連覇、おめでとうございます! ― 2018/02/17 15:10
今日は朝からフィギュアスケート男子フリープログラムをチェック。
結果はこんな感じ。(上位5人だけ表示してます)
1位 羽生結弦 317.85
2位 宇野昌磨 306.90
3位 ハビエル・フェルナンデス 305.24
4位 金博洋 297.77
5位 ネイサン・チェン 297.35
男子フリープログラムは第1グループから見どころ満載。
第一グループに登場したのが日本の田中刑事は18位。
転倒2回など全体を見れば褒めらえる内容じゃないけど
五輪の舞台で4回転サルコウを決められたのは
本当に良かったと思う。演技後の表情も良かったし今後も注目で。
第二グループにはネイサン・チェンが登場してきた。
フツーだったら当然最終グループ・・・って選手ですが
ショートプログラムで全てのジャンプ要素でミスを連発、
まさかの17位スタートのネイサン・チェン。
ショートプログラムのリベンジとも言える
このフリーで「圧巻の4回転ジャンプショー」を見せてくれた。
当初の予定では
---前半---
①4フリップ+3トゥーループ
②4フリップ
③3ループ
---後半---
④4トゥーループ+2トゥーループ
⑤4トゥーループ
⑥4サルコウ
⑦3アクセル
⑧3フリップ+2トゥーループ+2ループ
という予定したが
---前半---
①4フリップ+3トゥーループ→4ルッツ 成功!
②4フリップ→4フリップ+2トゥーループ 成功!
③3ループ→4フリップ ミス!
---後半---
④4トゥーループ+2トゥーループ→4トゥーループ+3トゥーループ 成功!
⑤4トゥーループ 成功!
⑥4サルコウ 成功!
⑦3アクセル 成功!
⑧3フリップ+2トゥーループ+2ループ→3フリップ+1ループ+3サルコウ 成功!
ある程度は変更してくるだろうなとは思っていましたが
当初の4回転5本という超高難度プログラムを
結果的に4回転6本という異次元プログラムに変更してきたのです。
(ちなみに優勝した羽生選手は4回転4本です)
3回転のジャンプ要素は2つだけ。
アクセルとフリップからの3連続コンビ―ネーションのみという
かなり夢のような・・・というか超リスクテイクな構成になりました。
ネイサン・チェンの凄い所はこんなプログラムでも
4回転を6本中5本しっかり決めた所が凄いのです。
多分、五輪のフリーで4回転5回成功って史上初の偉業だと思います。
この異次元のフリープログラムが叩き出したスコアは215.08点!
超不完全燃焼だったショートとの合計スコアは297.35!
最終的にショート17位から総合5位に順位を上げてきたのです。
何と凄い!ネイサン・チェン。
ソチ五輪で16位から6位と大逆襲した浅田真央もビックリの
ネイサン・チェンによる異次元の大逆襲劇に
オイラはただただ茫然としてしまいました。
チェン選手の強さは秘密はこの「強気」なのだと再認識しました。
ショートプログラムでも冒頭のジャンプをフリップでなく
よりスコアが望めるルッツに挑戦してきたネイサン・チェンの
世界一とも思える「強気」が成した選択だったのです。
あのショートプログラムで安定感のあるフリップを
選択していたならチェン選手には別の未来が
待っていたのかもしれませんが
それを良しとしないチェン選手の「強気」が
あのショートプログラム崩壊を呼んだと思えば、
フリーで異次元の大逆襲をしたりしたわけです。
オリンピックで4回転5本なんて羽生結弦を含めて
世界で誰も成し得ていない偉業なのですから。
(↑4回転6本にチャレンジって・・・それもレジェンド級です)
「超強気」な18歳のネイサン・チェン選手からは
これからも目が離せないし、四年後がますます楽しみです。
第二グループには韓国のチャ・ジュンファン選手も出てました。
ショートでは4回転を跳ばなかったチャ・ジュンファンでしたが
フリーでは4回転サルコウに挑んできました。
4回転は失敗しましたが他のジャンプはしっかり跳んでいました。
最終的に15位に終わりましたがまだ16歳のチャ・ジュンファンは
名伯楽・ブライアン・オーサーの指導を受けて北京五倫では
もっと強くなっているかもしれません。
今後も注目すべき選手だろうと思います。
第3グループに出場したアメリカのヴィンセント・ゾウも
四年後は怖い一人になりそう。
何と!4回転5本のプログラムで勝負してきました。
---前半---
①4ルッツー3トゥーループ 成功
②4フリップ お手つき。
③4サルコウ 成功
---後半---
④4ルッツ 回転不足
⑤4トゥーループ 成功
⑥3アクセルー2トゥーループ 成功
⑦3アクセル 成功
⑧3ルッツー1ループー3フリップ 成功
冒頭の4回転ルッツからのコンビネーションはいい。
高さもある4回転ルッツから両手挙げの3回転トゥーループは
本当に高いレベルだ。
この選手の恐るべきところは後半にも4回転ルッツを跳んだことだ。
近年の4回転ルッツの先駆者ともいえる中国の金博洋や
同じアメリカのネイサン・チェンですらフリーで2発の4回転ルッツは
やらなかったけどこの男はやってきた。
残念ながら後半のルッツは回転不足になってしまったけど
結構凄いチャレンジだと思いました。
更にネイサン・チェンとは違ってトリプルアクセルも
2発ともフツーに跳んでましたし最後に跳んだ3ルッツからの3連は
良いコンビネーションだったと思いました。
ジャンプの質という面ではまだまだ世界のトップクラスには
及ばないですが4年後が楽しみな選手には変わりありません。
(4年後の)北京ではネイサン・チェンと二人で大暴れするかもしれません。
ロシアのミハイル・コリヤダは最後まで4回転ルッツ決まらず。
今シーズンは最後まで期待し続けてきたのですが
結局4回転ルッツ決まらなかったなぁ~、残念。
他の4回転は跳んでたけど後半のジャンプはボロボロでした。
