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映画「思い出のマーニー」2014/07/23 20:50

埼玉のトンカツ屋から戻ってきてから
スタジオジブリの最新作「思い出のマーニー(公式サイト)」を観たいと思って
夜になるのを待って隣町のショッピングモールへ。



夏休み時期に入ったので昼間に行っても人が多すぎて
たまらないと思って夜上映狙いでショッピングモールに到着したのが夜7時半。



ちょっと腹が減ってきた。
これから2時間映画を観るとなると腹が減りすぎちゃいそう
なので夜飯にしちゃうことにしました。

モール内のフードコートでチキンカレーを頂きました。
あまり期待もしていなかったのですが案外美味い。
推定800キロカロリーってところで。
(一日総摂取カロリー2695キロカロリー)



軽くメシをしたあとで映画「思い出のマーニー」を観ました。

今回はWヒロインか・・・・・・。

今回の映画はジブリ映画初のWヒロイン。
Wヒロインと言えば3月に上映が始まって未だに記録ずくめの快進撃を続ける
「アナと雪の女王」もディズニーアニメ初のWヒロインによるものでした。

偶然かもしれないけど日米を代表するアニメスタジオである
スタジオジブリもディズニースタジオも今、転換点を迎えているんだと思う。

ディズニーは伝統的とも言えるお姫様アニメなどのヒット作はあったものの
ストーリーに捻りも無くf2000年代以降、興行収入的に見ても明らかに伸び悩みはあったし
変わっていかねば・・・と言う思いはあっただろうし変化を求めていたんだと思う。

「アナ雪・・・」はディズニーアニメとしては異例のWヒロインにW監督。
おまけに監督の一人は初の女性監督と来たもんだ。

初の女性監督の登用の効果は絶大で従来のディズニー映画から見れば
画期的とも思える「姉妹愛>王子様&お姫様」路線が新鮮だったし
所々にミュージカルな仕掛けを施して最後までリズミカルで飽きの来ない演出も見事だった。



一方、スタジオジブリも一大転機を迎えている。

長年、スタジオを支え続けた巨匠・宮崎駿監督が
長編アニメ制作からの引退を決め、宮崎さんが抜けた巨大過ぎる
「穴」を埋めるべくスタジオ全体で何とかせにゃーって奮闘している最中だ。

今回の「思い出のマーニー」の監督は米林宏昌さん。
「借りぐらしのアリエッティ(2010)」以来、4年ぶりの監督作品です。
宮崎吾朗監督と共にジブリの新世代監督として期待される御仁です。


おまけに今回の作品には宮崎駿も高畑勲も制作に関わっておらず
プロデューサーは若手の西村義明氏・・・まさにジブリの次世代が作った
初めての長編アニメとなりました。


感想を書く前に軽くストーリーを。
今回の映画のヒロインは2人。

一人は杏奈。

札幌から喘息の療養のため、夏休みの間だけ養父母と離れて
海辺の村の老夫婦に預けられた杏奈はですが、札幌の養父母はもちろん
老夫婦にも心を閉ざして自分自身に苛立ちながら無為な時間を過ごします。

そんな杏奈は海辺に一軒の屋敷を見つけます。
「湿っ地屋敷(しめっちやしき)」と呼ばれる誰も住んでいない屋敷でした。
初めて見る屋敷のはずなのに何故か?杏奈には懐かしさを感じるのです。

そこで杏奈はマーニーと言う少女と出会います。
彼女がこの映画の2人目のヒロインですが村の人たちは誰も彼女を知りません。

出会った二人はすぐに意気投合。

海辺の村ではもちろん札幌にいた頃から誰ひとり友達がいなかった杏奈は
心を許しあえる友達が出来た事やマーニーと過ごす不思議な時間や
体験が杏奈の心に少しずつ変化をもたらして行くのですが・・・って話。


映画を観た感想ですが


映画を観る前にパンフレットを読まなくて良かった・・・心からそう思いました。


事前にパンフレットを読んでいたら映画の先が読めてしまって
映画の面白さが相当ディスカウントされていた事でしょう。
この映画を観たい人は事前にパンフレットを読まない事をお勧めします。


マーニーとの出会いで
養い親との軋轢等があって決して他人に心を開こうとしなかった
杏奈の心境や表情が徐々に変わっていく様が良かったし

映画の終盤で様々な謎が解ける瞬間も心地よかった。

あと映像も綺麗でした。(特に背景)
夕暮れの海も村の自然も湿っ地屋敷も
細部までしっかり描かれていて本当に驚きました。

「アナ雪」の美しさとは一味違う映像・・・良かったですよ。

あと「湿っ地屋敷」の雰囲気が良かったですね。
前作の「借りぐらしのアリエッティ」ではアリエッティの家がそうでしたが
ちょっと「秘密基地」みたいな感じが・・・。


しっかりエンドロールまでお客さんを帰らせない仕上げも良かったですね。
前作の「アリエッティ」の時もそうでしたが(当時のブログ
エンドロールが流れても誰ひとり帰る客がいなかったのは良かったです。


ただ一つ気になることが。

(宮崎)吾朗監督もそうなのですが作風が大人しい気がします。
今まで「ダイナミック」な宮崎駿作品を飽きるほど見続けていたせいか
吾朗さんにしても米林さんにしてもやや作風が大人しい感が否めません。
(↑別に作品が悪いって訳じゃないのよー)

吾朗さんや米林さんに加えてもう一人くらい別の個性を持った
監督さんが出てきたら次世代のジブリも面白くなっていくのになぁ・・・と思ったりして。





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