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いきなり石川旅・2日目その①武家屋敷・野村家にて。2019/11/29 12:17

起きたのが7時チョイ前。
でもブッチギリで寝不足だ。

ホテルのランドリーが2台あるんだけど
左側の洗濯機がめちゃめちゃ調子悪くて
洗濯中にトラブルで止まったりして、そのたびにホテルのスタッフ呼んで・・・。

夜の11時に洗濯始めて終わったのが午前1時って。(涙)

なんだかんだで寝たのが2時過ぎだから
朝からめっちゃ寝不足だ。


寝不足だけど腹だけは減るので朝食へ。



朝はしっかり摂っておかねば・・・。

食後はネットで金沢市内の名所をチェック。


9時半から行動開始。


朝からいい天気で気分はアゲアゲなのだ。



まず訪れたのはここだ。


前田土佐守家資料館だ。

前田土佐守家って、なあにぃ~?
前田土佐守家とは戦国武将・前田利家の
2男・利政(としまさ)を祖とする加賀藩重臣の家系です。

全国最大規模の領地100万石をかかえる前田家。
その家臣団の頂点には「加賀八家(かがはっか)」と呼ばれる
前田家を支える八名家がありました。

あの漫画「花の慶次」にも出てくる奥村助右衛門を祖とする
奥村宗家、奥村支家も「八家」に含まれています。



「加賀八家」・・・ちょっと凄い前田を支える八家。
その中でも前田土佐守家はその「八家」の筆頭として存在していました。

その前田土佐守家ですが大名の家臣の立場でありながら
異例の官位持ち(従五位下土佐守または近江守)という
大名並みの破格の待遇を得ておりました。

その要因として主家である前田家の家格によるものが大きかったようです。

戦国武将・前田利家を祖とする加賀前田家。
初代・利家、2代・利長は豊臣姓を賜るほどのブッチギリの豊臣贔屓でしたが
関ケ原をきっかけに時代は確実に豊臣から徳川へ変わりつつありました。

そんな時世の変化を感じ取ってか子供のいない2代目・利長は
弟・利常を自身の養子にした上で徳川秀忠の娘・珠姫を正室に迎えさせました。

更に関ケ原から5年後には2代目・利長は早々に隠居して
利常に加賀の3代目を継がせることで豊臣贔屓の前田家の方針が
徳川寄りに転換したのを天下に示しました。

その後は徳川将軍家の側近である本多正信の次男の政重を
前田家の筆頭家臣として迎えることで前田家は徳川家との
「緊張感のある友好」を維持しつつ

結果的に250年を超える「徳川将軍家による日本の平和」にも貢献しました。

そんな徳川家との関係を醸成していく中で
前田家は従三位・宰相という全国の外様大名としては唯一、
徳川御三家と並ぶ異例の待遇を受けることなります。

そりゃー、そんな前田家の家臣である前田土佐守家や本多家が
官位を受けたりしてしまう・・・って流れにもなるわけです。

今まで知らんかった話が多かったですが
これは勉強になりますなぁ~。



そんな前田土佐守家の資料館で
さまざまな資料を見ていたらあっという間に1時間が経過しておりました。


今度は足軽資料館へ行ってみようと歩いていると
シティーサイクルみたいなやつが置いてありましたが
使い方が分かりづらいし面倒くさそう。

・・・これは改善してほしいなぁ。




自転車って金沢みたいな街では有効な移動手段だし
それに着目しているのは方向性としては間違えていないと思うし
使い勝手をもっと楽に・分かりやすくして欲しいと思いました。



武家屋敷の跡にひっそり顔を覗かせる紅葉を横目に


足軽資料館に到着。

見学させていただきましたがちょっとイマイチな感じ。
もう一捻り欲しいなぁ~と言うのがオイラの感想です。



会場の土塀を守るためにムシロを掛ける
冬支度の「こもかけ」が始まっておりました。

この様子を見ると「もう冬なんだなぁ~」と思ってしまいます。


足軽資料館がイマイチでがっくりしていたら
ある武家屋敷跡の周りに多くの人を見かけました。

どーせ、時間もあるし寄ってみることにしました。


ここは「武家屋敷跡・野村家」らしいっす。


この甲冑は野村伝兵衛のものらしいっす。
野村伝兵衛は前田家の末森城決戦の時に佐々成政の背後を急襲した
前田利家の軍で馬廻衆をしていて一番槍を果たした人らしいっす。



そんな野村家の武家屋敷を見てみました。
入場料で550円・・・結構な料金だなぁ~と思いつつ見てみましたが
思ったより素晴らしい邸宅だと後でわかりました。


美しい庭園を抜けて



この先、2階部分に「不莫庵(ふばくあん)」と言う茶室があるようです。


階段の脇に見えた
ししおどしとつくばいがいい感じ。



ししおどしかと思ったら花入れなのかな!?