来月の世界選手権に出てくるかは分かりませんが
出て来たら最後の最後に決めてほしいな、ルッツ。
アダム・リッポン選手の演技は何だかホッとするわ~。
4回転の無いプログラムだったけど落ち着いて見ていられた。
ルッツも跳んでたけど両手挙げの「リッポンルッツ」見たかったなぁ。
数年前までのアメリカ代表って言うと4回転はやらない
丁寧な演技をする選手が多かったけど今じゃ、ネイサン・チェンやら
ヴィンセント・ゾウやらバシバシ4回転を跳んでくる若手が出てきた。
4回転が主流になる中、リッポン選手は今回のオリンピックの選考を
兼ねた全米選手権では表彰台を外す4位になったりもした。
今回のオリンピック出場も危ぶまれたけどこの人の演技はいい。
アダム・リッポンの演技を見ていると「別に4回転無しでもいいなー」って
思ったりするから不思議だ。
年齢的に見ても次回のオリンピックは厳しいかもしれないけど
少しでも長くこの人の演技は見ていたいなーと思う。
リッポン選手のホッとする演技を終えて
いよいよドラマは佳境を迎えます。
・・・・・最終グループの闘い。
最終グループ1番手…というか前座になったのが
ロシアのドミトリー・アリエフ。
ショートは自身最高のデキで5位スタートも
フリーでは途中で転倒したときに腰を強く打った影響か
ジャンプで精彩を欠いてしまいました。7位フィニッシュ。お疲れっ。
アリエフ選手の演技を終えてここからがクライマックスです。
今後のためにショートプログラム上位選手のスコアのおさらいです。
1位 羽生結弦 111.68
2位 ハビエル・フェルナンデス 107.58(トップとの差4.10点)
3位 宇野昌磨 104.17(同 7.51点)
4位 金博洋 103.32(同 8.36点)
6位 パトリック・チャン 90.01(同 21.67点)
まずは中国の金博洋。
フリーのベストスコアが昨年の世界選手権で出した204.94。
ここで出せればトータル308点台のハイスコアも期待できます。
しかし結果は194.45。(トータル297.77の4位)
演技も後半の4回転トゥーループで転倒したのが
唯一のミスでしたが思いのほかスコアが伸びなかったのが残念。
4回転ルッツをはじめとして他のジャンプは
全て加点されてましたし本当に残念。
あの転倒で出来栄えがマイナス4点されていたのがマジ痛い。
あれが無ければ300超えもあったと思うと本当に残念。
キス&クライで金博洋が泣くのも分かるわ~。
ここで297.77の金博洋が暫定首位。
お次はカナダのパトリック・チャン選手。
チャン選手のベストスコアは2年前の四大陸選手権のフリー。
4回転トゥーループのみのフリーで観客の心を鷲掴みにした好演技。
あのガッツポーズに感動したあの時の203.99。(当時のブログ)
ただチャン選手がトップに立つにはそれ以上のスコア、
それ以上のパフォーマンスが求められますが結果は如何に・・・?
173.42・・・トータルで263.43の9位フィニッシュ。
ジャンプのミスが目立ってしまってスコアが伸びず・・・。
ただあの重心の低い深いエッヂの伸びのあるスケーティングは健在。
ただジャンプが・・・本当に残念。
金博洋選手もパトリック・チャン選手も本当に残念でしたが
この二人の存在はソチ五輪以降の羽生選手にとっては
本当に重要な存在でした。
特に2015-16シーズン。
あの羽生選手が世界記録を連発した2015-16シーズンにおいて
チャン選手はグランプリシリーズのカナダ大会では
羽生選手の壁となって立ちはだかったり、
金博洋選手は4回転がサルコウ、トゥーループ全盛だった時期に
4回転ルッツという超難度の4回転を持ち込んできました。(当時のブログ)
この二人の選手がいい意味で羽生選手を刺激しなければ
あのシーズンの羽生選手の大爆発、ブレークスルーは
無かったんじゃないかと今でも思ったりします。(当時のブログ)
金博洋選手が暫定首位(297.77)のまま。
残りの選手は羽生結弦、ハビエル・フェルナンデス、宇野昌磨の3人。
それぞれの選手はトータルで300点越えすればメダルが決まります。
3人がフツーに演技出来れば表彰台はこの3人になりそうです。
まずは羽生選手から。
ジャンプ構成はこんな感じ。
---前半---
①4サルコウ
②4トゥーループ
③3フリップ
---後半---
④4サルコウ+3トゥーループ
⑤4サルコウ+1ループ+3サルコウ
⑥3アクセル+2トゥーループ
⑦3ループ
⑧3ルッツ
ルッツはもちろんループも使わない
サルコウ、トゥーループの2種類4発の構成で金メダルを狙います。
一見、守りの構成に見えますが2015-16シーズンに
330点越えの世界記録を出した時の構成より確実に難度は
上がっているので全部跳ぶことが出来れば金メダルは堅そうです。
演技の結果はこうなりました。
---前半---
①4サルコウ 成功(出来栄え3)
②4トゥーループ 成功(出来栄え3)
③3フリップ 成功(出来栄え1.6)
---後半---
④4サルコウ+3トゥーループ 成功(出来栄え2.71)
⑤4トゥーループ+1ループ+3サルコウ
→4トゥーループのリピードで3割減点(更に出来栄えマイナス2.06)
⑥3アクセル+2トゥーループ
→3アクセル+1ループ+3サルコウ 成功(出来栄え2.14)
⑦3ループ 成功(出来栄え1.2)
⑧3ルッツ 着氷でミス(出来栄えマイナス1.1)
前半はほぼ完璧な内容。
サルコウとトゥーループの4回転をそれぞれ出来栄えMAXの
3点満点を獲得しているあたりは神レベルです。
本当に美しいジャンプでした。
後半ですが重要な4サルコウ+3トゥーループを完璧に決め
ホッとしたのも束の間、4トゥーループからの3連続が決められず
結果的に4回転トゥーループのリピートとなって大減点。
