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羽生さん、ファイナルは無理かなぁ~。2018/11/18 12:12

今日は部屋でゴロゴロしながらフィギュアスケートの
グランプリシリーズ・ロシア大会の様子をチェック。

まずは男子から。


1位 羽生結弦          278.42
2位 モリス・クビテラシビリ   248.58
3位 友野一希          238.73
4位 ミハイル・コリヤダ     225.42
5位 キーガン・メッシング   220.75




3位の友野一希はカナダ大会に比べたら別人だ。

ショート・フリー共に1発目の4回転サルコウ絡みで
ミスがあったのは痛かったしフリーでは得点源のコンビネーションで
回転不足が取られていたのは本当に痛いけど

ミスを引きずらないで他の要素はしっかり
頑張っていたのは好印象。

グランプリシリーズで自身初の表彰台おめでとう。
この活躍で田中刑事を抑えて「日本第3の男」になった感じ。
全日本では更なる向上を期待してます。


5位のメッシングはジャンプに精彩を欠きファイナル行きを逃す。

ショートもフリーもジャンプに精彩を欠いた。
転倒するし4回転に出来なかったり比較的堅実な演技をする
選手だと思っていたけど大一番で出来なかったのは残念。

2戦でポイントが20点。
最終戦のフランス大会でネイサン・チェンと金博洋が上位から
弾かれるような事態にならない限りファイナル行きは厳しかろう。

まだまだやれる選手だ。
来年の世界選手権ではもっと頑張ってほしいと思う。
あのハイドロブレーディングはまた見たいぞ。



2位のモリス・クビテラシビリはエテリの門下生らしい。

名伯楽・エテリコーチと言えばロシア女子のコーチと言う
イメージだけどしっかり男子も育てていたんだね~。

長身から繰り出される4回転サルコウは迫力あるわ~。



4位のミハイル・コリヤダはジャンプのミスで表彰台ならず。

ショートでのジャンプのミスは痛い。
フリーではサルコウとトゥーループの4回転は見事だっただけに
ショートでの躓きは本当に残念の一言。


優勝したのは日本の羽生結弦。

ショート1位を今季世界最高で決めた時点で
相当なアクシデントが無い限り優勝は外さないと思っていたけど
フリーの公開練習中にケガしてビックリ。

欠場するかと思ったけど羽生選手が自身のスケートの
「オリジン(起源)」とも語るロシアの地での大会から背を向けることは
出来なかったようでケガをおして強行出場。

前半はとてもケガ人とは思えない美しく余裕のある
ジャンプを連発させてホッとさせるも後半にはケガの影響なのか
得意のトリプルアクセルがまるで決まらずケガの影響を感じた。

ケガの影響もあってコンビネーションジャンプは
後半に決めた4回転トゥーループからの3連のみ。
それでもフリートップで優勝を決めた。


ただフィンランド大会から連勝でファイナル行きを
決めたものの問題はこれからだ。

全治2~3週間という話も伝わってきた。
これではGPファイナル行きも無理じゃなかろうか。

ファイナルも厳しければ暮れの全日本も厳しいんじゃないかな。

昨年もNHK杯の練習中にケガして
結果的にファイナルも全日本もスルーして
平昌五輪ぶっつけで・・・今年も心配だ。




男子はここら辺にして次は女子だ。



1位 アリーナ・ザギトワ         222.95
2位 ソフィア・サモドゥロワ       198.01
3位 リム・ウンス             185.67
・・・
5位 白岩優奈               180.93
・・・
7位 山下真瑚               161.22
・・・
棄権 グレーシー・ゴールド        37.51




まずは帰ってきたグレイシー・ゴールド選手の件。

昨シーズンは鬱や摂食障害などの影響で
全試合を欠場していたゴールド選手。


遂に氷上に帰ってきましたがその姿に衝撃を受けました。



めっちゃ、ふっくらしてる。


・・・っつーか、めちゃ太ってしまってる。


冒頭の3回転のルッツートゥーループの
コンビネーションは両方とも2回転に。

続く3回転フリップは鋭い回転から着氷かっ!?
…と思ったら転倒。(涙)