階段を上がると



茶室がありました。これが「不莫庵」らしい。


おぉ、いい塩梅ですなぁ。


茶室の中から外を見たらこんな感じ。



お茶菓子が300円で楽しめるというので頂きました。



10分ほどゆったりとさせていただきました。

静かでいい感じですわ~。
ストーブのおかげで茶室内は程よく暖かくて
目を閉じたらそのまま寝てしまいそうになりましたわ。(笑)



茶室でまったりして下へ降りてから庭園でまったり。


この空間、いいわ~。

こんな空間に和服のお姉さんがいればイイ絵になると思うなぁ。



イイ絵にもならないアラフィフおじさんですが
この空間でまったりさせてもらいました。(笑)

この写真は通りすがりのお客さんに撮ってもらいました。



武家屋敷跡・野村家。
入場料(550円)+お茶菓子代(300円)=850円の価値はありましたね~。
金沢に来たらまた行きたい名所っすね。


時計を見たら12時回っておりました。

お腹が減ってきたなぁ~。




いきなり石川旅・2日目その②自由軒と円長寺と・・・。2019/11/29 15:39

武家屋敷跡・野村家を見てから


東茶屋街を目指したんですが


何だか疲れが出てしまってホテルで休憩。
スマホのバッテリーも随分減っていたので休憩ついでに充電しときました。



小一時間休憩してから


歩いてひがし茶屋街をめざしたのですが
やっぱり疲れそうなのでバスで行きます。


最寄りのバス停に到着。

バス停の脇に何気ない堀がありますが・・・。



金沢城惣構跡(かなざわじょうそうがまえあと)。
金沢城を守るために作られた惣構の跡が今でも残されております。

今でも金沢城を中心に数多くの寺や堀がありますが
これも全てかつては金沢城を守るべく作られたもの。

かつて見た忍者寺で有名な「妙立寺」などもその一つでした。(当時のブログ

一つ一つを見れば何気ない寺や堀なんですが
こういった一つ一つの「点」が「線」となって見えてくると
これはこれで歴史を感じますなぁ。




久しぶりにひがし茶屋街に到着。


ここでは是非食べておきたい店があるのです。


そのお店は「自由軒」。


以前からひがし茶屋街に来るたびに
食べたいなーと思っていましたがようやく念願が叶います。


今回はまずはカツ丼から。

美味いのは当り前ですが
カツが細かくカットされていてめちゃめちゃ食べやすい。

ここら辺の気遣いがめちゃめちゃいい。


ついでにグラタンも食べておきました♪
これもまた濃厚でいい味わい。

オムレツやらハンバーグやら食べたいメニューは
まだまだあれどこれ以上はお腹が破裂しそうなので
次回の楽しみにしておきましょう。


さ~て、目的のメシも食べ終えたし
金沢城周辺に戻って博物館巡りでもしようかと
思いつつバス停へ足を進めると


通り沿いにある人気のない寺で足が止まりました。


円長寺(えんちょうじ)。

何と加賀前田の3代目・利常公との縁がある寺らしい。


人がごった返す通り沿いにありながら
まるで人気の無い寺ですが入ってみることにしましょう。


寺に入ってすぐ左にあるのが御輪堂っていうものらしい。


中を見てみると6角形の経蔵が・・・デカい。


なぬっ?・・・これ回せるの?