(ルール上、同じソロジャンプの2度跳びは減点になります)
ところが直後に羽生選手は見事なリカバーを果たします。
3アクセルからの連続ジャンプを3連続ジャンプに変更。
先ほどのリピートのミスのリカバーを果たします。
3ループはサラリと決めて最後はルッツでしたが
着氷で乱れて転倒にはならなかったものの減点を受けてしまいました。
2度のミスはあったものの致命的なものにはならず
フリーで叩き出したスコアは206.17。
トータルで317.85として見事に暫定首位になりました。
羽生選手の野望を阻める可能性のある男は
ハビエル・フェルナンデスと宇野昌磨の二人となりました。
まずはハビエル・フェルナンデス選手から。
演技構成はこんな感じ。
---前半---
①4トゥーループ
②4サルコウ+3トゥーループ
③3アクセル+2トゥーループ
---後半---
④4サルコウ
⑤3ループ
⑥3アクセル
⑦3ルッツ
⑧3フリップ+1ループ+3サルコウ
フェルナンデス選手はサルコウ、トゥーループの4回転を
3回跳ぶ構成です。
4回跳ぶ羽生選手よりベースとなる技術点は少な目な上に
ショート終了時点での羽生選手との差は4.1点。
逆転優勝するのはノーミス演技が絶対条件です。
結果は・・・
---前半---
①4トゥーループ 成功
②4サルコウ+3トゥーループ→4サルコウ+2トゥーループ 成功
③3アクセル+2トゥーループ→3アクセル+3トゥーループ 成功
---後半---
④4サルコウ→2サルコウ・・・残念。
⑤3ループ 成功
⑥3アクセル 成功
⑦3ルッツ→3フリップ+1ループ+3サルコウ 成功
⑧3フリップ+1ループ+3サルコウ→3ルッツ 成功
前半からヒヤヒヤしました。
一発目の4回転トゥーループはバッチリでしたが
2発目の4サルコウからのコンビネーションの2つ目が2回転に
なった時は「マジかー」って思いましたが
直後のトリプルアクセルのコンビネーションに3回転を
付けたことで見事にリカバーしました。
この時のブライアン・オーサーの喜びっぷりは凄かった。(笑)
ただし後半一発目の4回転サルコウが
2回転になった時点で勝負あり。
残りのジャンプをしっかり決めてフィニッシュしましたが
技術点だけで8点差を付けられてしまっては逆転は不可能。
フリーのスコアは197.66点。トータルで305.24でフィニッシュ。
表彰台は確定しました。
最後に登場したのが日本の宇野昌磨選手。
演技構成はこんな感じ。
---前半---
①4ループ
②4フリップ
③3ループ
---後半---
④3アクセル
⑤4トゥーループ+2トゥーループ
⑥4トゥーループ
⑦3アクセル+1ループ+3フリップ
⑧3サルコウ+3トゥーループ
4回転はフリップ、ループ、トゥーループの3種類を
4本跳ぶ構成で技術点は羽生選手のものより6点ほど
高めですがショートでの得点差が7.51。
更に技術点とは別に演技構成点では常に羽生選手には
及ばない傾向もあるので逆転金メダルを獲得するには
フェルナンデス選手同様にノーミスが絶対条件です。
結果は・・・
---前半---
①4ループ いきなり転倒。(涙)
②4フリップ 成功
③3ループ 成功
---後半---
④3アクセル 成功
⑤4トゥーループ+2トゥーループ 跳んだけど減点食らった。
⑥4トゥーループ 成功
⑦3アクセル+1ループ+3フリップ 成功
⑧3サルコウ+3トゥーループ 成功
冒頭の4回転ループでいきなり転倒。(涙)
ただその後はほぼノーミスの見事な演技。
オリンピックのそれもフリーの最終滑走者とは思えないくらい
見事な演技でビックリ。オリンピック初出場とは思えない。
更に驚いたのがインタビューで初めて知ったのだが
宇野選手は他の選手の演技を全部見ていたという。
フツーの選手は自分の演技に集中したいから
他の選手の演技を見ることはほとんど無いらしいけど
宇野選手はちょっと只者では無いらしい。
それゆえに「自分が完璧な演技をしたら勝てるかも」って
状況を理解していたらしく、一発目のループで転倒した時は
「笑いがこみ上げてきた」という。(笑)
ここ2シーズンの宇野選手の成長ぶりは驚きしかない。
2年前の世界選手権で男泣きしてから(当時のブログ)
本当に変わったと思う。
当時は4回転はトゥーループだけしか跳べなかったのに
その後、フリップ、ループ、サルコウと次々と4回転を
跳ぶようになった宇野選手には驚くばかりです。
人の成長曲線って本当に人それぞれなんだなぁ~って思いました。
結果は・・・宇野選手は2位!
この瞬間、羽生選手の66年ぶりの男子シングル連覇が確定。
何と!日本人選手が表彰台ワン・ツー。
・・・こりゃ、信じられんわ。
見ている方は完全に放心状態。
少なくともオイラが生きている間に
表彰台ワン・ツーなんてもう無いだろうなぁ~って思う。
とにかく羽生選手は凄い!
ソチ五輪が終わってからの4年間を見ても常に激闘の連続でした。
2014-15シーズンを見ればGPシリーズの中国杯で
練習中での中国選手との激突で流血して包帯グルグルの状態で
演技したのが印象に残ってます。(当時のブログ)
2015-16シーズンはとにかく世界記録を樹立して
めちゃ印象に残ってます。(当時のブログ)
パトリック・チャン選手や金博洋との闘いが凄かった。
2016-17シーズンは4回転ループを習得して
演技の幅が広がった事やネイサン・チェン選手の出現や
宇野昌磨選手のブレークぶりも印象に残ってます。
2017世界選手権のフリーは忘れられないでしょう。(当時のブログ)
そして今シーズンは・・・ケガからの大復活!
この4年間はフィギュアスケートに関しては羽生選手中心に
動いて行きましたがこれからの4年はどうなるのかな。
とにかく羽生選手、男子シングル連覇、おめでとうございます。
世界選手権は出場しなくていいからケガをしっかり治してほしいっす。