後半のアクセルは1回転・・・。


ステップやスピンでもレベルの取りこぼしがあったりして
スコアは37.51・・・全盛時に程遠い内容でした。

キス&クライでスコアを見てがっくり項垂れる姿は
本当に痛々しかった。

かつては「リアルシンデレラ」とすら呼ばれた美貌を持ちながら
高さとスピード感ある3回転ジャンプを操る
まさに「天は二物を与えた」ようなゴールド選手。

その裏では周囲の様々なプレッシャーに抗いながら
心を病んでいったと知ったのは
昨シーズン全休を決めた報道のあとでした。


そんな休養明けの試合でどういう姿を見せてくれるかと
思っていましたが・・・。


めちゃめちゃ真正直に
物凄く勇気のある
一歩を踏み出しましたね。


ゴールド選手の人となりを垣間見た気がしました。


勇気あるゴールド選手の闘いを見れただけでも
ロシア大会は十分に意義のある試合だったと思います。

今後も注目します。



あとの女子は別にいいやー・・・とも言っていられないので
サラリとチェックしていきます。


優勝したザギトワは2連勝でファイナルへ。

ショートは言うことなしの好演技。
フリーは最後のフリップが2回転になったのは残念。

あと気になったのはまだまだ身長が
伸び続けているんじゃないかなぁ~。
見るたびに背が伸びているような気が…。


そのせいか必殺の3回転ルッツーループが
マジでキツそうに見えて仕方ない。

兎にも角にも連勝でのファイナル進出おめでとうございます。



ロシアのサモドゥロワは大きなミスなく纏めて2位。

ジャンプは元気いっぱい。
大きなミスは無いけど全体をみると雑さや粗さが目立った。

別にサモドゥロワ選手を責めるつもりもありませんが
今シーズンは男女共に出来る選手とそうでない選手の溝がくっきりと
分かりやすいシーズンになっているなぁ~とつくづく思えてしまいます。

