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映画「君の膵臓をたべたい」2017/10/09 20:35

今日は夕方から御経塚イオンの映画館で映画。


「君の膵臓をたべたい」って映画を観ました。


基本的に恋愛モノや青春モノ系の映画は敬遠していて
もともと観るつもりもない映画でしたが
昔の職場の同僚がラインで「泣けた」と書いていたのを見て
オイラも見てみたいと思って観ちゃいました。



映画のストーリーを簡単に。

主人公は人づきあいを避けてクラスで一人ぼっちの「僕」。
たまたま病院で「共病文庫」という名の日記を拾います。

ついつい日記に覗き見してしまったのが運のツキ。

日記は明るい性格でクラス一番の人気者・山内桜良のもので
彼女は膵臓の病気で余命が長くないことを知ってしまうのです。


たまたま日記を覗き見してしまったせいで
身内以外で桜良の病気を知ってしまった「僕」は桜良に


「山内桜良の死ぬ前にやりたいこと」に
半ば無理矢理に付き合わされてしまうのだが・・・って話。




映画を観た感想ですが・・・素晴らしい。
自分が今年観た実写の映画でブッチギリのNO.1です。

こりゃ~、泣けますなぁ~。
本当にありきたりなストーリーなんですが
僕も危うく涙腺大崩壊してしまうところでしたわ。

主人公「僕」とクラスメイトの桜良との交流を
12年前と今と時間軸を交差させながら描いていく手法を
とっていましたがこれが自然で上手い。

終盤はウルウルしてしまうポイントが多数。
思いがけぬ展開でびっくりさせたと思えばウルウルさせたり・・・。

本編が終わって「泣かずにすんだどぉ~」と思ったら
エンディングで流れるミスチルがまたヤバい。
多分、これで不意をつかれて涙腺崩壊した人も多数出たのでは・・・と思われます。


余命短いヒロインの桜良と「僕」の交流を
重ね重ね「よくありがちなストーリーだなぁ」と思いながら
観ていましたが引きずり込まれましたね~。

単なるお涙頂戴系な映画じゃないところも良かったですね。
そういった所を狙うようないやらしさもなくて・・・。

そりゃ~、7月に上映が始まって10月になっても
上映が続いている訳ですよ。グッドです。


あとこの映画での一番のインパクトは
ヒロイン桜良を演じた浜辺美波(はまべみなみ)さんでしょう。

不治の病を抱えながらも笑顔を絶やさないという
ヒロイン・桜良を繊細な役どころを見事に演じておりました。
高校時代の「僕」・北村匠海さんとのコンビは最高。

あの破壊力抜群の笑顔は最高。
もうルール違反級の素晴らしさです。
あの笑顔で桜良に惚れてもうた人も多数いらっしゃることでしょう。

ただオイラは浜辺さんに関して笑顔以上に
印象に残ったのは所々で魅せる眼差しです。

ある時は年齢相応の眼差し
ある時はとても10代とは思えないくらい老獪な・・・。

特に前半にホテルから友達に電話するシーンが
あるのですがその時の彼女の懐の深い眼差しは
とても十代とは思えない凄みを感じました。

まだ浜辺さんは十代半ばのはずですが
あの変幻自在な眼差しはデンジャラスだわ~♪
ちょっとスケール感が凄すぎじゃん。


かつて3年前に劇場版の「るろうに剣心・京都大火編」で
初めて土屋太鳳さんを観た時(当時のブログ)のような
衝撃を受けてしまいました。

当時の土屋さんも眼差しに衝撃を受けましたが
今回の浜辺さんもそれに負けず劣らずの印象を受けました。


後で知ったのですがこの浜辺さんが
土屋さんが出ていた朝ドラの「まれ」に出演されていた
そうですが・・・気付かなかったなぁ~。


おっと、話が逸れてしまいましたが
この映画、今年オイラが観た映画でブッチギリのNO.1です。

近年の超大作って言われる映画でも脚本がスカスカだったり
演出面で全然ダメだったりする映画が多い中、
脚本も演出も役者さんもバッチリ揃ったいい映画でした。


まだ今年も2か月以上残っていますが
この映画の出来を超える映画はそうは出て来ないでしょう。






君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

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映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」2017/09/28 22:54

