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フランス大会2018/11/25 21:26

今日は仕事を終えてフィギュアスケートのGPシリーズの
最終戦・フランス大会の様子をチェック。


まずは男子から。




1位 ネイサン・チェン       271.58
2位 ジェイソン・ブラウン     256.33
3位 アレクサンドル・サマリン  247.09
・・・
8位 田中刑事           216.32
9位 金博洋             208.89



まずは8位の田中刑事。

とにかくジャンプがイケてない。
4回転は跳べないし、本来ならうまく跳べるトリプルアクセルまで
跳べない・・・ここら辺が田中選手の限界なのかな。

全日本でもこの体たらくなら確実に世界選手権の
「第3の男」は友野一希に奪われることは確実。
全日本での奮起を期待します。


優勝したネイサン・チェンはますます手ごわくなった。

以前ならトリプルアクセルで転倒したり
大幅な減点がありがちだったネイサン・チェンですが
ショート・フリーともにしっかり跳んだ。

フリーではやや着氷が乱れたけどほとんど減点無しで
見事に「課題」をクリアーして見せた。

フリーではリスクオフで4回転のルッツをトゥーループに
してきたけど180点オーバーの好スコア。


とにかく鬼門だったトリプルアクセルにミスが無くなったのは
ネイサン・チェンの大きな本当に大きな進歩だ。

羽生結弦や宇野昌磨、フェルナンデス選手あたりを
みているとトリプルアクセルの安定感は抜群で
それがスコアの底堅さの源泉であるように思える。

もともとチェン選手は4回転ジャンプはアクセル以外の5種類を
操れる才能の持ち主だからファイナル本番でも
相当やりそうな雰囲気だ。マジで侮れない。


ロシアのアレクサンドル・サマリンは残念すぎる3位。

ショートもミス無しフリーは4回転ルッツと
後半の3連続ジャンプでミスがあったけど3位は
低評価すぎやしないだろうか。

何であれだけ頑張って2位になれないんだろう。
既に今シーズンから取り入れられた採点システムの
残念なところが出たような気がする。

ここで2位になれなかったサマリン選手は
惜しくもグランプリファイナル行きならず。
この結果で僅差で韓国のチャ・ジュンファンがファイナル行きを決めた。


2位のジェイソン・ブラウンは出来栄えもらい過ぎじゃねー?

ショートプログラムを96.41で首位発進。
4回転跳ばないでこんなスコア出ちゃうの~?

ショートの2位のサマリンは4回転ルッツ、トゥーループの
2発の4回転とトリプルアクセルをミスなく跳んだのに・・・
それなのに90.86。首位のブラウンと5点以上も差がついている。

美しいスケートをしたブラウン選手を責めるつもりは無いけれど
このスコア差はどう説明すればいいのだ。

フリーにしてもブラウン選手は4回転は跳ばないし
シングルジャンプでダブルアクセルにダブルルッツ・・・。

対してサマリン選手は4回転ルッツとトゥーループを投入した
プログラム(ルッツをお手つき)なのに4回転を跳ばない
ブラウン選手に3点以上及ばない結果になった。

これは良くないよー。
幾らなんでもこんなにリスクオフなプログラムで
上位になれるんだったら・・・新ルールの欠陥を露呈した結果になった。


かつてバンクーバー五輪で4回転を跳ばないライサチェックが
4回転を跳んだ皇帝・プルシェンコを破ったという
あの忌まわしい過去がぶり返しそうで気持ち悪くなってきた。

重ねて言うけどブラウン選手を責めるつもりは無い。
ただこの新採点システムのヤバい所が出たケースになったのは
間違いないところだと思う。




続いては女子。






1位 紀平梨花               205.92
2位 三原舞依               202.81
3位 ブレイディ―・テネル        197.78
4位 エフゲニア・メドベデワ       192.81
5位 スタニスラワ・コンスタンディノワ 189.67
6位 本田真凛               188.61
7位 マリア・ソツコワ            177.59



