白山の頂は遠かったです。 ― 2019/06/23 16:55
今日は朝4時起きだ。
5時に川北温泉の駐車場に集合。
昨夜一緒に飲んだ先輩と向かったのは白山。
別当出合って駐車場から白山登山らしい。
今回は先輩と先輩の同僚とオイラの3人でトライだ。
いきなり階段がキツい。
ここが登山口なのぉ~。
もう息切れてますよ~、俺。
これから登山らしいっす。
こんなんで山頂まで行けるのかなぁ~。
とりあえず橋渡たっていきます。
いきなりキツイなぁ。
これでも山頂に行くのに一番優しいルートらしい。
一時間ほど登ったところ。中飯場のトイレらしい。
まだ1.5kmほどしか移動していないらしい。
山頂に行くにはまずは室堂ってところまで行かないと行けないらしい。
まだ4.5kmもあるのぉ~。
今まで1.5km・・・3倍も歩くのか~。
こりゃ、キツイわ~。
度々、休憩を入れてもらいながらゆっくりと登る。
その道の途中で登山慣れした爺さんが僕らを追い抜きながら
「休まずに同じペースで登らないとダメだよ」
「僕なんか一度も休んでいないんだよ」と偉そうに講釈をたれやがった。
・・・うるせーや。って心の中で思ったし
こっちとくりゃ~、登山初心者デブで息切れMAXだって言うのに
余計なお世話じゃ~と殺気立ってしまった。
そもそも同じペースで登り続けられるレベルなら誰でもやっていると思う。
オイラはこういう手合いが大嫌いだし軽蔑する。
こういう言い方する人ってコミュニケーションが常に一方通行で
相手の立場なんざ少しも考えてねーし、人の話も聞かねー奴で
本人はアドバイスしている風なんだろうけど
結局は「俺は凄いだぞ」と自慢したくて仕方ない人なんだと思っている。
あーぁ、せっかく登山しにきているのにちょっとブルーになったぜ。
頑張って登っていると目の前を白いガスが通るようになってきた。
・・・・・・雲だ。
どんだけ登ってきたか良くわからないけど景色はいいなぁ。
途中で休憩していると一緒に登っている先輩が
「僕らが目指している山頂はあの山の向こう側だよ~」って教えてくれた。
・・・マジっすか!?
ちょっと気が遠くなる思いがした。
別当覗って所まで来た。
うわぁ~、視界ゼロじゃ。
まだまだ登りは続く。
室堂まであと2,8km。
スタートから室堂まで半分は過ぎたのかな。
ここら辺に来ると雪が結構残っているのねん。
ちょっと休憩。
持ってきていたコンビニのおにぎりを食べちゃいました。
今気づいたけど山の頂上が近づいているように見えるなぁ。
目指すゴールはあの向こうだけど・・・。
同じ場所ですが3分でこんなに変わるのね~。
山の天気は変わりやすいのねん。
ちょっと先を進むと小屋を発見。
ここから室堂まではトイレが無いらしい。
標高1970m。
白山の標高が2702mって言うから
まだ700m以上登らないといけないのねん。
更に進むと地図があったのでチェック。
おっ!随分登ってきたのね~。
さっき、別当覗の手前で休憩した時には
かなり絶望感みたいなものを感じたけど
この地図を見て元気が出てきた。
これだったら登れるかもしれない。
俄然、元気が出てきた。
ようやく室堂まで2km地点まで来た。
おぉ~、更にゴールが近づいてきた感があるわ~。
元気いっぱい登っていると道が雪に・・・。
こりゃ、ヤバいと思ったけど雪が積もっていたのは
僅かな距離だったので助かった。
室堂まであと1.8km。
ここを過ぎたら急だった勾配が緩くなった♪
これなら室堂まではイケる!
室堂から山頂まではきつくないって話だから
何とか登山できるそうだと希望が出てきた矢先だった。
この先は雪がかなり残っていました。
雪道を横断しないといけないみたい。
横断するところまで行ければいいんだけど
そこまで雪が残っていて行けない。
足元の雪を踏みしめて登ろうとするのですが
僕の運動靴では足が滑って登れない。
・・・ダメだ。
仮に登ったとしても帰りはこの斜面を下っていかないといけない。
まともに体重を支えられないデブなオイラには危険すぎる。
誤ってこの斜面を数百メートル滑落すればただで済むとは思えない。
「〇▲さん、ごめんなさい。ダメだ。俺登れませんわ~」
「僕、下山します。先に行ってください」
僕は白山登山を諦めることにした。
先輩たち2人は無事に難関を突破。
先を進む先輩たちを見送ってオイラは下山だ。
無念だ。
朝の7時から4時間かけてここまで来たのに・・・。
さっきの雪の斜面があんなに遠くになってしまった。
白山は登りもきついけど下りもキツイ。
足元は石がゴロゴロしていて油断すると足を捻ったりしそう。
途中で休憩を入れながらゆっくり下る。
こういう歩きやすい所はいいけれど
ほとんどが石だらけで歩きづらい。
とにかくケガの無いように慎重に慎重に・・・。
もう下半身の筋肉がマジで・・・筋肉痛だ。
ちょっと左膝が痛くなってきた。
ただ下って行かないと帰れないからゆっくりと慌てずに・・・黙々と下る。
あぁ、ようやくここまで来た。
ゴール!
ようやく登山口まで戻ってきた。
4時間登って、下りは3時間15分。
自動販売機のソーダを一気飲み。気持ちいい♪
うわぁ~、ちょっとした階段もツライ。
結局、4時間登って駐車場に到着するまで下りは3時間半かかってしまった。
あぁ、白山の登山はならず・・・だ。
千葉から石川に来た同僚たちはみんな登った白山。
多分、山頂までいけなかったのは僕だけかもしれない。
体力的にも時間的にも今のデブな状態だと
幾らトライしても日帰りでの登山はまず不可能だ。
一泊出来れば何とかなりそうだけどそうもいかないか・・・。
残念だけど白山の登山は多分オイラが死ぬまでクリアできない宿題になりそうだ。
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