竹乃家で夜飯してから映画を観ました。


今月末までもう一本映画を観ると
映画1本分のタダ券がもらえるので・・・。


今回チョイスしたのは「ナミヤ雑貨店の奇蹟」って映画。


本来なら「君の膵臓を食べたい」を
観たかったのですが時間帯が合わずに
「ナミヤ・・・」をチョイスしました。


ストーリーですが
2012年、コソ泥して逃亡した若者3人「一晩だけ・・・」のつもりで
無人の廃家に逃げ込みます。

誰もいないはずの廃家「ナミヤ雑貨店」。

朝までの時間つぶしのつもりで家の中を物色中に
シャッターの揺れて一通の手紙が差し込まれます。

驚き慌てた3人は廃家から逃げ出すのですが
幾ら逃げても不思議なことに同じ場所に戻ってきてしまうのです。

仕方なく廃家の「ナミヤ雑貨店」に戻った3人。
投函された手紙を見ると悩み相談の手紙。
それも30年以上前の1980年からの手紙でした。

廃家に落ちていた雑誌で廃家のかつての住人だった
「ナミヤ雑貨店」のマスター・浪矢は客の悩み事相談をすることで
有名だった事を知ります。


恐る恐る手紙を読む3人は悩み相談の返事を
書いてみたのですが・・・って話。



映画を観た感想ですが・・・面白かったっすねー。

時を超えた悩み相談で様々な人達が繋がっていく様子は
なかなか面白いと思いました。

誰が書いた話かは知りませんが凄く面白かったですよ。
(あまり詳細を書いてしまうと即、ネタバレになってしまいそうで
下手な事は書けないのでお許しを・・・)

映画・・・というより話は本当に面白いと思いました。



もともと観るつもりも無かったし
「お涙頂戴」系・・・っぽい映画のタイトルも嫌でした。

でも以前、朝のバラエティー番組で
この映画の試写会で主演の山田涼介が共演の西田敏行からの
サプライズレターで人目を憚らず男泣きする様子を見ていて

・・・見てみっか~ってことになったのです。


特に涙も出ませんでしたし
ちょっと出来ずぎじゃねーって展開もありましたが
思ったより面白い映画でホッとしました。


あと印象に残ったと言えば
あと脇役で出ていた鈴木梨央さんと門脇麦さん。


鈴木梨央さんは絶叫する場面があるんですが
(↑具体的に書いちゃうとネタバレになるんで自粛)
そん時の表情が怖い。ホラーみたいだ。

この子、2013年にNHKの大河ドラマ「八重の桜」に出てたけど
その時の演技がめちゃめちゃ印象に残っていて(当時のブログ
たまにテレビに出ると「頑張ってんねー」って思ってました。

今回も登場は少ないですがまたも印象を残してくれました。


あとは門脇麦さん。

この人の歌声っていいわ~♪CD出しちゃえばいいのに~って思った。

門脇さんってNHKの朝ドラ「まれ」に出ている時から
何とも言えないオーラのある人だなぁ~って思っていたけど
歌も何とも惹きつけられる不思議な歌声だわ~♪


何となく観た映画でしたけど想像以上に
いい映画だったのでビックリ。

・・・ただ言っておきたいのは
この映画はお涙頂戴的な映画ではない事です。
何となくあとからジワ~っと来る映画なんです。






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映画「関ケ原」2017/08/29 11:36

今日は久しぶりに映画を観に行きました。


岡田准一主演の「関ケ原」。

タイトルから分かる通り関ケ原の戦いを描いた作品でした。
主演の岡田准一が演じたのが石田三成。
三成最大の敵・徳川家康を役所広司が演じていました。



映画の感想ですが・・・一体、何を伝えたかったんですか?って思いました。

最近の日本の映画によくありがちですが
脚本の練り込みが全然足りない気がします。

裏切りに走った東出昌大演じる小早川秀秋の苦悩の演技も空回り、
三成と直江兼続の関係性もスカスカ・・・。
初芽(有村架純演じる忍者)の存在って一体何?

オイラは原作は知らないけど原作もこんな感じなのかなー。
いや司馬遼太郎あたりがこんな書き方はするまい。

この監督やら脚本は何を伝えたかったんじゃぃ。
基本的に関ケ原の戦いって出てくる人が多すぎて
この戦いを映画にするのは難しいと思う。

近頃の「超大作」にありがちな「まとまりのない」作品がまた一つ生れてしまった。

あとハリウッドでありがちな「善と悪」みたいな構図もウンザリです。
100%の善と100%の悪みたいな単純でスカポンタンな描き方は
如何なものかなーとつくづく思いました。日本映画なんだからさ~。