FIGURE SKATERS平昌五輪フィギュアスケート (日本文化出版MOOK)
携帯の人たちはこちらからもどうぞ~。↓

結果はこんな感じ。(上位5人だけ表示してます)
1位 羽生結弦 317.85
2位 宇野昌磨 306.90
3位 ハビエル・フェルナンデス 305.24
4位 金博洋 297.77
5位 ネイサン・チェン 297.35
男子フリープログラムは第1グループから見どころ満載。
第一グループに登場したのが日本の田中刑事は18位。
転倒2回など全体を見れば褒めらえる内容じゃないけど
五輪の舞台で4回転サルコウを決められたのは
本当に良かったと思う。演技後の表情も良かったし今後も注目で。
第二グループにはネイサン・チェンが登場してきた。
フツーだったら当然最終グループ・・・って選手ですが
ショートプログラムで全てのジャンプ要素でミスを連発、
まさかの17位スタートのネイサン・チェン。
ショートプログラムのリベンジとも言える
このフリーで「圧巻の4回転ジャンプショー」を見せてくれた。
当初の予定では
---前半---
①4フリップ+3トゥーループ
②4フリップ
③3ループ
---後半---
④4トゥーループ+2トゥーループ
⑤4トゥーループ
⑥4サルコウ
⑦3アクセル
⑧3フリップ+2トゥーループ+2ループ
という予定したが
---前半---
①4フリップ+3トゥーループ→4ルッツ 成功!
②4フリップ→4フリップ+2トゥーループ 成功!
③3ループ→4フリップ ミス!
---後半---
④4トゥーループ+2トゥーループ→4トゥーループ+3トゥーループ 成功!
⑤4トゥーループ 成功!
⑥4サルコウ 成功!
⑦3アクセル 成功!
⑧3フリップ+2トゥーループ+2ループ→3フリップ+1ループ+3サルコウ 成功!
ある程度は変更してくるだろうなとは思っていましたが
当初の4回転5本という超高難度プログラムを
結果的に4回転6本という異次元プログラムに変更してきたのです。
(ちなみに優勝した羽生選手は4回転4本です)
3回転のジャンプ要素は2つだけ。
アクセルとフリップからの3連続コンビ―ネーションのみという
かなり夢のような・・・というか超リスクテイクな構成になりました。
ネイサン・チェンの凄い所はこんなプログラムでも
4回転を6本中5本しっかり決めた所が凄いのです。
多分、五輪のフリーで4回転5回成功って史上初の偉業だと思います。
この異次元のフリープログラムが叩き出したスコアは215.08点!
超不完全燃焼だったショートとの合計スコアは297.35!
最終的にショート17位から総合5位に順位を上げてきたのです。
何と凄い!ネイサン・チェン。
ソチ五輪で16位から6位と大逆襲した浅田真央もビックリの
ネイサン・チェンによる異次元の大逆襲劇に
オイラはただただ茫然としてしまいました。
チェン選手の強さは秘密はこの「強気」なのだと再認識しました。
ショートプログラムでも冒頭のジャンプをフリップでなく
よりスコアが望めるルッツに挑戦してきたネイサン・チェンの
世界一とも思える「強気」が成した選択だったのです。
あのショートプログラムで安定感のあるフリップを
選択していたならチェン選手には別の未来が
待っていたのかもしれませんが
それを良しとしないチェン選手の「強気」が
あのショートプログラム崩壊を呼んだと思えば、
フリーで異次元の大逆襲をしたりしたわけです。
オリンピックで4回転5本なんて羽生結弦を含めて
世界で誰も成し得ていない偉業なのですから。
(↑4回転6本にチャレンジって・・・それもレジェンド級です)
「超強気」な18歳のネイサン・チェン選手からは
これからも目が離せないし、四年後がますます楽しみです。
第二グループには韓国のチャ・ジュンファン選手も出てました。
ショートでは4回転を跳ばなかったチャ・ジュンファンでしたが
フリーでは4回転サルコウに挑んできました。
4回転は失敗しましたが他のジャンプはしっかり跳んでいました。
最終的に15位に終わりましたがまだ16歳のチャ・ジュンファンは
名伯楽・ブライアン・オーサーの指導を受けて北京五倫では
もっと強くなっているかもしれません。
今後も注目すべき選手だろうと思います。
第3グループに出場したアメリカのヴィンセント・ゾウも
四年後は怖い一人になりそう。
何と!4回転5本のプログラムで勝負してきました。
---前半---
①4ルッツー3トゥーループ 成功
