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ビッグアーサー2016/03/27 19:44

今日から夜勤なので終日部屋でゴロゴロ。


職場の先輩からラインで「今週は高松宮記念(G1)だよ♪」と
メッセージが来ていたのを思い出した。


久々に馬券を購入。
戸崎圭太騎手のウリウリ号の単勝と複勝を100円ずつ購入。
・・・結果は9着と惨敗。


優勝したのはビッグアーサーと言う馬だった。

ビッグアーサー自身は今までG1はおろか
重賞の勝利も無い馬だったけど重賞初勝利が
G1の高松宮記念(G1)になった形だ。

ビッグアーサーの父はあのサクラバクシンオー。
日本競馬史上に燦然と輝く
名スプリンター(1400メートル以下の短距離に強い馬)だ。

母のシヤボナは競走馬としては良くわからないけど
父はキングマンボ、母の父はサドラーズウェルズ。
繁殖牝馬としてはなかなかの血統だ。


サンデーサイレンス(*注)系でない所がまたいい。


別にサンデーサイレンスに恨みはないけど
日本競馬にとってはこれ以上サンデー系の血が
濃くなりすぎるのはあまり良くない気がするのだ。


今や日本の競馬はサンデーサイレンス系の
種牡馬が元気過ぎて「どこを見てもサンデー系だらけ」と
言うような状態になっている。

種牡馬だけでなく繁殖牝馬もサンデー系が多いので
近親交配のリスクが高まったりして
先々を考えるとちょっと怖かったりする。


昨年の有馬記念に出走した16頭のうち
14頭の馬がサンデーサイレンスの血が
入っていた事実がその凄まじさを物語っている。

そこで社台グループも「非サンデー系」の種馬を
盛り上げようと躍起になっているけど
未だにサンデー系種牡馬の人気に陰りは見えない。



そう言った意味でもこのビッグアーサーは
サンデーサイレンスの一族で無いので
競走馬としてはもちろんですが引退後の
種牡馬人生においても「需要」が高まりそうです。


これからも頑張ってくれたまえ~♪


競馬を見た後、一眠りしてから体重測定。
体重129キロ。体脂肪率38パーセント。
血圧166-95。脈69。




(*注)サンデーサイレンス・・・
アメリカ生まれの競走馬で種牡馬。
競走馬としてはアメリカ3冠のうち2冠(ケンタッキーダービー・
プリークネスステークス)やブリーダーズカップ・クラシックなど
G1・5勝を挙げるなど大活躍をした。

特にアメリカでの現役時代におけるイージーゴアーとの
ライバル対決は今でも競馬ファンの語り草になっている。
(↑これを書いてしまうと収拾がつかないくらい長文になる
危険性があるのでここでは割愛させていただく)


しかし現役引退後のサンデーサイレンスは悠遊と
アメリカで種牡馬生活・・・とは行かなかった。

競走成績は優秀だったものの血統的な評価が低く、
種付け希望者がたった2人だけと言う有様だったらしい。


そんなサンデーサイレンスの購入に動いたのが
今や日本の競走馬生産を実質的に支配している
社台グループの創始者・吉田善哉であった。

当時、吉田がサンデーサイレンス購入にぶち込んだ額は
1100万ドル(当時のレートで約16億5000万円)と言われている。
吉田善哉の執念が実り、サンデーサイレンスの
日本での種牡馬生活が決まった。

当時この取引は「成功しそうに無い種牡馬を日本の
ブリーダーが買っていった」とアメリカの生産者たちの
笑いのタネになったが最終的に高笑いしたのは社台グループだった。


1991年から日本で種付けを開始した
サンデーサイレンスの子供たちは良く走った。

初産駒がデビューした翌年(95年)から2007年まで
13年連続でリーディングサイア―を独走した。
サンデーサイレンスの子供たちは国内はもとより
海外でも良く走ったし、よく勝った。


産駒で出た12世代全てでG1競走の優勝馬を輩出、
1100万でスタートした種付け料もピークでは2500万に
跳ね上がり、年間200頭以上と種付けをするほどの人気者になった。

累計種付け頭数は1837頭で、
売上総額は400億円以上ともいわれた。

これは純粋に種付けだけの数字であって
実際に子供たちが取引されれば1頭に億単位の金が
動くのが度々であったから実際の経済効果はどれほどの
ものがあったのだろうか。

ただ一つ残念なことはサンデーサイレンス購入に
執念を燃やした吉田善哉は産駒のデビューを
見ることなく93年にこの世を去っている。




↑佐野元春「YOUNG BLOODS」(1985)






運命に噛みついた馬―サンデーサイレンス物語

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