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これは転換点かもしれない。2019/12/22 23:23

今日は朝から雨だ。

特になにもすることなく一日終了。
夕方からガストに行ってオードブルをゲット。

今日は夕方からフィギュアスケートの全日本選手権
男子フリープログラムを見ていました。


まずは山本草太選手のフリーからチェック。

冒頭のサルコウはステップアウト。
そして鬼門の4回転トゥーループは派手に転倒。

なかなか4回転トゥーループが決められない山本選手ですが
今回は思いっきりチャレンジしてきました。
結果は転倒でしたが来シーズンは成功した姿を見たい。

山本選手にはもっともっといい演技をして
もっともっと僕らをしびれさせて欲しいと思う。

高橋大輔選手が現役復帰を決めた要因の一つが
「2017年の全日本(当時のブログ)での山本の演技」と
語っていたらしいことを荒川静香さんの番組で聞いたことがあります。

山本選手はビジュアルだけを見れば全くフツーな人、
気のいい兄ちゃんみたいな感じですが
ひとたび演技をすれば高橋大輔の心すら震わせる凄い男。

来シーズンに向けてますます頑張ってほしいですね。



そんな山本選手の演技を静かに見届けて
ラストダンスに臨んだのがレジェンド高橋大輔選手。
このシーンだけでもゾクゾクするぜ~。

確かショートプログラムも滑走順が
山本草太⇒高橋大輔だったよなぁ~何だか不思議な感じ。


高橋大輔選手は
先日の超ド派手でイケイケなショートプログラムから一転、
今夜のフリーはしっとりと演じておりました。

感想を一言でいうと「ぶっつけ本番は辛いのぅ~」です。

本来なら西日本選手権で1回演じて
実戦の経験を経て全日本で頑張れれば
最高だったと思うのですが

直前のケガで「練習」ならぬ「試運転」が出来ずに
昨年の全日本選手権からの~ぶっつけで今年の全日本は
やっぱりきつかったみたいっすね。

あの情熱的過ぎるショートプログラムにしても
今回のしっとりなフリープログラムにしても
1回人前で演じる機会があれば・・・と見ている側から見ても悔やまれます。

キス&クライで長光コーチに花束渡すシーンは
涙腺緩んだわ~。もうこのコンビで演ることもないのね~。


でもこの人ってやっぱりスゲーや。
国際大会デビューが2000年!・・・休養はあったけど
20年もシングル選手として頑張ってきたのね~。

確か2000年ってまだ採点ルールが「6点ルール」だったはず。
あの技術点と芸術点でやるやつ。スゲー懐かしいし
そんな時代からやってる人がまだ現役やってるって信じられない。

そんな高橋選手は来年からアイスダンスやるらしい。
これで来年からは大輔さん目当てでもいいから
アイスダンスのファンが増えたらそれはそれでいいですね♪

これからも自由に頑張ってください!
高橋大輔の歴史がまた1ページ・・・。




あ、忘れとったわ。
簡単に順位だけ載っけておきますね。(上位の気になった人だけ~)


1位 宇野昌磨   290.57
2位 羽生結弦   282.77
3位 鍵山優真   257.99
4位 田中刑事   252.44
5位 佐藤駿    246.50
6位 友野一希   244.69
7位 山本草太   220.49
・・・
12位 高橋大輔  204.31



続いては友野一希。

ジャンプミスが目立ったショートから一転、
多少のミスはあったけど決めるところは決めていたので
それほど気にならなかったです。

あのミーシャ・ジーのプログラムと友野選手の相性は抜群ですね!

演技中盤で3回転ループが2回転になった場面が
あったのですが、それを全く不自然に思わせずに演目が続いて行ったのは
ミーシャ・ジーのプログラムの凄さだと思います。

ステップシークエンスの終盤で動作がピタっと止まる場面と
ラストのコレオシークエンスからの決めポーズへの流れが抜群にいい!
メリハリがきっちり作ってあるのもいい。

特に今回は決めポーズと共に友野選手の表情も
神憑っていて・・・ありゃー、お客さんもスタンディングするわな。

この好演技で友野選手はショート11位から総合6位でフィニッシュ。
今回は4回転2種類をしっかり決めてきたのは大きい。
世界選手権行きは厳しいけど四大陸とか出てくれないかなー。

友野選手には是非、ショート・フリーをバッチリ決めて
存在感を改めて示してほしいと思ったりします。


鍵山優真は攻めの演技で表彰台だ!

冒頭の4回転ー2回転のトゥーループのコンビネーションは見事。
3回転ループを挟んでの4回転トゥーループもいい。

その直後に跳んだ
トリプルアクセルからオイラ―⇒3回転サルコウの
3連コンビネーションも素晴らしい。本当にジュニアなのか?