②4フリップ お手つき。
③4サルコウ 成功
---後半---
④4ルッツ 回転不足
⑤4トゥーループ 成功
⑥3アクセルー2トゥーループ 成功
⑦3アクセル 成功
⑧3ルッツー1ループー3フリップ 成功
冒頭の4回転ルッツからのコンビネーションはいい。
高さもある4回転ルッツから両手挙げの3回転トゥーループは
本当に高いレベルだ。
この選手の恐るべきところは後半にも4回転ルッツを跳んだことだ。
近年の4回転ルッツの先駆者ともいえる中国の金博洋や
同じアメリカのネイサン・チェンですらフリーで2発の4回転ルッツは
やらなかったけどこの男はやってきた。
残念ながら後半のルッツは回転不足になってしまったけど
結構凄いチャレンジだと思いました。
更にネイサン・チェンとは違ってトリプルアクセルも
2発ともフツーに跳んでましたし最後に跳んだ3ルッツからの3連は
良いコンビネーションだったと思いました。
ジャンプの質という面ではまだまだ世界のトップクラスには
及ばないですが4年後が楽しみな選手には変わりありません。
(4年後の)北京ではネイサン・チェンと二人で大暴れするかもしれません。
ロシアのミハイル・コリヤダは最後まで4回転ルッツ決まらず。
今シーズンは最後まで期待し続けてきたのですが
結局4回転ルッツ決まらなかったなぁ~、残念。
他の4回転は跳んでたけど後半のジャンプはボロボロでした。
来月の世界選手権に出てくるかは分かりませんが
出て来たら最後の最後に決めてほしいな、ルッツ。
アダム・リッポン選手の演技は何だかホッとするわ~。
4回転の無いプログラムだったけど落ち着いて見ていられた。
ルッツも跳んでたけど両手挙げの「リッポンルッツ」見たかったなぁ。
数年前までのアメリカ代表って言うと4回転はやらない
丁寧な演技をする選手が多かったけど今じゃ、ネイサン・チェンやら
ヴィンセント・ゾウやらバシバシ4回転を跳んでくる若手が出てきた。
4回転が主流になる中、リッポン選手は今回のオリンピックの選考を
兼ねた全米選手権では表彰台を外す4位になったりもした。
今回のオリンピック出場も危ぶまれたけどこの人の演技はいい。
アダム・リッポンの演技を見ていると「別に4回転無しでもいいなー」って
思ったりするから不思議だ。
年齢的に見ても次回のオリンピックは厳しいかもしれないけど
少しでも長くこの人の演技は見ていたいなーと思う。
リッポン選手のホッとする演技を終えて
いよいよドラマは佳境を迎えます。
・・・・・最終グループの闘い。
最終グループ1番手…というか前座になったのが
ロシアのドミトリー・アリエフ。
ショートは自身最高のデキで5位スタートも
フリーでは途中で転倒したときに腰を強く打った影響か
ジャンプで精彩を欠いてしまいました。7位フィニッシュ。お疲れっ。
アリエフ選手の演技を終えてここからがクライマックスです。
今後のためにショートプログラム上位選手のスコアのおさらいです。
1位 羽生結弦 111.68
2位 ハビエル・フェルナンデス 107.58(トップとの差4.10点)
3位 宇野昌磨 104.17(同 7.51点)
4位 金博洋 103.32(同 8.36点)
6位 パトリック・チャン 90.01(同 21.67点)
まずは中国の金博洋。
フリーのベストスコアが昨年の世界選手権で出した204.94。
ここで出せればトータル308点台のハイスコアも期待できます。
しかし結果は194.45。(トータル297.77の4位)
演技も後半の4回転トゥーループで転倒したのが
唯一のミスでしたが思いのほかスコアが伸びなかったのが残念。
4回転ルッツをはじめとして他のジャンプは
全て加点されてましたし本当に残念。
あの転倒で出来栄えがマイナス4点されていたのがマジ痛い。
あれが無ければ300超えもあったと思うと本当に残念。
キス&クライで金博洋が泣くのも分かるわ~。
ここで297.77の金博洋が暫定首位。
お次はカナダのパトリック・チャン選手。
チャン選手のベストスコアは2年前の四大陸選手権のフリー。
4回転トゥーループのみのフリーで観客の心を鷲掴みにした好演技。
あのガッツポーズに感動したあの時の203.99。(当時のブログ)
ただチャン選手がトップに立つにはそれ以上のスコア、
それ以上のパフォーマンスが求められますが結果は如何に・・・?
173.42・・・トータルで263.43の9位フィニッシュ。
ジャンプのミスが目立ってしまってスコアが伸びず・・・。
