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初制覇。2023/12/09 23:17

部屋に戻って夜はフィギュアスケートのグランプリファイナルの男女フリーをチェック。



まずは女子。


5位はアメリカのイザボー・レビト。
今シーズンは身体の重さを感じるようなジャンプが多い。
年齢的に身体が大きくなってきていて、ジャンプに影響しているのではないか。

あと細かい所を言うと彼女のジャンプ前の姿勢が綺麗じゃない。
極端に上半身が前に屈んでいるのは美しくない。
あれが続くとなるとジャンプでの加点もこれ以上のスコアの向上も望めない。

今はアメリカのエースともてはやされているけど
このままだと来年の世界選手権の頃にはイメージが変わってしまうかもしれない。


吉田陽菜は3位入賞!
冒頭のトリプルアクセルをチョイと減点はあったけど無事に跳んだ。
これで勢いが出てジャンプは最後まで大きなミスなし。

スピン・ステップで取りこぼしはあったけど、
最後まで集中を切らさずにやりきって142点台のスコアを叩き出した。
この子、大舞台での度胸も抜群にいい。全日本で大暴れしてほしいかも。



6位の住吉りをんは4回転トゥーループならず。
冒頭の4回転トゥーループはすっぽ抜けてしまったけど、
残りは上手く纏めたんじゃないかな。

スピン・ステップは全てレベル4。
やれることはやったんじゃなかろうか。
いい経験をしたし、全日本では爆発してほしい。


2位のルナ・ヘンドリクスは後半が・・・。
後半のジャンプでのミスが痛い。ルッツが2回転になったのは特に痛いし、
スピン・ステップもレベルを取りこぼしているし・・・これじゃ仕方ない。
ちょっと調子が落ちているような気がする。来年の世界選手権のリベンジを期待します。


ピンザローネは4位。
ミスがあったとすれば冒頭のルッツと2つ目のルッツくらい。
ソツの無い演技。でも面白味も無い。
「演技順にジャンプを跳んでいるだけ」感がミエミエでこれからの選手なのかもしれない。


坂本花織はファイナル初制覇。
冒頭のダブルアクセルは極上。
こんなに堂々と美しいダブルアクセルを跳ぶ選手はなかなかいない。
かつてのアシュリー・ワグナー以上かもしれない。

唯一のミスは前半最後のフリップでステップアウトしたことくらい。
しかし後半のフリップのコンビネーションは美しく決めたし、
最後のループでリカバリーもしたし、最後の決めポーズもしっかり決めた。

終わってみれば2位以下に20点以上の差をつける圧勝。
次は3連覇がかかる全日本へ。




そして男子。


アダム・シャオ・イム・ファはジャンプのミスもあって4位止まり。
全体的にジャンプの軸が傾いていて着氷でミスったりしてました。
冒頭のルッツでは後ろ、サルコウでは前・・・チョイと残念でしたね。

ただし、フリーだけで190点近くまで取っているので凄い。
来年の世界選手権では日本選手の大きな壁になるのは間違いない。
今後も要注目です。



ケビン・エイモズは3度の転倒で自滅。
多分、1発目の転倒からおかしくなっていたので、それが原因か。
ジャンプで3つの転倒は痛い。来年の世界選手権では
アダム・シャオ・イム・ファと共に出てくると思うので、その時は是非リベンジを。



三浦佳生は4回転4発にチャレンジしてきた。
体調不良が伝えられてきていて顔色もマジ良くない感じ。
その中で4回転はループ、サルコウ、トゥーループ×2の4本構成にトライしてきた。

攻めの姿勢の演技が三浦選手の真骨頂。
結果は残念だったけど、暮れの全日本にはつながって行きそうだ。
リベンジは全日本で頑張ってねー。



鍵山優真は冒頭のサルコウ以外は完璧。
冒頭は得点源の4回転サルコウのはずが2回転。
これは見ている方も焦ってしまった。

ただ今シーズンの鍵山選手はますます強くなっているようで
その後、何事も無かったかのように全ての要素を完璧に決めた。
終盤のステップ、本当にスピード感が凄い。

3位に終わってしまったけど、先々に期待を持たしてくれる演技でした。
次は全日本初制覇へ・・・頑張って欲しい。



宇野昌磨はシングルになってしまったアクセルが悔やまれる。
冒頭の4回転ループから4本の4回転はミスは無かったけど、
前半最後のトリプルアクセルが1回転になったのは痛い。

後半の3連で最後のフリップが詰まってしまったのも残念。
ただ全体的にはアクセル以外は綺麗に見えた。



初優勝のイリア・マリニンはまさに「異次元」。
冒頭に4回転アクセルをブチ込んできたけど転倒。
ただその後のリカバリー・・・と言うかジャンプ構成は異次元でした。

鮮やかに4回転ルッツを跳ぶと、
3回転のように4回転ループと4回転サルコウを跳んでしまった。
前半だけで4回転4発・・・ヤバすぎる。

マリニンの4回転祭りはここでは終わらない。
後半に4回転トゥーループを2発投入してきた。
それも両方ともコンビネーション(3連と2連)をブチ込んできた、化け物か。

7つのジャンプ要素の内、6本が4回転。
まさしく「QUAD GOD(4回転の神)」。

個人的に驚いたのが一番最後のジャンプシークエンス。
ルッツ+トリプルアクセル!2つめをトリプルアクセル・・・マジか。
4回転6発のあとにやるなんて・・・宇宙人かもしれん。(笑)

終わってみれば一人だけ300点越えで余裕の優勝。
あれだけの構成を跳んで思ったよりスコアが伸びてないくらいの印象。
ジャンプ以外の演技構成点でスコアが伸び悩んでいるのが原因らしい。

ただ今後、表現力を強化したら無敵になってしまう。
恐るべき19歳。今後からも目が離せない。




これでグランプリシリーズも終了。
これからの楽しみは暮れの全日本と来年3月の世界選手権だ。

まずは2週間後の全日本だ。
男子は宇野と鍵山の一騎打ちムードが濃厚。

世界選手権の枠は3枠。
宇野、鍵山のあとの3人目が誰になるのか?が大注目。
三浦佳生、佐藤駿、山本草太、友野一希・・・誰になるかな~?



女子は坂本花織が3連覇を果たすか?誰が止めるか?に注目が集まる。
体調が戻っていれば三原舞依も侮れないけど、どうだろうか?

日本女子シニア史上初の4回転トゥーループを跳んだ住吉りをんや
グランプリシリーズで調子を上げてきた吉田陽菜も面白い。
他にも樋口新葉や青木祐奈、渡辺倫果、松生理乃らも虎視眈々・・・。

ただ打倒!坂本花織の筆頭はジュニアの推薦枠で挑んでくる島田麻央だろう。
4回転トゥーループとトリプルアクセルをあやつってノーミスで行けば
女王・坂本花織を破る可能性は高い。

・・・っつーか、島田選手には坂本選手を破って欲しい。

島田選手以外で個人的には勝ち負けは別にして
松生理乃と青木祐奈の2名にも注目している。







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