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レジェンドが降りてきた夜。2015/11/06 21:21

幕張からの帰り道でチューハイ♪(写真)


部屋に戻って夜勤明けで一睡もしていなかった事で
襲ってくる睡魔と戦いながらテレビをつける。


フィギュアスケートGPシリーズ・中国大会。
女子ショートプログラムで浅田真央が復帰するのだ。


これは絶対見ておきたい。
翌日寝起きでスマホ覗いて結果を知ったらショックだから。
一位だったらいいけどガックリな結果になったら
朝からブルーになること疑いないので・・・みるぞー。



最終グループで浅田選手登場。
彼女はショートプログラムに3ルッツを入れてきた。

ルッツが上手くない彼女がショートからルッツを
入れるのは珍しいし気合と自信も伝わってくる。


ショートプログラムで入れることが出来る
ジャンプの要素は3つ。

①2回転以上のアクセルジャンプ
②コンビネーションジャンプ
③3回転以上のジャンプ


ここで浅田選手が用意したプログラムは

①3アクセル
②3フリップー3ループ
③3ルッツ


メディアが凄い凄いと言うけど本当に凄い。
ちなみにジャンプの難易度ですが
現在フィギュアスケートでは6種類のジャンプがありますが

アクセル>ルッツ>フリップ>ループ>サルコウ>トゥーループ。

となっています。


①は現役女子選手では浅田選手と
ロシアのトゥクタミシェワしか跳べない高難度ジャンプ。

②は2つ目のジャンプがループジャンプというのがミソです。
2つ目をトゥーループだったら良くありがちですが
2つ目をループで跳べる選手は稀です。

一つ目のジャンプを降りた脚でそのまま踏み切って
3回転しなければならず高い身体能力が求められる
見た目も綺麗で高難度のコンビネーションなのです。

③単発のジャンプにアクセルに続く高難度の
ルッツジャンプを入れてきました。

浅田選手ならアクセル2発・・・と言いたいところですが
ルールで単発で同じジャンプを2発は跳べないルール
なのでルッツなのです。


こんなジョークみたいなプログラムを
跳んでみたいと提案しちゃう自体、
浅田選手の凄さを感じてしまうのです。


どれも得点の高いジャンプだけあって
ミスをしたら減点も相当大きく、場合によっては
かつてのソチ五輪のショートプログラムの時みたいな
絶望的な状況になることもあるのです。



リスクを取ることを厭わず
貪欲に自分の目指す最高を獲りに行く。

恐らくはこれが浅田選手の真骨頂であり
最大の魅力なのだと思うのです。


かつてのキム・ヨナ選手は鬼のようなメンタルで
ミスの無い演技でオリンピックで2大会連続で
金と銀のメダルを得ましたが

浅田選手は常に自分の最高を目指し
あのソチ五輪のフリープログラムでは
絶望的すぎる状況から男子顔負けの

8つのトリプルジャンプを跳んで世界中から賞賛を受けました。


あのソチ五輪ショートでの失敗を経験しておきながら
それでもなおリスクを取りに行く演技を止めない所が
浅田選手の凄さであり世界中から愛されるところなのでしょう。


今回の浅田さんの演技構成を見ただけで
痺れまくってしまいました。大丈夫かー!?


早速見てみました。


冒頭の3アクセル・・・跳んだっ♪
フィギュアスケートで浅田さんの3アクセル
直前の緊張感は最高だわ。ドキドキワクワクMAXだもん。


次は3フリップー3ループ。
跳んだっ!・・・でも2つ目のジャンプが
明らかに回転不足っぽい。・・・でも凄い。


最後は3ルッツの単発。
あーーーーー、踏切りがダメだーーー!
エッジエラーだよ。がっくり。(涙)でも跳びきったよー。

ただステップは最高。
大人の演技を目指すって言っていたけど
これは良かったです♪イメチェン成功っすね。


これだけゴージャスな構成を転倒など無しで
フィニッシュできるのは浅田さんくらいですよ、凄い。
常に人の予想を超える事にトライする浅田さんはステキ。


得点発表直前の緊張感がたまらない。


多分、この3つの要素がきっちり決まっていれば
間違いなく自身が打ち立てた世界記録78.66に迫る
又は超えるスコアがでているはず。


あの連続ジャンプが回転不足、3ルッツがエッヂエラー
だったら相当減点されて70点前後くらいか・・・?
などと思いながら結果を確認。


71.73・・・ダメだったかと思いました。
あとでネットで採点表見るベーと一瞬思いましたが
デジタル放送だ!採点表見れるじゃん♪便利だわー。

早速、見てみました。

①3A  基礎点8.5  出来栄え0
8.5+0=8.5点

②3F-3Lo<
  基礎点3F5.3 3Lo5.1→3.6(回転不足で減点)出来栄え-0.5
5.3+3.6-0.5=8.4点

③3Lze(演技後半で跳んだので基礎点1割増し)
基礎点6.6→4.62(エッヂエラーで3割引き)出来栄え-0.9
4.62-0.9=3.72



3アクセルは認定されていましたが出来栄えが±0か。
加点があってもいいような気がする。

3フリップからのコンビネーションは2つ目のループが
回転不足で減点・・・痛い。

一番痛かったのが3ルッツ。
エッヂエラーで3割引きに出来栄えのダブルパンチ。
たった3.72・・・3トゥーループの基礎点(4.1)の
よりも安くなってる・・・。(涙)


オイラがショックだったのが得点よりも
3ルッツのクセが修正されていなかったこと。

先日のジャパンオープンの時は
「おっ!ちょっと修正されてる!」と大喜びしたのですが
今夜のルッツは・・・昔と変わらん。ヌカ喜びだったのか。


解説や評論家の人は
「これで3アクセルがダメでも他のジャンプで
補てんできますね♪」なんて言っているけど
他の2つがこの出来では先が思いやられます。

明日のフリーでもルッツは跳ぶと思うので
要チェックしていきます。


ただ彼女はジャンプだけの人じゃない。
演技構成点はブッチ切りの34点台。
全メンバー中、唯一70点越えをしてきました。


ちょっとジャンプで酷評してしまいましたが
やっぱり浅田選手って凄いや。


この人が出て来るってだけで
他の選手が委縮しちゃったもの。

ロシアの二人(ラジオノワ、パゴリラヤ)は
モロに食らった感じで演技に精彩を欠いていました。
明日のフリーで巻き返せるか注目しましょう。

心配なのはロシアのラジオノワ選手。
大きくなった身体をうまく制御できていない感がありました。
あのリプニツカヤ選手同様、スランプに陥らなければいいのですが。


その反面、成長を感じたのが日本の本郷理華選手。
安定感抜群のジャンプに加えて
振り付け師・鈴木明子さんによる振り付けがいい。


彼女の身体の大きさ、日本人離れした手足の長さを
存分に生かす振り付けはいい。
特に手の動きなんかは切れがあっていい。

自己ベストを更新するスコアで2位スタート♪
徐々に成長を続ける本郷選手・・・味わい深い。
フリーでも頑張ってちょ!




↑渚のオールスターズ「Be My Venus」(1988)






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