スピンステップを挟んでの後半も順調そのもの。
フリップ⇒トゥーループのコンビネーションも綺麗だし
ルッツもサラリと跳んで最後は・・・トリプルアクセルを跳んできた。

確かジュニアグランプリファイナルの時は
ループだったはずだけど今回はアクセルを跳んできた!
いや~、攻めてるなぁ~。

フリーのスコアは180点越え、トータルスコアは250点越えで
ジュニアだけどシニアの全日本で3位表彰台だ。凄すぎ。


今夜の田中刑事は一味違ったよ。

冒頭の4回転サルコウは本当に綺麗なジャンプ!
続く4回転⇒2回転のトゥーループのコンビネーションもいい!
トリプルアクセルもお手付き直前で堪えたよ~。

ただ後半に予定していた
4回転トゥーループが3回転になったのは残念。
でも今夜の田中刑事はいつもより良かったと思う。

表彰台は鍵山優真に譲ってしまったけど
世界選手権は出れるんじゃないかな~。


佐藤駿は4回転ルッツの転倒は残念。

ショート3位の佐藤駿選手は冒頭に4回転ルッツを準備してきた。
先日のグランプリファイナルでは見事に4回転ルッツを決めて
ジュニアの世界最高記録を更新してきた。

今夜は見事に転倒してしまった。残念だったけどナイスチャレンジ!

ただ佐藤選手が凄いのがこの失敗が無かったかのように
4回転トゥーループ2本を含むそのあとの演技をノーミスで決めてきたところだ。

総合は5位になってしまったけど佐藤選手も凄い。
今後はケガさえ無ければ鍵山選手と共に全日本の表彰台の
常連になることは間違いないと思う。





ここからは現時点でどの日本人も入り込めない
王者と王者の闘いが始まる。

五輪連覇の羽生結弦と全日本3連覇中の王者・宇野昌磨とのガチ対決だ。

先日のショートが終わった時点で首位の羽生選手と
2位の宇野選手との得点差は5点。

フリーの演技構成を見ると羽生選手が準備している4回転は
ループ1本、サルコウ1本、トゥーループ2本の計4本。
その他はトリプルアクセルでのコンビネーションが2本。

宇野選手は4回転はフリップ1本とトゥーループ2本の計3本。
その他はアクセルからの3連コンボとサルコウからの2連。

宇野選手が勝つにはとにかくノーミス。
そして羽生選手が4回転2本くらいミスしてくれないと厳しそう。

ただ羽生選手もファイナルでネイサン・チェンに負けたとはいえ
4回転を5本繰り出した実績もあるので
そんなにミスしたりはしないのかな~とも思ったりする。

・・・と、能書きは程々にして宇野選手の演技をみた。

冒頭の4回転フリップはバッチリ決めた!
4回転トゥーループも決めた。
トリプルアクセルも決めた。・・・いや~、見ている方が緊張するわ~。

ループでお手付き・・・でも減点は最低限だろう。

4回転ー2回転のトゥーループのコンビネーションもしっかり!
サルコウ⇒トゥーループのコンビネーションも決めた。

ただ次のアクセル⇒オイラ―⇒フリップの3連で
最後のフリップ、3回転を予定していたけど1回転になってしまった。
これはちょっと痛い。

ただミスと言えば前半のループのお手付きと
フリップが1回転になったくらいだしスピン・ステップは
全てレベル4を獲得!手堅い!昌磨選手。

フリーは184.86点、トータルで290.57点。

宇野選手、完全復活とは言い難いけど
手堅い演技をしっかりやりきった感じ。
ただキス&クライのランビエールとの雰囲気は和気あいあいでイイ感じ。


最終滑走は五輪連覇のレジェンド羽生結弦。

冒頭は4回転ループ・・・ステップアウトしちゃった!
ちょっと気まずい雰囲気だったものの
4回転サルコウは身体の軸がズレながらも見事に着氷!

これで演技が落ち着くかと思ったけど
スピン・ステップ後のルッツが2回転に・・・。(汗)
更に4回転トゥーループでもステップアウト。

羽生選手、疲れてるのか。

続く4回転トゥーループ⇒オイラ―⇒3回転フリップの
3連コンボでも最後のフリップでステップアウト・・・ヤバい。

何だか様子がおかしいです。

終盤にはトリプルアクセルからのコンビネーションが
2つ跳ばなくてはなりません。・・・跳べるか!?