ただあの重心の低い深いエッヂの伸びのあるスケーティングは健在。
ただジャンプが・・・本当に残念。
金博洋選手もパトリック・チャン選手も本当に残念でしたが
この二人の存在はソチ五輪以降の羽生選手にとっては
本当に重要な存在でした。
特に2015-16シーズン。
あの羽生選手が世界記録を連発した2015-16シーズンにおいて
チャン選手はグランプリシリーズのカナダ大会では
羽生選手の壁となって立ちはだかったり、
金博洋選手は4回転がサルコウ、トゥーループ全盛だった時期に
4回転ルッツという超難度の4回転を持ち込んできました。(当時のブログ)
この二人の選手がいい意味で羽生選手を刺激しなければ
あのシーズンの羽生選手の大爆発、ブレークスルーは
無かったんじゃないかと今でも思ったりします。(当時のブログ)
金博洋選手が暫定首位(297.77)のまま。
残りの選手は羽生結弦、ハビエル・フェルナンデス、宇野昌磨の3人。
それぞれの選手はトータルで300点越えすればメダルが決まります。
3人がフツーに演技出来れば表彰台はこの3人になりそうです。
まずは羽生選手から。
ジャンプ構成はこんな感じ。
---前半---
①4サルコウ
②4トゥーループ
③3フリップ
---後半---
④4サルコウ+3トゥーループ
⑤4サルコウ+1ループ+3サルコウ
⑥3アクセル+2トゥーループ
⑦3ループ
⑧3ルッツ
ルッツはもちろんループも使わない
サルコウ、トゥーループの2種類4発の構成で金メダルを狙います。
一見、守りの構成に見えますが2015-16シーズンに
330点越えの世界記録を出した時の構成より確実に難度は
上がっているので全部跳ぶことが出来れば金メダルは堅そうです。
演技の結果はこうなりました。
---前半---
①4サルコウ 成功(出来栄え3)
②4トゥーループ 成功(出来栄え3)
③3フリップ 成功(出来栄え1.6)
---後半---
④4サルコウ+3トゥーループ 成功(出来栄え2.71)
⑤4トゥーループ+1ループ+3サルコウ
→4トゥーループのリピードで3割減点(更に出来栄えマイナス2.06)
⑥3アクセル+2トゥーループ
→3アクセル+1ループ+3サルコウ 成功(出来栄え2.14)
⑦3ループ 成功(出来栄え1.2)
⑧3ルッツ 着氷でミス(出来栄えマイナス1.1)
前半はほぼ完璧な内容。
サルコウとトゥーループの4回転をそれぞれ出来栄えMAXの
3点満点を獲得しているあたりは神レベルです。
本当に美しいジャンプでした。
後半ですが重要な4サルコウ+3トゥーループを完璧に決め
ホッとしたのも束の間、4トゥーループからの3連続が決められず
結果的に4回転トゥーループのリピートとなって大減点。
(ルール上、同じソロジャンプの2度跳びは減点になります)
ところが直後に羽生選手は見事なリカバーを果たします。
3アクセルからの連続ジャンプを3連続ジャンプに変更。
先ほどのリピートのミスのリカバーを果たします。
3ループはサラリと決めて最後はルッツでしたが
着氷で乱れて転倒にはならなかったものの減点を受けてしまいました。
2度のミスはあったものの致命的なものにはならず
フリーで叩き出したスコアは206.17。
トータルで317.85として見事に暫定首位になりました。
羽生選手の野望を阻める可能性のある男は
ハビエル・フェルナンデスと宇野昌磨の二人となりました。
まずはハビエル・フェルナンデス選手から。
演技構成はこんな感じ。
---前半---
①4トゥーループ
②4サルコウ+3トゥーループ
③3アクセル+2トゥーループ
---後半---
④4サルコウ
⑤3ループ
⑥3アクセル
⑦3ルッツ
⑧3フリップ+1ループ+3サルコウ
フェルナンデス選手はサルコウ、トゥーループの4回転を
3回跳ぶ構成です。
4回跳ぶ羽生選手よりベースとなる技術点は少な目な上に
ショート終了時点での羽生選手との差は4.1点。
逆転優勝するのはノーミス演技が絶対条件です。
結果は・・・
---前半---
①4トゥーループ 成功
②4サルコウ+3トゥーループ→4サルコウ+2トゥーループ 成功
③3アクセル+2トゥーループ→3アクセル+3トゥーループ 成功
---後半---
④4サルコウ→2サルコウ・・・残念。
⑤3ループ 成功
⑥3アクセル 成功
⑦3ルッツ→3フリップ+1ループ+3サルコウ 成功
⑧3フリップ+1ループ+3サルコウ→3ルッツ 成功
前半からヒヤヒヤしました。
