しんぼみつよしの「デブろぐ」

お買い物をして部屋に戻ると再び宅配便。


両親からお菓子が届いた。
バレンタインデーの代わりらしい。ありがとうございまーす。



お菓子を食べながらツール・ド・フランス２０１１のＤＶＤ鑑賞。
全２１ステージの様子をりＤＶＤでチェックした。
注目したのは（懲りずに）トマ・ヴォクレール選手だ。


ランスアームストロングが異次元の強さで6連覇を果たした
2004年のツールから7年ぶりにマイヨ・ジョンヌ（黄色のジャージ）を
着ることになったけど7年前とはまるで違う走りにビックリ。


トップ集団が落車などの影響でタイムを失っていった
影響で第9ステージ終了時に7年ぶりのイエロージャージに
袖を通すことになってからの動きに注目した。


7年前同様に彼がマイヨ・ジョンヌを纏っても
「山岳ステージに入れば勝手に消えていくだろう」と
タカを括っていた（と思われる）実況はほとんど彼には
触れなかったのですが・・・


時にチームの若手ローランのサポートを受けたり
時に独りで帝王コンタドールやシュレク兄弟、エヴァンスら
「総合優勝候補」の有力選手と互角に渡り合いながら
先頭グループを構成する一人となってました。

そんな彼の戦う、「攻める走り」をする姿を見て
実況もその存在を無視することもできなくなっていきました。


例えばステージ１６でコンタドールのアタックに
エヴァンス、シュレク兄弟らとともに見事に対応した
ヴォクレールに対して当初は

「追走は減速したか？ヴォクレール選手が追ってきた」
などとちょっと失礼なアナウンスもあったのですが


そのうちに
「ヴォクレールはいい走りをしてますね」
「ライバルたちは早めに彼を追い払うべきでした」
などとリスペクトする声や

ステージ１７の登りで再びコンタドールが
単独で猛アタックを仕掛けた時にアンディ・シュレクとともに
その後ろに彼がピッタリくっついてくる姿を見て

「何と！ヴォクレールも付いてきています！」
と驚きを声をあげたり・・・と徐々にヴォクレール選手を
認めざるを得なくなります。


そして総合首位をキープしたままで臨んだステージ１８では
「今年で自信をつけて来年は総合優勝も狙えるかも・・・」と

ツール・ド・フランスでは２０年以上途絶えている
フランス人選手による総合優勝を期待するコメントまで
されるようになってました。


この当りのコメントを聞いていると
大相撲で日本人横綱を期待する日本メディアの声と
重なる部分を感じるのは自分だけでしょうか。


やや話はそれましたが
ステージ１８終盤での「マイヨ・ジョンヌを守る」彼の走りは
実況も心を打たれたらしく（僕も心打たれましたが）

「今日一番気を吐いたのはアンディ・シュレクでしたが
ヴォクレールが１０日間総合首位を守りました」と

本来であればレース中盤からのロングスパートを決めた
アンディ・シュレクの素晴らしい走りがもっと称賛されても
いいはずですが話題は完全にヴォクレールになってました。


トマ・ヴォクレール選手は総合４位でした。
恐らく来年のツールでは今年より注目される選手になるでしょう。



そして彼のチームメイトだったピエール・ローラン。
ステージ１９での完勝は見事。
あのコンタドールやサムエル・サンチェスを下しての勝利は
来年以降の活躍を期待させるに十分。楽しみな新人です。


最後に２０１１のツールで総合優勝したエヴァンス選手。
２００７、２００８年のツールで総合２位の有力選手でした。
ＤＶＤではチームのサポートを受けている映像をほとんど
見られないほどソロでの動きが印象的でした。


そんな状態でもトップ集団を引っ張り続けた地道な苦労人。
途中でメカトラブルなどもあったみたいですが
ようやく総合優勝できたのを映像を通じて見ることができて
ちょっとホッとした様な嬉しい気持ちになりました。


インタビューで目をウルウルさせながら
実直で謙虚すぎるコメントをしている姿にちょっと感動。
（これを見たければDVD を買うべし）



そろそろ寝ようっと。明日は自転車乗ろうっと。


・・・と、その前にお菓子のカロリーですが。
カロリーはよくわかりませんが1000キロカロリーはありそうです。
（累計4116キロカロリー）






ツール・ド・フランス2011 スペシャルBOX [DVD]