インターホンで呼んでください!って言うので
係りの方を呼んでみると



「ゆっくり回してください」と言うので回してみた。



なかなか重い。・・・でも回った。


どんどん回してみよう。


この雲木を握って回すのだ。


回せないことは無いと思うけど女性1人だと結構大変かもしれない。


カップルだったら2人で回してみるのもいいかもしれない。


お寺の方曰く
ここには5000冊を超える経典が収められていて
無事に一周回すと納められている経典を功徳を得られるらしい。


知恵無きオイラにはピッタリのスポットらしい。

回すたびにキュルキュル・・・何とも歴史の重みを感じる音だわさ。



よーし!一周回したど~♪
・・・と言っても知恵がついた感覚もない。

ま、いっか。



何気なく歩いていたけど
こんな御堂があるとは思いもせなんだわ。

面白かったっす。




いきなり石川旅・2日目その③早く寝ないとねー。2019/11/29 23:55

ひがし茶屋街からバスで21世紀美術館方面に戻ろうと


バス停に行ったらお客さん多かったなぁ。

なかなかバスが来なくてイライラしている人も多かったけど
金沢界隈ならこの程度の遅延は遅延のうちには入らない。


とりあえず21世紀美術館周辺でバスを降りて


加賀本多博物館へ。



ここらへんのレンガ作りの建物は国の重要文化財らしい。


そんなこんなで加賀本多博物館に到着。

加賀本多・・・そうです。
先ほど前田土佐守家の博物館へ行きましたが
この本多家も「加賀8家(かがはっか)」の1家。

本多家の所領は5万石。
加賀8家の中でもブッチギリの所領を有しておりました。

当時は1万石以上の領地を与えられれば「大名」と
呼ばれていましたがその多くは5万石以下の小大名でした。

それを考えると1大名の家臣でありながら5万石は超破格。
おまけに官位持ち♪(従5位下・安房守)

そんな加賀本多家所有の名品を見ながら
加賀藩の凄まじさを感じてしまいました。

あと加賀本多の初代・政重の波乱の人生は凄い。
徳川家から始まって大谷吉継ー宇喜多秀家ー福島正則ー前田利長ー
上杉景勝ー前田利常・・・様々な主人の元を歩き回って・・・凄いもんだ。



その後は漫画「花の慶次」でも有名な奥村助右衛門を祖とする
奥村本家、支家の菩提寺が近くにあるというので行ってみました。


スマホ片手に歩いていたのですが寺に到着する前に
「寺を見るときは事前の連絡が必要」らしい事を知り
見学は断念、お寺の前で写真だけパチリ。


機会があったらしっかり事前に連絡してしっかり見学したいなぁ。

奥村助右衛門と言うと
9月にチャリで能登半島を一周した時に
末森城に寄り道したのを思い出した。(当時のブログ



ちょっと暗くなってきました。


あとはホテルに帰りながら今夜の居酒屋を探そうと思っていたら


しいのき迎賓館を通過した際に
「伝統文化ナイトシアター」と称するイベントがあることを知りました。


どーせ、夜は飲んで寝るだけだから
夜の時間つぶしには良いかもしれないと思い、


一旦、ホテルで休憩&スマホ充電をしてから


イベントに行ってみることにしました。


会場にはオイラを含めて2,30人くらいの観光客がおりました。


それも殆どが外国人観光客。


生け花や民謡、太鼓、吟剣詩舞道、芸妓の舞など
金沢文化を同じ舞台で見れるイベントでした。


外国人観光客はそこそこ盛り上がっておりました。
個人的に一番良かったのは太鼓の3人組かな。


それにしても金沢って凄い。
金沢文化のPRと言うか露出に対して本当に一所懸命なところがいい。

確かに金沢って歴史的・文化的な奥深さって凄すぎるけど
年がら年中PRに貪欲で余念が無いところが凄い。

その一方、今自分が住んでいる茂原って
そういった「外への情報発信」やらPRやらが足りないように感じる。

確かに金沢に比べると茂原ってPRすることがあるの?(笑)って
言われたら返す言葉が無いくらい薄っぺらいかも知れないけど
その薄っぺらいかも知れない所のPRすら無いのはヤバい気がする。

自分がジジィになってやることが無くなったら
茂原市の非公式観光サイトでも作っちゃおうかな。
・・・日本語オンリーで。(笑)


その後は魔が差したように片町のパチンコ店へ。


HANABIを打ったけど6000円ほど負け。(涙)


あー、何処か良さげな店ないかなーって思っていたら


ちょっと気になる人情系のお店を発見。



年配の女性1人で頑張る居酒屋さん。
店に入った時にはお客さんが3人ほどいましたが
30分ほどで皆さんお帰りになりました。


生と卵焼き。


あとハンバーグもいただきました。

ただメニューが少ないうえに仮にオーダーしても
「材料がない」と言われてしまったりしてちょっとがっかりだったりして。

常連さんになれば裏メニューみたいなやつが
あったりするのを知っていたりするかもしれないけど
初めてのオイラにとっては店を知るには時間が無さすぎる。(笑)

仕方なく店を出た。



ちょっと食べたりない感じなので
ホテル近くのラーメン屋で酒のあとのシメのラーメン。


メニュー少な目なのは好感が持てたけど


ちょっと味はイマイチだったかな。
でもお腹は一杯になったので今夜はこれで良し。



何だかんだと午前0時近くなってしまった。

とっとと洗濯やって早く寝るべ~。






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