一発目の4回転トゥーループはバッチリでしたが
2発目の4サルコウからのコンビネーションの2つ目が2回転に
なった時は「マジかー」って思いましたが
直後のトリプルアクセルのコンビネーションに3回転を
付けたことで見事にリカバーしました。
この時のブライアン・オーサーの喜びっぷりは凄かった。(笑)
ただし後半一発目の4回転サルコウが
2回転になった時点で勝負あり。
残りのジャンプをしっかり決めてフィニッシュしましたが
技術点だけで8点差を付けられてしまっては逆転は不可能。
フリーのスコアは197.66点。トータルで305.24でフィニッシュ。
表彰台は確定しました。
最後に登場したのが日本の宇野昌磨選手。
演技構成はこんな感じ。
---前半---
①4ループ
②4フリップ
③3ループ
---後半---
④3アクセル
⑤4トゥーループ+2トゥーループ
⑥4トゥーループ
⑦3アクセル+1ループ+3フリップ
⑧3サルコウ+3トゥーループ
4回転はフリップ、ループ、トゥーループの3種類を
4本跳ぶ構成で技術点は羽生選手のものより6点ほど
高めですがショートでの得点差が7.51。
更に技術点とは別に演技構成点では常に羽生選手には
及ばない傾向もあるので逆転金メダルを獲得するには
フェルナンデス選手同様にノーミスが絶対条件です。
結果は・・・
---前半---
①4ループ いきなり転倒。(涙)
②4フリップ 成功
③3ループ 成功
---後半---
④3アクセル 成功
⑤4トゥーループ+2トゥーループ 跳んだけど減点食らった。
⑥4トゥーループ 成功
⑦3アクセル+1ループ+3フリップ 成功
⑧3サルコウ+3トゥーループ 成功
冒頭の4回転ループでいきなり転倒。(涙)
ただその後はほぼノーミスの見事な演技。
オリンピックのそれもフリーの最終滑走者とは思えないくらい
見事な演技でビックリ。オリンピック初出場とは思えない。
更に驚いたのがインタビューで初めて知ったのだが
宇野選手は他の選手の演技を全部見ていたという。
フツーの選手は自分の演技に集中したいから
他の選手の演技を見ることはほとんど無いらしいけど
宇野選手はちょっと只者では無いらしい。
それゆえに「自分が完璧な演技をしたら勝てるかも」って
状況を理解していたらしく、一発目のループで転倒した時は
「笑いがこみ上げてきた」という。(笑)
ここ2シーズンの宇野選手の成長ぶりは驚きしかない。
2年前の世界選手権で男泣きしてから(当時のブログ)
本当に変わったと思う。
当時は4回転はトゥーループだけしか跳べなかったのに
その後、フリップ、ループ、サルコウと次々と4回転を
跳ぶようになった宇野選手には驚くばかりです。
人の成長曲線って本当に人それぞれなんだなぁ~って思いました。
結果は・・・宇野選手は2位!
この瞬間、羽生選手の66年ぶりの男子シングル連覇が確定。
何と!日本人選手が表彰台ワン・ツー。
・・・こりゃ、信じられんわ。
見ている方は完全に放心状態。
少なくともオイラが生きている間に
表彰台ワン・ツーなんてもう無いだろうなぁ~って思う。
とにかく羽生選手は凄い!
ソチ五輪が終わってからの4年間を見ても常に激闘の連続でした。
2014-15シーズンを見ればGPシリーズの中国杯で
練習中での中国選手との激突で流血して包帯グルグルの状態で
演技したのが印象に残ってます。(当時のブログ)
2015-16シーズンはとにかく世界記録を樹立して
めちゃ印象に残ってます。(当時のブログ)
パトリック・チャン選手や金博洋との闘いが凄かった。
2016-17シーズンは4回転ループを習得して
演技の幅が広がった事やネイサン・チェン選手の出現や
宇野昌磨選手のブレークぶりも印象に残ってます。
2017世界選手権のフリーは忘れられないでしょう。(当時のブログ)
そして今シーズンは・・・ケガからの大復活!
この4年間はフィギュアスケートに関しては羽生選手中心に
動いて行きましたがこれからの4年はどうなるのかな。
とにかく羽生選手、男子シングル連覇、おめでとうございます。
世界選手権は出場しなくていいからケガをしっかり治してほしいっす。
FIGURE SKATERS平昌五輪フィギュアスケート (日本文化出版MOOK)
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アクセルやるの~♪ ― 2018/02/18 11:44
今夜は夜勤。