イーグルから入ったアクセル⇒(3回転)トゥーループは決めたものの
バックアウトカウンターから入ったアクセルでは転倒してしまいました。

それでも羽生選手は演技を続けます。

コレオシークエンスではイナバウアー、
めちゃめちゃシンドイだろうにハイドロブレーディングも
しっかり長めにやってくれました。(涙)

演技後は疲れ切った表情で観客席にあいさつ。

テレビに映る宇野選手と羽生選手の(暫定の)技術点の差が
5点ほど宇野選手の方が上回っていました。
今回の羽生選手はミスも多くて出来栄えは間違いなくマイナス。

昌磨選手、勝ったわ。
昌磨選手、逆転したわ。そう思いました。

しばらくしてから結果が出ましたが
トータルスコアで8点ほど宇野選手が上回って
全日本選手権を4連覇しました。

その瞬間、歓声と悲鳴が合わさった声がテレビから聞こえてきました。

しばらくして宇野選手の優勝インタビューがありました。

「信じられない。僕にも羽生結弦選手にも
他の選手にもまだベストを尽くせる余力ある中で
結果として僕が一番になりましたけど・・・」

インタビューを聞いていて、その通りと思いました。

あと勝因を聞かれて
「ちゃんとコーチが決まったこと」と答え
試合に向けて練習でのコーチの大切さに気付いたとコメントしてました。


一方、羽生結弦選手は

「疲れました」
「弱いです」
「何もないです」

NHK杯⇒中一週⇒グランプリファイナル⇒中一週⇒全日本。
・・・そりゃー、疲れるわ~って思いました。

羽生選手、お疲れさまでした!と思うし
何よりも過密スケジュールでケガしなくて良かったとも思いました。
休養取って世界選手権に向けて頑張ってほしいと思いました。

これで全日本選手権が終わりました。


女子は紀平選手が初優勝。
2位に樋口選手、3位がジュニアの川畑和愛が初表彰台。

男子は宇野選手が4連覇。
2位に羽生選手、3位にジュニアの鍵山優真が初表彰台。
男女それぞれ3位にジュニアが表彰台に乗りました。

今年は特にジュニアで出場した選手たちがアツかったです。
特に男子の鍵山優真と佐藤駿は本当に凄かった。
2人とも4回転トゥーループやトリプルアクセルをサラッと跳んでたし・・・。

特に男子は羽生結弦、宇野昌磨に続く選手が・・・と思っていましたが
鍵山・佐藤の2人が田中刑事や友野一希らシニアの中間層を
ブチ抜く勢いを感じました。

これで羽生選手の勇退のタイミングも近づいてきたのかな。

今回の全日本は日本フィギュアにとって
ある意味「転換点」になったような気がします。

以前から思っていることがあって
羽生選手って、自分の引き際を何処に定めているんだろう?・・・と。

オリンピックも連覇してフツーの選手ならとっくに引退しても
おかしくない実績も積み重ねてきました。

特にソチ五輪のシーズンから平昌五輪シーズンまでは
毎年毎年、羽生選手は死闘を繰り広げてきました。
本当に2013年あたりから毎年毎年ドラマが・・・ハラハラしっぱなし。

正直、平昌五輪を優勝して紫綬褒章や
国民栄誉賞も受賞して引退しちゃうのかなーって思ったら
「この賞とみなさまの期待と共にこれからも進んでいきたい」なんて言うじゃなーぃ。

おまけに「4回転アクセル跳びたい」とか言い出して
この人の探求心と言うかモチベーションの持ち方って
凄まじいなぁ~ってつくづく思ってしまいます。

見てるこちらとしては
いつまでも美しい4回転サルコウや助走なしトリプルアクセルや
ハイドロブレーディングを見ていたい・・・と言う気持ちはあるんですが

羽生選手ももう25歳。
2年後の北京五輪の頃には27歳。
心はアツくても身体が持つのかなー?って思うのです。

来シーズン(2020-21)あたりまでに
4回転アクセルを跳ぶようになってそこら辺りで
現役からフェードアウトしていくんじゃないかなって思ったりするわけです。

多分、北京五輪は出ないんじゃないかなって思うのです。

そんな事を思っていると来年に行われる四大陸選手権や
世界選手権あたりで4回転アクセルにチャレンジしてくるんじゃないかと
思ったりして今からドキドキなのです。


おぉ~、話がめちゃめちゃ逸れてしまった。

とにかく有力選手たちがケガ無く全日本選手権を終えてホッとしました。
来年以降も男子も女子もジャンプの技術革新は進んでいくと思うので
ますます楽しみです。

どの選手もケガしないで頑張ってほしいっす。
来年以降もフィギュアスケートを楽しく見ちゃいますよ~♪








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