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女子シングル、沸騰。2015/12/27 00:54

部屋に戻ってテレビをつけると
フィギュアスケート全日本選手権だ。

女子のショートはすでに終わっていて
男子フリーの途中だった。


男子フリーの結果。


1位 羽生結弦 286.36
2位 宇野昌磨 267.15
3位 無良崇人 263.46
4位 田中刑事 242.05
5位 小塚崇彦 228.82
6位 山本草太 215.15
7位 村上大介 214.56
8位 日野龍樹 213.17


上位3人の順位は変わらず。
羽生、宇野の2選手の世界選手権行きはほぼ確定でしょう。


羽生選手は前半のジャンプは気持ちいいくらい
決まっていましたが後半に入って急に崩れました。

後半の4トゥーループからのコンビネーションは転倒で
4トゥーループのソロになったり、「崩れない」と思われた
得意のトリプルアクセルでも転倒・・・。

特にトリプルアクセルの転倒はちょっとビックリ。
その後、3ループの着氷も乱れた。


気になる順位は・・・と思いましたが
2位・宇野昌麿、3位・無良崇人も演技でミスがあったため
順位が変動どころか点差を広げて全日本4連覇を達成。


羽生選手本人は否定していますが
GPシリーズやファイナルと違って
全日本選手権は環境が緩かったのかな。


羽生選手の次のステージは恐らく
来年3月に行われる世界選手権でしょう。
明日の出場選手決定の瞬間が楽しみ。


その他、気になった選手が二人。

まずは小塚崇彦選手。
冒頭の4トゥーループは転倒。
続く4トゥーループのコンビネーションは2トゥーループの単に。

更にトリプルアクセルでも転倒。
ノッケからガックリ3連発でしたが
小塚選手には落ち込んだ雰囲気はありません。

・・・こりゃ、いいかも♪

前半はジャンプがガタガタでしたが
見ている方の印象としては悪くない。

近年の小塚選手は冒頭でダメだと集中が切れて
演技がだらしなくなって見ている方も嫌になっていましたが
今回は何かが違う。そう思いました。

ステップは相変わらずいい。
氷の上を流れるような優しい滑り、
そして力みが無く雄大なイーグルは素敵だ。

何気ないステップでも客席から拍手が洩れるのは
小塚選手のスケーティングの素晴らしさゆえだろう。
あの羽生選手でもあのエレガントさは出せない。

小塚選手の日本選手の中でもエレガントな
スケーティングが出来る稀有な存在だ。

ステップシークエンスを終えて後半へ。
後半はコンビネーション2つを含む
5つのジャンプ要素が待ち構えていました。

後半冒頭のトリプルアクセルからの
3連コンボを決めると続く3ルッツからのコンビもバッチリ!
いいよ~♪その調子!

残りはソロのジャンプが3つ。
祈るような気持ちで演技を見ました。

冒頭3つのジャンプがボロボロだったので
フリーで逆転の表彰台も不可能ですが
せめて最後まで諦めないスケートを見せてほしいと思いました。

トリプルフリップ・・・決めた!
トリプルループ・・・よっしゃ!決めた!
最後はトリプルサルコウ。・・・成功!