3位のブレイディ―・テネルはショートのミスが大きかった。

ショートのミスは痛かった。
一発目のルッツは完全にダメダメだったけど
後半のコンビネーションは・・・回転不足の判定が厳しいなぁ~。

フリーでも得点源ともいえるルッツーループと
3連続のコンビネーションで回転不足の判定だ。
これは痛い。お疲れさまでした。


7位に沈んだマリア・ソツコワも回転不足・・・。

ショートもフリーも回転不足に悩まされました。
おまけにフリーでは2発のフリップが2回転に・・・。
あぁ、どうしちゃったのかな~。

ロシア選手権のパフォーマンスも注目しておこう。



6位の本田真凛、フリーのすっぽ抜け2発は痛いわ。

ショートは回転不足はあったものの5位スタート。
表彰台までそれほど得点差も無かったし狙える雰囲気は
あったけどフリーでジャンプのすっぽ抜け2発。

前半のサルコウと後半の得点源の3連コンビのフリップ。

この2つのすっぽ抜けは痛い。
これが無けりゃ―4位通過は有り得ただけに本当に痛い。

ただあの軽やかなジャンプは健在。
あんなに軽やかなジャンプを跳ぶ選手は極めて稀有。
才能はあるのに・・・。



2位の三原舞依はラストのサルコウが明暗を分ける。

とにかく三原選手は頑張った!
ショートは首位に立ってフリーも頑張った。

後半のダブルアクセルートリプルトゥーループでの
回転不足はあったもののとにかく頑張った。


ただ一つ残念だったのが最後のサルコウ。


あれが3回転でなく2回転になったのは本当に残念。


2回転になって出来栄え含めて1.5点。(1.43+0.07)
あれが3回転なら1割増しを付けて4.73点だったものを・・・。
あの最後のサルコウがフツーに3回転なら・・・



僅差で紀平選手に競り勝って自身のGPシリーズ初優勝と
自身初のGPファイナルも決まっていたものを・・・。(涙)
(紀平選手は4位以内でファイナル行き確定でした)


本当にもう・・・三原選手はいい人かよっ。(涙×2)


本当に惜しかった。
三原さんがファイナルを決めていれば
紀平・宮原・坂本・三原の4人・・・史上初の日本選手4人選出!に
なっていただけに・・・マジで惜しかったわ~。


本当にフィギュアスケートってシビアなスポーツだわ。
一つのジャンプのミスが運命を変えるとは・・・。




優勝した紀平梨花は安全運転で2連勝。

ショートではトリプルアクセルがすっぽ抜けてシングルアクセル。
ルール上、ショートでのシングルアクセルは0点。

彼女はショートプログラムで2つのジャンプ要素のみで
2位を確保したらしい。


フリープログラムでは一発目のトリプルアクセルで
回転不足判定を受けて2発目のアクセルを2回転にしてきた。
この状況で機転を利かせて2回転にするなんて落ち着いてる。


シニアデビューイヤーとは思えない。


スピン・ステップではレベルを取りこぼしたりしたけど
ジャンプでの出来栄え点は凄いなぁ~。
演技構成点は全体2位で底堅いし・・・。

紀平選手は見事に2連勝でファイナル行きを決めた。
デビュー年でGPシリーズ連勝は日本人史上初の快挙。

ファイナルではトリプルアクセルの成否がカギになるけど
決まれば優勝も十分にありえそう。楽しみ。



4位のメドベデワは絶不調。

どうしちゃったんだろう。本当にミスが多い。
移籍一年目でまだ環境に慣れてないのかな。
それとも・・・メンタルの面かな。謎だ。

ロシア選手権での奮起に期待。



これでGPシリーズ6戦が終了。


ファイナル行きを決めたのは
男子は羽生結弦、宇野昌磨、ネイサン・チェン、
ミハル・ブレジナ、セルゲイ・ボロノフ、チャ・ジュンファンの6人。

女子はアリーナ・ザギトワ、紀平梨花、宮原知子、
エリザベータ・トゥクタミシュワ、坂本花織、ソフィア・サモドゥロワの6人。



男子は羽生、宇野、チェンの3人にガチ勝負が楽しみ。
女子は紀平梨花とザギトワの激突に期待。


ただし羽生結弦はファイナルに出るかは微妙。
多分、出ないような気がするなぁ。
このまま全日本もパスして世界選手権ぶっつけな雰囲気がします。






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