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ロシア勢、独占。2021/03/27 05:45

目が覚めたのが朝4時。

もうひと眠りしようかと思ったけど
フィギュアスケート世界選手権の女子フリープログラムが始まっていた。

録画した番組を昼間に見ても良かったけど
お隣さんの部屋からは既にテレビの音が響いていて
もうひと眠りも面倒くさそうだし・・・見ちゃおうっと。



女子シングルの結果はこんな感じ。(上位選手のみ)

1位 アンナ・シェルバコワ       233.17
2位 エリザベータ・トゥクタミシェワ  220.46
3位 アレクサンドラ・トゥルソワ    217.20
4位 カレン・チェン            208.63
5位 レオナ・ヘンドリックス       208.44
6位 坂本花織              207.80
7位 紀平梨花              205.70



ロシアのアレクサンドラ・トゥルソワは
ショート12位から表彰台入り。地力の違いを見せつけた。

4回転5本って・・・男子かっ!?
ルッツ、フリップ、サルコウ、トゥーループの4種類の4回転を5本。
あの羽生結弦ですら不可能なジャンプ構成。

仮に世界を探してこの構成にトライ出来る
男子を探してもアメリカのネイサン・チェンくらいしか名前が浮かばない。

演技を見た。

①4回転フリップ・・・成功。
②4回転サルコウ・・・転倒。
③4回転ルッツ+3回転トゥーループ・・・成功。
④2回転アクセル・・・成功。
スピン・コレオ
⑤4回転ルッツ・・・転倒。
⑥4回転トゥーループ+1オイラー+3回転サルコウ・・・ダウングレード。
⑦3回転ルッツ+3回転トゥーループ・・・成功。

全ての4回転が成功はならなかったけど
ルッツのコンビネーションとフリップはしっかり跳んでいる。

2度の転倒とダウングレードがあったけどスコアは152.38点。
トータルスコアを217.2点まで延ばしてショート12位から表彰台かよ。
さすがトゥルソワ先輩!ハンパねぇーっすわ。

一時期、成長期の壁を感じる不調が続く時期もあったけど、
どうやら壁も乗り越えつつあるらしい。恐るべし。

4回転ジャンプって足への負担もハンパ無いらしいから
ケガに気を付けて北京五輪でも4回転跳びまくる姿を見たいっス。




坂本花織は堅実な演技で出場枠「3」の立役者になったよ。

フリップ+トゥーループのコンビネーションの間で
ターンが入ったのとルッツでエッヂエラーが残念だったけど
それ以外はミスらしいミスも無くて良かったと思う。

ただスコアは案外伸びずに137点台・・・。
ちょっと低すぎないか?あのトゥルソワが150オーバーなのに
何であの坂本花織の演技が137なの・・・140の前半は出てもいいと思うが。

それでもトータル207.8点。6位確保だ。グッジョブ!



続く韓国のキム・イエリムは2度の転倒が痛い。

体調が良くなかったのではないか?
ショートに比べて身体のキレは無いし、
後半になって疲れが出たのか転倒2回・・・残念。

あの2013年以来の出場枠「3」獲得の野望は潰えた。





アメリカのカレン・チェンはソツない演技。

以前は高さのあるド派手なジャンプがウリでしたが
今はそれも鳴りを潜めて・・・134.23点。
ただこの子のスパイラルは綺麗。トータル208.63点。お疲れさまでした。

4位フィニッシュでアメリカの五輪出場枠「3」確保に貢献。
改めて存在感を示したと思う。



ロシアのトゥクタミシェワは2本のアクセルで挑むも・・・。

冒頭のトリプルアクセルのコンビネーションは
途中でターンが入ってしまって減点だったけど
2発目のアクセルはGoodジャンプだった。

得意のルッツが冴えなかったのと
フリップでの転倒は残念だったかな~。
スコアは140.6点。トータル220.46点。それでも2位になったよ♪

現在、10代女子が引っ張る女子フィギュアにおいて
24歳のトゥクタミシュワ選手の存在って貴重だ。

そんな彼女がキス&クライで6年ぶりの表彰台を決めて
涙するシーンは本当にグッときたね。おめでとー。





日本の紀平梨花は不完全燃焼ぶりは・・・残念至極。

冒頭は4回転サルコウを回避してトリプルアクセルに挑むも2回転に。
続いて2発目のアクセルに挑むも転倒・・・。

後半のルッツでも両足着氷・・・何があったの!?って
くらいデキが悪い・・・マジで信じられんし、悪い夢を見ているようだ。
スコアは126.62。トータルで205.7点で7位フィニッシュ。

坂本花織が6位、紀平梨花7位で合計順位は13。
ギリギリ来年の北京五輪の出場枠「3」を獲得。
この展開は予想できなかったなぁ~。

紀平選手曰く、インタビューでは演技時間が夜時間で
時間の調整が上手く行かなかったと不調の原因を説明してました。

来年の北京五輪は地理的にも有利だし頑張ってちょ。



ラストはロシアの女王様、アンナ・シェルバコワ。

冒頭は4回転ルッツの予定をフリップにしてきましたが転倒。
この程度では首位の座は揺るぎません。

続いては4回転フリップの予定でしたが
起点を利かせて4回転フリップ+3回転トゥーループのコンビに変更。
凄いリカバリー・・・この辺の冷静さはさすがロシア女王だ。

その後はソツなく演技を継続。
最後のジャンプはルッツのコンビネーションでしたが
2つ目のジャンプをループにしてきました。

冒頭のジャンプの失点を取り戻そうと
最後の最後にループまで付けてきたよ。凄すぎ。

楽勝の150点越え。トータルスコアも230点越え。
ブッチギリで世界女王になりましたとさ・・・すげーや。


終わってみればロシア女子の表彰台独占。
今やベテランのカテゴリーになってしまった
トゥクタミシュワ選手の2位って嬉しかったな。


それに引き換え紀平選手は
カレン・チェンやヘンドリクスに先を越されるなんて・・・。
今でも信じられんけど・・・・・これは現実だ。


心配されていた来年の北京五輪の出場枠「3」も
ギリギリ確保できたし、いろいろ課題も出たし・・・ポジティヴに思っておこう。
(アメリカもギリギリで「3」を確保したらしい)


つくづくロシアって選手の層が厚いよ。
10代代表はロシアの3人娘(トゥルソワ、コストルナヤ、シェルバコワ)に
20歳オーバー世代にはメドベデワや今回銀メダルのトゥクタミシェワ。

来シーズン、シニアに昇格するはずの怪物・ワリエワ。
ロシアってどんだけ人材がいるんだろう。



・・・さて、話を変えよう。

今夜は男子フリーだ。
こうなったら男子は日本が表彰台独占を・・・って思ったりして。

羽生選手とネイサン・チェンの激突ばかりに
フォーカスが集まっているけど宇野選手や
何といっても鍵山優真がどこまでやるのか?

楽しみが多すぎです。

どうせだったら鍵山優真が天下獲ってもいいんじゃないかな。(笑)








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