全てのジャンプを終えてのコレオシークエンスや
スピンを決めて演技を終えた小塚選手の表情は
穏やかで何度か頷くしぐさが気になった。


今後に見通しが立った意味合いなのか
それとも一線から身を引く思いに駆られたのか。
恐らくそれは明日以降わかる事だろう。




もう一人は日野龍樹選手。
かつては同い年の羽生結弦と比較されたりした時期も
あったみたいですが近年はピリっとしないようです。

オイラが初めて日野選手を見たのは
2013年の世界ジュニア選手権での演技でした。

この大会には女子は宮原知子、本郷理華、
男子は日野選手と怪我の田中刑事の代打で
宇野昌麿選手が出場していました。

当時、日本ジュニアのエース格で出場していた
日野選手はジャンプが不振で10位。


その後、努力が成果にならない日野選手を
置き去りにするかのように宮原、本郷、宇野選手は
世界で戦える選手に成長していきました。

久しぶりにガチで日野選手の演技をチェック。
冒頭の4回転と後半の3アクセルで転倒。
結果は8位も本人は納得の表情。

イケメンだし4回転をビシッと決めるようになれば
ますます人気者になる素地をあると思う。




生放送で男子のフリーを見た後は
録画していた女子ショートを見てみました。

この時はまだ結果を知らない状態だったので
ワクワクしながらチェックしました。


女子ショートの結果。


1位 宮原知子   73.24
2位 本郷理華   68.39
3位 樋口新葉   67.48 ジュニア
4位 村上佳菜子 66.02
5位 浅田真央 62.03
6位 白岩優奈 61.92 ジュニア
7位 永井優香 60.42
8位 新田谷凜 60.10 ジュニア
9位 青木祐奈 58.96 ジュニア
10位 松田悠良 58.76
11位 本田真凜 58.23 ジュニア
---
13位 横井ゆは菜 56.30 ジュニア
---
15位 今井遥 55.20
---
17位 坂本花織   53.90  ジュニア




ジュニア組が大健闘でした!

まずビックリしたのが白岩優奈選手。
ジュニアグランプリシリーズを連勝しただけはありますね。
安定感抜群の演技で61.92点を叩き出しました。

ジャンプはあまり高さを感じないけど
高いレベルの安定感は宮原知子選手のようです。
コーチも宮原選手と同じ濱田コーチだし今後も期待できそう。

今回の女子ショートでは彼女が一番滑走で
叩き出した好スコアは20番滑走の本郷選手が
出てくるまで破られなかったのも驚きました。

まずはショートで6位スタート。
フリーではどうかなー。



続くは注目していた青木祐奈選手。
冒頭の必殺技「3ルッツー3ループ」は回転不足。
これは残念でしたが発見もありました。

ステップもいい♪

これは新発見でした。青木選手と言うと
どうしてもジャンプのイメージ、先入観みたいなものが
ありましたが滑らかで優雅なスケーティングが
見れたのは嬉しかったなー。

この子、思ったよりスケール大きいわ。今後が楽しみ♪

コンビネーションでの回転不足もあってか
スコアは58.96の9位スタートになりました。
フリーでも伸び伸び頑張って欲しいな。



17位スタートになった坂本花織は
高いジャンプが印象的。

冒頭の3フリップー3トゥーループは衝撃的。
一発目のフリップのジャンプがメチャ高い!
思い切りのある選手だわ~。

ルッツジャンプが2回転になったのは残念。
フリーではどこまで巻き返すか楽しみ。



ショート8位の新田谷凜選手も60点越えだ。
ジャンプは全てノーミス。
スピンは高速で綺麗なのが印象的。

振り付けはあの鈴木明子。
・・・って事はこの子はチーム長久保。
本郷理華と同じ長久保コーチ門下か~。



新田谷選手と同じ長久保門下生の
横井ゆは菜は個性的!