今シーズンはカロリーナ・コストナーやケイトリン・オズモンドらが
おらずその不在をしみじみ感じてしまいます。

サモドゥロワ選手はポイントは24ポイントでフィニッシュ。
同じポイント日本の坂本花織と共にファイナル行きの
当落線上に乗った形になったようです。


3位は韓国のリム・ウンス。

フリーしか見ていませんがジャンプはソツがない。
コンビネーションを2つしかやらなかったけど
忘れちゃったのかな。

アルトニアンコーチの弟子ってことは本田真凛の同門か。

韓国と言えばキム・イエリムやユ・ヨンが
来年あたりからシニアになるのかな。
そんなことを考えちゃいました。


山下真瑚はジャンプ乱調で7位フィニッシュ。

ショートもフリーもジャンプが乱れたわ~。
カナダ大会は2位だったけど波が激しいわ~。

ファイナルは出場は無理そうだし全日本で頑張りましょう。



5位の白岩優奈は回転不足が表彰台を阻んだ。

ショートではルッツートゥーループのコンビネーション。
フリーでは転倒したループを含めて3つの回転不足。

これが無ければ表彰台は取れたかなーって思う。
白岩選手の実力があれば十分に手が届くと思っていただけに
ちょっと残念かなーって感じました。

その反面、終盤で3ルッツー3トゥーループを入れるあたりは
さすが白岩選手!って思いましたしまだまだやれそう。


最近はクラウドファンディングで1シーズン分の
資金調達を表明した白岩選手。がんばってちょんまげ。




これで6戦あるグランプリシリーズも5戦が終了。


男子も女子上位6人が出場できるファイナル行きの選手が
絞られてきた様子。

まずは男子ですが

羽入結弦         30p
宇野昌磨         30p
ミハル・ブレジナ     26p
セルゲイ・ボロノフ    24p

の4人は出場が決まりました。

残りは2人。

既に2戦を終えている選手では

韓国のチャ・ジュンファンが22p
カナダのメッシングが20p
イタリアのマッテオ・リッツォが20p


最終戦のフランス大会を残した選手には

アメリカ大会を優勝したネイサン・チェン15p
アレクサンドル・サマリン9pや金博洋7p
ジェイソン・ブラウン5pがいます。


優勝者には15p、2位13p、3位11p、4位9p・・・が与えらえます。


この中で最有力なのがアメリカのネイサン・チェンです。
フランス大会で4位(9p)以内に入ればファイナル行きが確定します。


ロシアのサマリン選手は優勝すれば確定、
2位でも可能性はありますが周りの選手次第となりそう。

金博洋選手は優勝なら確定、2位だと周りの選手次第ですが
相当厳しくなるようです。(ネイサン・チェンが4位以内だとアウト)


ジェイソン・ブラウン選手に至っては
可能性は0%ではありませんがかなり厳しそうです。


こうやってみるとアメリカのネイサン・チェンと
中国の金博洋、ロシアのサマリン、韓国のチャ・ジュンファンの
4人が残り2枠を争う形になりそう。


ただ羽生選手がファイナル欠場になれば話はガラリと変わりますが・・・。





女子のファイナルの6枠は


アリーナ・ザギトワ        30p
宮原知子             28p
エリザベータ・トゥクタミシュワ 26p

の3人が確定しています。

残りは3枠。


2戦を終えた選手からは

日本の坂本花織    24p
ロシアのサモドゥロワ 24p




最終戦フランス大会を残した選手からは

NHK杯を優勝した紀平梨花 15p
ロシアのコンスタンティノワ  13p
ロシアのメドベデワ       11p
日本の三原舞依         9p
アメリカのテネル         9p
スイスのパガニーニ       9p

あたりが候補になりそうです。

紀平梨花は4位(9p)以内で確定。
コンスタンティノワは2位以内で確定、3位なら条件付きで。
メドベデワは優勝で確定、2位なら条件付きで。

三原・テネル・パガニーニの3人は優勝が絶対条件です。






ちょっと分かりづらいGPファイナル行き選出方法ですが
微妙な形になった場合の説明を簡単にします。

ここからはあくまでも仮定の話ですよ~。


ちなみにポイントですが
優勝者には15p、2位13p、3位11p、4位9p・・・が与えらえます。

ボーダー上でポイントが同点の場合は

選出条件①として
2戦で上位入賞した選手が
優先で選出されます。(優勝>2位>3位)


それでも決着がつかない場合は
選出条件②として
2戦の獲得点数の上位者が選出されます。


例えば・・・本当に例えばですが
6戦を終えて残り2枠をポイント同点の3人が
争うことになった場合、

紀平梨花(1位・4位)24p
坂本花織(2位・3位)24p
ロシアのサモドゥロワ(3位・2位)24p

とすれば条件①として
1戦目で優勝している紀平選手が選出される形になります。

残りは1枠を

坂本花織(2位・3位)24p
ロシアのサモドゥロワ(3位・2位)24pが争う訳ですが

坂本花織   213.9+197.42=411.32
サモドゥロワ 198.7+198.01=396.71

2戦の総得点では坂本選手が上位になり
坂本選手が選出・・・ということになります。


まぁ、あくまでもポイントが同点になった場合の
選出方法なんで・・・こういった事態もあり得ますよ~ってことで。



ちょっと余談も入りましたがグランプリシリーズも
5戦が終わってしまいました。


羽生選手がファイナルに行くのはちょっと微妙な空気に
なってきたことでオイラが住んでいる北陸地域では
グランプリファイナルの放送があるのかすら微妙な感じになってきました。


なんたって6戦のフランス大会もショートは放送されませんから。(涙)

ここで羽生選手が出ない!ってなったら
マジで放送されない可能性もあります。
なんたってH●Bだし何をやりだすか不安で不安で・・・。




↑William Joseph「Leningrad」






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