなぁ~。

次戦はアメリカ大会でネイサン・チェンと激突です。
他に強そうな相手もいないので無難に行けば
金博洋もファイナル行けそうですね。



優勝したミハイル・コリヤダはファイナル行き一番乗りだ~♪

ショートでは高さのある4回転ルッツを見事に跳んだし
トゥーループからのコンビネーションや3アクセルも見事。
自身初の100点越えも果たしました。侮れないぞ~、この男。

ただフリーではジャンプのミスが多かったけど
ショート2位以下の選手もボロボロだったので
それに救われた側面はあるものの見事に初優勝だ。

その結果、ロシア大会3位(11p)、中国杯1位(15p)で
文句なしのグランプリファイナル行き一番乗りを果たしました。

あの高さのある4回転ルッツは凄いなぁ~、また見たい。




今大会の一番の衝撃は6位のフェルナンデス選手だろう。

あれー、4回転トゥーループが跳べない。
ショートだけでなくフリーでも抜けてしまった。どうしたんだ~?

更にトリプルアクセルでもミスが出た。
ショートでもフリーでもバランスを崩したりしてました。
フェルナンデス選手らしくないミス連発です。

ショート・フリー共にステップ・スピンは全てレベル4を獲得して
底堅さは示せましたがジャンプのミスが大きかった。

6位(5p)では次戦で優勝してもファイナル行きは厳しそう。
あのフェルナンデス選手がこういう結果になるとは・・・。

先日のカナダ大会のパトリック・チャンにしても
今回のフェルナンデスにしても想定外が起こるもんですね~。
今年の男子シングルは嵐の予感です。






International Figure Skating [US] August 2013 (単号)

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