ただ出演していた俳優たちは頑張ってました。
岡田准一も役所広司もみんなそれぞれの役を見事に務めてました。

特に役所広司さんの役作りは衝撃的。
家康を演じるにあたり、あの太鼓腹を作ってきた辺りは見事。
まさにプロフェッショナル。

あとどうでもいいけど有村架純の佇まいがちょっぴりエロかった。
別にエロいシーンも無かったのですがちょっとエロっぽく見えた。
この人、ちょっと方向性を変えたらもっと奥深い女優さんになったりして・・・。

合戦のシーンの「間」というか「じれったさ」も良かったと思います。


何と!2時間20分ほどの長編でありながら
一度も時計を見なかったのは岡田准一さんをはじめとする
豪華俳優陣の頑張りにおかげだと思います。

・・・・・が、纏まりが無かったよ~。
本当に残念極まりない。




映画「メアリと魔女の花」2017/08/17 19:00

今日は御経塚のイオンで買い物ついでに映画を観た。


「メアリと魔女の花」って映画。


監督は元ジブリの米林宏昌、プロデューサーは西村義明という
元スタジオジブリなコンビの映画でした。


話は赤い館村に引っ越してきた主人公メアリが
森で見つけた不思議な花「夜間飛行」を見つけたことにより
引き起こされる大事件を描いた話でした。


映画を観た感想ですが
話の途中までは引き込まれたけど
ツメが甘いと感じました。


元スタジオジブリのプロデューサー西村義明が
設立したスタジオポノックの記念すべき
長編アニメ映画の第一弾になった「メアリと魔女の花」。


声優陣は豪華。
ヒロイン・メアリ役は杉咲花、ピーター役は神木隆之介。
脇役陣が天海祐希、小日向文世、遠藤憲一、渡辺えり、
満島ひかり、大竹しのぶ・・・超豪華。

マジでジブリっぽい。

映画を観ればわかるけど
しっかりとスタジオジブリの血流を継いだ映画でした。
どの世代もフツーに楽しめる作品になっていました。


まさしく安心・安定のジブリクォリティー。
ただ何か足りない感がマンマンでした。


昨年大ヒットになった「君の名は」もそうでしたが
前半はいいけど後半になって案外・・・って感じ。
この映画もまさしくそのタイプの映画でした。

この映画が公開間もない頃、
日テレの朝バラエティー「ZIP!」では
「興収50億確実!」くらいな勢いで煽ってましたが
このクォリティーで50億いくのかなー。

ただ「君の名は」のクォリティーで
興収200億超えちゃう時代だし
この作品が50億超えするのもあるかもしれません。


ガチで観に行くのはどうかと思いますが
僕みたいに時間潰しに行くにはいい映画かもしれません。


最後になりますが
杉咲花さんは女優よりも声優の方がいいかもしれない。

先日観た映画では(当時のブログ
「本当に日本アカデミーの最優秀助演女優賞?」って位の
クォリティーの見せつけられて以来、

杉咲さんにはイマイチなイメージしか持てませんでしたが
今回の映画やたまたま聞いたテレビ番組の
ナレーションの声は本当にいいなぁ~と思いました。

この人はきっとそっち(声優やナレーター)の方で
生き残る人じゃないかなって思いました。






メアリと魔女の花 オリジナル・サウンドトラック

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映画「美女と野獣」2017/05/31 23:53

餃子の王将でガッツリとランチしたあとはプールだ。


今にも雨が降りそうな空模様。
プールで50分ほどウォーキング。


本来なら明日から夜勤だった。

6月は13日あたりに年休を取るつもりだったけど
上長から「他に年休取得予定者がいるので・・・」という事で
13日の年休取得は諦めざるを得なかった。

まだまだオイラは新参者なのだ。

職場の年休ルールみたいなものがあって
同じ日に一定数以上の年休希望があるとオーバーした分の人は
年休を諦めなくてはならないというルールなのだ。

代わりに取得できたのが1日というわけだ。



まだまだ休みだし映画でも観に行こう!