「サウンドオブミュージック」のテーマ曲に
乗って滑る彼女の表情が豊かなのはビックリ!
歌を口ずさみながら滑ってましたよ。

終盤のレイバックスピンがメチャ綺麗だわ。
トリプルフリップの転倒は本当に残念。
あれがなきゃーもっと上に行っていたはず。

演技中の表彰が本当に多彩。
まるでロシアのレオノワ選手を彷彿とさせます。
この子、いいわ~♪

演技後のインタビューも良く喋る、喋る、喋る!(笑)
今回のジュニア軍団の中で勝ち負けは別にして
一番面白く映りました。フリーは本当に楽しみ。



出た!注目の才能・本田真凛が全日本デビューだ。
冒頭の3回転ー3回転は見事に決めた。

ダブルアクセルは軽々跳んでいましたが
最後の3回転フリップで転倒。痛いなぁ~。
58.23点、11位スタート。

この子も白岩優奈と同じ濱田コーチの弟子か~。
今回のショートでは濱田コーチの顔をよく見るわー。
残念なショートでしたがフリーで爆発してほしいな。




イケイケドンドンなジュニア達の活躍のあとは
シニアの姉さん達の演技も見まし・・・


・・・おっと、いけねー。
ジュニア軍団のラストは樋口新葉選手だ。
衣装が派手派手だ~。

プログラムも疲労が溜まり得点が1.1倍になる
演技後半にジャンプ3要素を入れた野心的なプログラムだ~。

演技曲は「マンボファンタジー」。
スピード感とパワフルさがウリの樋口選手には
まさしくピッタリの曲!これはいいプログラムだわ~。

叩き出したスコアは67.48 !3位スタートだ。
フリーも注目しようっと♪




さてシニア組もチェックすっぺー。


まずは今井遥。

久しぶりに転倒無しの演技を見た気がします。
回転不足気味のジャンプもありましたが
演技後の彼女の表情は本当に嬉しそう。

55.20点、15位スタートでフリーへ。
フリーも纏めてノーミスで頑張って!


グランプリシリーズでも活躍した
永井優香は3ループの転倒も60点越えのスコアだ。
フリーでどこまでやれるかな。



村上佳菜子は大健闘。
冒頭の3フリップは無事クリアー。
3回転のコンビネーションも回転不足は無いと思う。
(↑採点表も無いので良くわかりませんが)

鬼門のダブルアクセルを見事に決めた!
アクセルを決めた直後に喜びの表情爆発!

終盤のステップシークエンスは圧巻。66.02点で4位スタート。
フリーの頑張りによっては世界選手権出場もありえそう。
フリーも纏めて決めてほしいぜ。



本郷理華選手もバッチリ決めてきた!
前回のGPシリーズ・ロシア大会よりも
演技構成を変えてきました。

難易度を下げて確実性を狙ってきたみたいです。

ロシア大会で調子を落としているんじゃないかと
心配しましたがこれが功を奏してジャンプはノーミス。
ステップ・スピンも力強く決めてくれました。

調子を取り戻した感じ。
スコアは68.39点で2位スタート。
フリーで頑張れば世界選手権行きも決まりそうです。



大注目の浅田真央選手。
直前で演技構成を変更して勝負してきましたが
残念な結果になりました。

冒頭のトリプルアクセルは回転不足。
難易度を下げたコンビネーションジャンプは
1発目のジャンプの着氷が乱れて2発目のジャンプが・・・。

ジャンプは乱れましたがスピン・ステップは
素晴らしかったし最後の3回転ループは完璧に決めました。


スコアは62.03点で5位スタート。
あのジャンプの内容でこのスコアは凄い。
演技構成点が見事に下支えしたのでしょう。

フリープログラムに向けて
首位の宮原選手、2位の本郷選手とは得点差が
随分広がってしまいました。

最低限、表彰台が欲しいところですが3位と
5点以上の差を詰めることが出来るかがカギになりそう。


浅田選手、試練の全日本選手権になりました。


フリーはバッチリ決めてほしいです。
他のジャンプはともかくアクセルだけでも
冒頭のトリプルアクセルだけでも跳んでほしい。

あのソチオリンピックの時もそう思いましたが
せめて結果的にグダグダになっても
あのトリプルアクセルだけでもいいから跳んでちょ。


フリーがどういう結果になるかは分りませんが
浅田選手にとってハッピーな結果になりますように。

なんたって浅田選手は1年以上のブランク明けだし
開き直ってスカッとかましてほしいですね。



トリを飾る宮原知子選手は充実一途。
冒頭の3ルッツー3トゥーループはバッチリ。

直後のレイバックスピンがすげぇー綺麗。
レイバックスピンからビールマンスピンの流れは完璧。
正確無比・ブレが無くて文句のつけようがない。

フライングキャメルスピンも美しい。
直後にステップシークエンスに入る部分もいい。
このプログラムは宮原選手史上最高のプログラムかもしれない。

プログラムの随所に見せる表情も自信たっぷり。
現在の宮原選手の充実ぶりが伺えます。


全てノーミス完璧な演技で叩き出したスコアは73.24!
2位の本郷選手と約5点差を付けてブッチ切りのトップ。
この時点で全日本選手権連覇はほぼ確定と思われます。


舞台裏に戻る濱田コーチが喜びを
必死に隠そうとしている姿が印象的。


フリー後の表彰台の顔ぶれが楽しみ。
浅田選手の巻き返しにも注目で。




↑椎名恵「悲しみは続かない」(1986)






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