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坂本花織、連覇。2022/12/24 23:33

昼間、いろいろやって夕方からフィギュア全日本の女子フリーをチェック。

ここからはフィギュアスケートの話ばかりなので興味の無い方はスルーしちゃってください。



女子シングルの優勝は坂本花織。

オリンピックでは銅メダル、世界選手権では優勝。
それ以来、事あるごとに「世界女王」と呼ばれるようになった坂本選手。

かつてジュニア時代は表彰台に乗っても後の金メダリストのザギトワや本田真凛を
見上げてばかりでしたが、(当時のブログ)シニアに上がってからは徐々に才能が開花。
今じゃ「日本のエース」なんて呼ばれ方をされても違和感がない選手になりました。

今年の全日本ではショートプログラムから危なげない闘いをして
フリーでもほぼノーミス演技で圧勝。
冒頭のダブルアクセルは出来栄えが満点!すげーや。

ロシア勢のいない世界選手権の連覇が期待されます。




2位は同門の三原舞依。

相変わらずの安定感。後半のコンビネーションで「qマーク」が付いたくらいで
ほぼノーミスと言っていい演技内容でした。
グランプリファイナルに続いて中野門下のワン・ツー。

この分なら世界選手権でも坂本・三原コンビがしっかりと上位を獲って
翌年の出場枠「3」獲得も難しく無さそうです。

ただ三原選手に関して不安があるとすれば健康状態。
ここまでも順調とは言えないスケート人生だったから
唯一、そこが怖いですが最近は安定しているようなので、これからも期待してます。



第1グループから気になった他の選手もチェック。

ショート20位だった松生理乃はこれからも注目します。

派手なジャンプは無くても松生選手の氷上の身のこなしは素晴らしい。
ジャンプの着氷後のフリーレッグの左足の出し方とか(これはもう「神の左」です)
全身を使った緩急のある演技や手の使い方とか・・・本当に素晴らしい。

宮原知子がいなくなって、氷上の所作の美しさは現役最強でしょう!

ただ残念なのが、ややスタミナに難があるところ。
特にフリーでは後半でジャンプがパンクしたり、勿体ない場面もありました。
ここが改善出来れば全日本の表彰台だって狙えると思います。



第2グループは注目選手が多いなぁ。

ショート18位の渡辺倫果選手はトリプルアクセルは跳べたけど、
後半の3連コンボでの転倒とルッツが・・・9位か。
上位はジュニアだらけだから、もしかしたら世界選手権もあるかもしれない。


ショート17位の住吉りをんは4回転トゥーループを着氷も2度の転倒は残念。
14位フィニッシュか。ただ4回転トゥーループは目処はたったし、来シーズンも注目しとこー。


ショート15位の村上遥奈はシングルとペアの二刀流らしい。17位フィニッシュ。
演技中の表情がいい。順位が上がって行ったら人気者になるかもしれない。



ショート14位の吉田陽菜はトリプルアクセルはオーバーターンも
他はソコソコに纏めて6位フィニッシュ。頑張った!

3年前に全日本選手権を見に行った時に(当時のブログ)にも6分間練習中に
跳んでたけど、もう手の内にいれた感じ。これからも頑張って欲しいなぁ。


ショート13位の大庭雅さんは20位フィニッシュも全日本を楽しんでいるように見えました。
御年27歳の雅さんは全日本に出場しただけでも嬉しくて、
フリープログラムを演じられることが幸せらしい。

演技中の笑顔だけなら雅さんはブッチギリで優勝だろう。

自身の半分の年齢の子たちが凄いジャンプで大暴れしても我関せず、
キス&クライでも門奈コーチや振り付けの安藤美姫と3人で笑顔。
来年も頑張るのかな~。リーマンスケーターの雅さんに期待してます。



第3グループのトップバッターは横井ゆは菜。
ジャンプに定評のあり、19年の全日本では5位になったこともある実力者ですが
ここ数年は精彩を欠いて、演技後に涙する事も多くなりました。

年齢的にも引退しちゃうのかな。演技後の彼女の涙はそんな事を予感させます。



ショート11位の紀平梨花の本格化は来シーズン以降になりそう。
グランプリシリーズでは1戦ごとに復調を感じられて、今回はルッツを
跳ぶというから期待していましたが、直前で断念。11位フィニッシュ。

まだ足は完治していないんじゃないかな。
来シーズンは復活→26年のトリノ五輪出場を期待しています。



今年の全日本の女子シングルのシニア選手で一番驚いたのが青木祐奈。

冒頭の3連コンボが衝撃。
飛距離のあるダブルアクセルからオイラ―を挟んでラストジャンプが
サルコウじゃなくてフリップ!それもめっちゃ高いジャンプ!・・・男子かよ。

続いて彼女の必殺コンボ!ルッツ―ループもバッチリ!すげーぞ!復活だ。
胡坐をかいて演技を見ていたのですが、いつの間に正座して見てしまいました。
そうせざるを得ないくらい素晴らしいジャンプでした。

パガニーニの「ヴァイオリン協奏曲第4番」の切ない旋律に乗っての演技がイイ。
後半のフリップはジャンプを跳ぶまで動きが音楽に合っててカッコいい。
自己ベストの7位フィニッシュ!で復活を印象付けました。

これは今後も楽しみだわ。
このフリーはしばらくやってほしいなぁ。



青木祐奈がシニアで一番衝撃だったけど、ジュニアで一番衝撃だったのが中井亜美。
冒頭にトリプルアクセルのコンビネーションをブチこんできた!
トリプルアクセルからのトリプルトゥーループ!3-3にしてきたぞ!

その後、ルッツを跳んでから再びトリプルアクセルをお替りしてきた!
ジュニアと言えば島田麻央ばかりに気を取られていたけど、この子もスゲーや。

後半のルッツでコンビネーション付けないでソロで跳んだから
リピート判定されてスコアが伸びなかったけど、それをやらかさなかったら
逆転の表彰台もあったかと思うと残念に思う。

どちらにせよ26年のミラノ五輪に向けて有望な選手を見れて良かった。



ハイスペックなジュニア島田麻央は大技失敗も表彰台だ!
4回転トゥーループとトリプルアクセルを搭載した鬼プログラムでのビッグサプライズに
期待したけど2つの大技ともに転倒もその後はノーミスで表彰台ゲットは流石だ。

ただし、ハイスペックな島田選手は年齢制限で26年のミラノ五輪に出れない。

シニアの年齢が15歳→17歳に変更になってしまった。
北京五輪までのルールならフツーに出場出来たのにルールが変わったのだ。
前年の25年の7月1日時点で17歳になっていないと出れないのだ。

島田選手と同い年14歳の中井選手は4月生まれでセーフだけど、
10月生まれの島田選手はここで引っかかってしまう。(涙)
残念だけど、次回の五輪に出れないうっぷん晴らしは是非、全日本でやって欲しい。

来年は是非、ジュニアで全日本制覇!を期待してます。



坂本選手の連覇で女子シングルは終わったけど、島田選手を始め
上位10人のうち5人が将来楽しみなジュニア勢が占めた意味は大きい。


今後は来年の世界選手権に出場する選手が誰になるかが楽しみ。
とりあえず坂本花織が確定。三原舞依もほぼ決まり。
問題は3人目が誰になるか?


今シーズンの実績だけ見ていると渡辺倫果っぽい気がするなぁ。











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