9時からのレイトショーだ。
映画館に行って見ると気になる映画が2本。

「ちょっと今から仕事やめてくる」
「美女と野獣」の2本だった。


「ちょっと今から・・・」はまだ上映が始まったばかりだし
まだまだ観る機会はあるだろう。


という事で上映時間がちょっとだけ早い
「美女と野獣」を観ることに決定。


あまりにも有名な話の実写版なのでストーリーは省略。

観た感想ですがストーリーがちょっと雑なのが残念。
野獣とベルの心惹かれていく過程をもっとしっかり描いてほしかったかな。

「みんな、話知っているからいいよね~」と言わんばかりの
雑な描き方に残念感が払しょくできませんでした。

ただベル役のエマ・ワトソンの庶民的な美しさに好感。
あとガストン役のルーク・エヴァンスがめちゃイイ。
完璧に悪役のガストンを演じておりました。



そしてエンディングも良かったです。
ディズニーっぽくて・・・あれは良かったと思う。
エンドロールが始まってもなかなかお客さん帰らなかったし。


ぶっちゃけ劇場で観てもDVDでも観てもどっちでもいい映画かなーって思いました。





映画「無限の住人」2017/05/19 00:24

今日は昼からプールで軽く運動やって夜飯してから
映画を観ることにしました。


映画館へ行くと「美女と野獣」などボチボチなラインナップ。


何となくチョイスしたのが木村拓哉主演の「無限の住人」。



キムタクの役どころは「百人切りの伝説」を持つ侍・万次。

妹の命を賞金首に殺されて生きる意味を失った時に
謎の老婆に無理矢理に不死身の身体にさせられてしまう。

そんな不死身の万次に助っ人を頼んだのが
2年前に師範代の父を殺された凛と名乗る少女。


凛の中にかつて殺された妹の面影を見た万次は
失った生きる意味を、そして自身の不死身の身体を
凛の用心棒の為に使うと心に決めるが・・・って話。



映画を観た感想ですが
アクションが凄い。周りがみんな敵!
バッサバッサと斬りまくりのアクションシーンは凄かった。

とにかく激しいアクション見たい人や時間つぶしに
映画したいって人には向いている映画だと思いました。

ただ腕が切れたりちょっとグロいシーンも
あったりするので家族で観たい人にはお勧めできません。


主演は木村拓哉なので演技については想定内。
キムタクはキムタク以上でも無く以下でも無い。

世間には木村拓哉の演技について
ネガティヴな評価をする人が多く見受けられますが
僕は「キムタクの安定感」は結構好きです。

良くも悪くもキムタクを使う側としては
何を演じさせても確実に「キムタク」としてプロダクトアウトしてくれる
木村拓哉という存在はありがたいと思っているだろうし

見ている側もクレジットに木村拓哉の名前を見た瞬間に
その映画がどういう映画なのか、ある程度想像できるって言う
ありがたさもあるだろうし・・・。


木村拓哉の映画を観たのは実写版の
「ヤマト」以来ですが今回も堅実にキムタクしていましたよ。
殺陣はかっこよかったしさ~。


これでキムタクが演技派に・・・とか技巧派・・・とか
路線変更したら使う側も観る側も混乱して大変だと思うし
多分、キムタクを使った映画は減ってしまうと思うんですよ。


キムタクはキムタクでいいんですよ~って思います。


今回の映画で問題があるとすれば脚本かなーって思います。


どうやらこの映画って原作の漫画があるらしくて
それを一所懸命に一本の映画にしようとして
多くのキャラクターが出てきましたが・・・


纏めきれてない!・・・って印象を受けました。


特に市川海老蔵と山崎努の無駄遣いは喝を入れたくなりました。


あと豪華出演者の中で一人だけダメだな~と思ったが
ヒロイン・浅野凛を演じた杉咲花さん。


演技が全然パワー不足、全然台本某読み。

キャーキャー喚いているけど
何も説得力無くてパワーも無い。ただうるさいだけ。
別の女優さんの方が良かったんじゃないかな~。

それとも原作の漫画のキャラがこういうキャラなのかな~。


この人、本当に(アカデミー賞の)最優秀助演女優賞獲ったの~?
・・・・・ちょっと信じられないなぁ。
回鍋肉食べていた頃はいいなぁ~って思ったけど。


ちょっと脱線しちゃいましたが
時間つぶししたい人やど派手アクションですっきりした人には
この映画はいいかも知れません。

DVDでもいいのかもしれないけど
敢えてあのアクションを堪能したければ劇場がいいでしょう。



今回もスマホの写真データが消えてしまって
写真無しの記事になってしまいました。


・・・もしかしたらSDカード自体がダメになっているかもしれない。
そんな気がしてきました。

リピートしちゃった2017/03/08 14:08

朝一の体重は133.7kg、体脂肪率34.9%。
血圧152-103。脈69。


朝、ゴミ捨てで外に出ると雪積もっていました。

ただ午前中に一旦、日が差した時間帯があって
そのおかげで雪はかなり融けてくれました。


ちょっと御経塚のイオンへ行って映画を観てきました。

先日見事に日本アカデミー賞の最優秀アニメーション賞を受賞した
「この世界の片隅に」を再び観てきました。

今回は原作の漫画もしっかり読んでからのリピートです。

原作を読んで見てからの感想ですが

すずと遊女のリンとの関係をもっと掘り下げてみてもいいのかな~、
原作並みにすずとリンの関係を再現すれば
作品にもっともっと奥行きが出てきて更にいいモノになる気がしました。

