しんぼみつよしの「デブろぐ」

今日は朝から雨。
昨日の天気予報じゃ「曇り」予報だったのに・・・。

朝一の体重は114キロ。




ニュースでフィギュアスケートの高橋大輔が引退したと伝えていた。


あぁ、大輔引退か～。
何となく引退しちゃうかな～って思っていたけど
やっぱり引退しちゃうのねん。


高橋大輔は男子フィギュアの大功労者だと思う。


高橋大輔が現れるまでの男子フィギュアって
女子フィギュアの陰に隠れてオリンピックになっても
どうでもいいような扱いだったと思う。


どうせ男子じゃ、フィギュアは勝てない。
こんな意識が当たり前だったと思う。


高橋大輔は自らの活躍でそういった「常識」をブチ破った。


2002年にジュニア世界選手権を日本人男子として初制覇。
バンクーバーオリンピックでは日本人初の銅メダル。
オリンピック直後の世界選手権で日本人初の優勝。
2012-2013シーズンのＧＰファイナルでは日本人初制覇。


特にオリンピックで初メダルを獲得してからは
「女子一辺倒」だったメディア側の対応がガラリと
変わったようにも思える。・・・少なくともオイラにはそう見える。


同時期に活躍した織田信成や小塚崇彦らと
アイドル的な人気を博して、男子フィギュアも女子フィギュアと
並んで「市民権」を獲得に至った原動力にもなった。


現在では羽生結弦や町田樹らの「新世代」が大ブレーク。
男子フィギュア選手の「アイドル化」が急加速、
今や女子フィギュアの人気を脅かす勢いすら感じます。

こういった「後輩」たちの活躍のバックグラウンドには
高橋大輔の長きにわたる活躍があったのは間違いないでしょう。


大きなケガを乗り越えて獲得したバンクーバーオリンピックで
銅メダルを獲得した演技は素晴らしいし、2009年や2012年の
グランプリファイナルでの圧巻の演技も印象的ですが
個人的には昨年のＮＨＫ杯SPでの大復活！が一番好き。



あぁ～高橋、転倒・・・
あぁ～4回転、両脚着氷・・・


昨年の高橋選手はもがいていました。
相当苦しそうでした。


ステップはいいものを持っていても4回転ジャンプで
回転不足や転倒が相次いで思うような成績が上がらない時期は
テレビで見ている側も居た堪れない気持ちになりました。

別に4回転に拘らなくてもいいんじゃないの～って思ったりもした。
（当時のブログ）


それでも諦めずに４回転に挑戦し続けた
高橋選手の想いが結実したのが昨年のＮＨＫ杯。
このＮＨＫ杯のショートプログラムはまさしく「神演技」。


冒頭の４回転トゥーループを見事に決めて波に乗ると
続くトリプルアクセルも完璧。ジャンプの高さはもちろん
着氷の優雅さは高橋選手ならではのもの。

この２つのジャンプだけでも泣いてしまった女性ファンは
多かったのではないでしょうか。

その後のステップの美しさは圧巻。
全てのジャンプの要素を完ぺきにこなしてしまえば
あとは高橋選手の美し過ぎるステップに魅了されるだけ。

全ての演技を終えたあと、会場のお客さんが総立ちで
高橋選手を讃える様子は鳥肌モノでした。

シーズン中の不振を払拭する完璧すぎる演技が
素晴らし過ぎてコーチのニコライ・モロゾフが泣いちゃう訳ですよ。
多分、多くのお客さんも同じ気持ちだったと思います。

スコアは一人だけブッチギリの95点オーバーのハイスコア。
2位のフェルナンデス選手を10点以上の差をつけ、
後日のフリーも無難にまとめて見事にNHK杯を優勝するのです。


このNHK杯の優勝は高橋選手の復活を印象付けましたが
その後、運悪く高橋選手はケガに見舞われてしまいます。

全治するには時間が掛かるケガでしたが
高橋選手はケガをおしてオリンピック選考会も兼ねる
全日本選手権への出場を強行します。

演技中に手にケガをして血を流したまま気迫の演技。
結果は5位もこれまでの大舞台での経験を買われて
ソチ・オリンピックの出場を決めます。

オリンピックではフィギュア選手団の
良きアニキ＆キャプテンとして選手団を支えました。
自身はケガの影響があってかメダルはならなかったものの
6位入賞を果たしました。（五輪3大会連続の入賞も日本人初）



このオリンピックが大輔選手最後の競技になるとは・・・。


高橋選手はジャンプが無くてもステップだけでも
見応えがある人って思います。
競技スケートからの引退は残念ですが
今後のプロスケーターとしての活躍が本当に楽しみです。






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