DVDやブルーレイが出てくるのであれば
こういった部分を加えた拡大版みたいなものを
見てみたい気がします。(ちょっと難しいとは思いますが)



映画を観た後、イオンでTシャツを購入。
この店舗も大きいサイズの品ぞろえがあって嬉しい限り。




映画「この世界の片隅に」2017/01/13 14:31

今日は以前から観たいと思っていた映画を観てきました。



「この世界の片隅に」っていうアニメ映画です。



昨年の11月から公開は始まっていました。
オイラは隣町の映画館での上映開始を待っていたのですが
上映する気配がなく、無為に時間だけが過ぎてしまいました。


結局、今月になって30kmほど離れた町の映画館で観ることになりました。



映画のストーリーですが
舞台は太平洋戦争終盤の広島と呉。

主人公は広島に住む絵をかくのが好きなすずさんという女性。

18歳になって突然湧いた縁談話が進んで
1944(昭和19)年2月、広島から呉にお嫁に行くことになりました。


海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんは


優しい周作の両親、何かと厳しい義姉の径子と
おっとりとした娘の晴美、ご近所の知多さん、刈谷さん、
堂本さんら個性的な人達と呉での生活をしていきます。


戦況の悪化で配給物資がだんだん減っていく中でも、
工夫を凝らして食卓をにぎわせ、
衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、
毎日のくらしを積み重ねていくすずさん。


そんな生活の中で遊女のリンさんとの出会いや
更に水兵となった小学校の同級生・水原哲との再会で
すずさんも夫の周作も複雑な想いを抱えたりもします。


1945(昭和20)年になって
呉は度重なる空爆に襲われるようになります。
その最中にすずさんが大切にしていたものが失われていきます。


それでも時は過ぎていき、


昭和20年の夏がやってきますが・・・って話。



いや~お見事。いい映画でした。
ズバリ!ここ10年で観た映画の中でも
5本の指に入ると思われる素晴らしい映画だと思いました。


出資企業を募るためのパイロットフィルム制作費用を
集める為にクラウドファンディングを活用し


当時の映画ジャンルでの史上最多人数(3,374人)、
史上最高額(39,121,920円)を集めてアニメ制作にこぎつけた
作品でしたがそれほど期待し過ぎずに観ていました。


何故?期待しすぎずに・・・かというと公式サイトでの
各界の著名人の応援コメントがあまりにも
「絶賛され過ぎじゃねーの」と思ったからです。


あの絶賛ぶりを真に受けて
あとでガックリだった・・・ということになるのが怖かったのです。


でも映画を観終わってそれら著名人のコメントの数々は
実に的を得たコメントだった事を実感しました。


この映画は従来の戦争アニメにありがちな
エグイ表現はかなり控えめで
押しつけがましい所もまるで無いのが斬新でした。


そもそもアニメ映画を観て
ここまで涙腺が緩んだのは
この映画が初めてでした。


映画の前半は穏やかで朗らかですが
後半に入ると徐々に重苦しくなってきます。
(徐々に重苦しくなっていく演出も見事なのです。)

前半はそれほど感情を表に出さないすずさんが
後半になると感情を言葉に態度に出すようになるのですが
その叫びがやたら胸に刺さるのです。

具体的なシーンは言いませんが
物語終盤のすずさんのセリフが
本当に心に刺さりますし涙腺も緩むのです。


自分はこの映画の原作は知りませんが
主人公すずさんの声を演じたのん(能年玲奈)さんの
演技は見事だと思いました。


この作品の片渕監督をして
「のんさん以外のすずさんは考えられない」と
言わしめていたらしいのですが

今回ののんさんの演技は本当に見事だったと思います。


のんさんはツボにハマると大爆発する
天才肌な人なのかもしれません。


十分な宣伝広告もしないのに(←できなかった?)
その作品の素晴らしさで今でも上映館を増やし続けている
「この世界の片隅に」は傑作でした。


久々にいいアニメを観た気がします。


現在もヒット上映中の「君の名は」は今後、
興行収入200億超の数字だけが
記録として後世に残る作品になっていくと思いますが

先日、興行収入10億超えを果たしたばかりの
「この世界の片隅に」は紛れもなく後世に語り継がれる
アニメ作品になっていくであろうと思います。


今後は原作を読んでから
再び劇場に足を運びたいと思っています。






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