ちょっと吹雪いていて怖かった。

夜勤残業明けで外に出たらそれほど積もってなくてホッとした。

久々にやよい軒で朝飯。

ガッツリ食べてから部屋に戻ってテレビをつけると
昨日のフィギュアスケート男子シングルの話題ばかり。
羽生選手は今後4回転アクセルと跳びたい!と語っていたらしい。
もともと「(4回転)アクセルはやりたい」って言っていたから
それほど驚かないけど足への負荷もハンパなかろう。
羽生選手、無理し過ぎないでね~。
小平、金♪ ― 2018/02/19 10:56

今夜も夜勤でした。
定時で上がって外に出ると景色が綺麗だわ~。(写真)
部屋に戻ってテレビを見るとスピードスケート女子500メートルで
小平奈緒36秒94で五輪新記録をマークして優勝したらしい。
レース後にライバルの韓国代表の李相花をねぎらう様子も
写していたけど結構グッときたわ~。
今回の平昌五輪は珍しいくらいブッチギリで
政治色の強いオリンピックで胃もたれしそうですが
こういったニュースは何だか嬉しくなっちゃうな。

Number(ナンバー)947号 [完全保存版] 平昌五輪2018 総集編「17日間の神話。」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
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定時で上がって外に出ると景色が綺麗だわ~。(写真)
部屋に戻ってテレビを見るとスピードスケート女子500メートルで
小平奈緒36秒94で五輪新記録をマークして優勝したらしい。
レース後にライバルの韓国代表の李相花をねぎらう様子も
写していたけど結構グッときたわ~。
今回の平昌五輪は珍しいくらいブッチギリで
政治色の強いオリンピックで胃もたれしそうですが
こういったニュースは何だか嬉しくなっちゃうな。
Number(ナンバー)947号 [完全保存版] 平昌五輪2018 総集編「17日間の神話。」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
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お疲れ様でした。 ― 2018/02/20 22:33
今日は会社も夜勤明けの休み。

夕方から飲み会です。

今回は茂原時代の仲間ではなく、
石川に来てから知り合った方の送別会。

先月までいたシフトの先輩でした。
夕方6時半から10時まで3時間以上もいろいろお話しながら飲みました。

先輩は顔出しは恥ずかしいと言っていたので
極力顔は隠しておきました。ここまでやれば誰だか分らんな、きっと。(笑)
こちらの職場には7年ほどいたそうです。
長い間、本当にお疲れ様でした。
zwiftだ!スマートトレーナーだ! ― 2018/02/21 11:16
今日は平昌五輪のフィギュアスケート女子シングル
ショートプログラムが行われるのですが有力選手が出てくる前に
やっておきたいことがあったのでいつもの自転車屋へ。

向かったのはバルバワークスハクサンストア。
昨年の暮れに注文していたスマートトレーナーが届いたというので
早速、受け取りに行きました。

いきなり持ち帰っても取り扱いに悩んでしまうかもしれないという事で
事前に使い方などをレクチャーしてくれるというのです。嬉しい限り♪

お店に入ると既に準備中でした。
出たー!tacxのスマートトレーナーです。

店長のカズオさんにセッティングを教わりました。

デバイスの接続はこれでオッケーらしい。
とりあえず1回コースに出て走ってみた。
こりゃ、面白い!世界中の人が走っていてウキウキしちゃう。
こりゃー大人のオモチャだなぁ。
自己ベスト更新ラッシュ! ― 2018/02/21 15:48
部屋に戻って平昌五輪のフィギュアスケート中継をチェック。
今日はいよいよ女子ショートプログラムだ。
結果はこんな感じ。
1位 アリーナ・ザギトワ 82.92 自己ベスト
2位 エフゲーニャ・メドベデワ 81.61 自己ベスト
3位 ケイトリン・オズモンド 78.87 自己ベスト
4位 宮原知子 75.94 自己ベスト
5位 坂本花織 73.18 自己ベスト
6位 カロリーナ・コストナー 73.15
7位 ガブリエル・デールマン 68.90
まずチェック前に軽くイラっとしたのが解説者として
出演していた太田由希奈氏の「軽い」解説。
ショックだったのが坂本選手に関する解説で
「元々ジャンプには定評があった」と評価する一方で
「全日本で上手くハマって・・・」みたいな軽い論評にイラっとした。
それを言うなら「昨秋のグランプリシリーズ後半辺りから
調子が上がってきて全日本で結果が出せた・・・」とか
もっと言い方があるだろうに・・・と思った。
更に坂本選手で言うならばジュニア時代から
高いレベルで揉まれてきたとも補足すればよかったのにとも思った。
ただでさえ宮原選手にばかり注目が集まりがちな
今回の女子シングルの日本代表ですが
もっと坂本選手にも注目が集まるように
特に昨シーズンは今回の平昌五輪で金メダル候補の
アリーナ・ザギトワ選手とはジュニアグランプリシリーズを
含めて僕が知っているだけでも3回は闘っていて
今シーズンの坂本選手のショートプログラムにおいて
得点が1割増しになる後半に全てのジャンプを持ち込んできたのも
ザギトワ選手の影響を受けているのではないか・・・くらい言えば
少しは解説者としては面白味があるのかなぁ~とは思うだが。
・・・おっと、いけねぇ~。話が逸れたので戻します。
有力選手が男子ほどバラバラになっていなかったので
チェックが比較的楽でした。
とりあえず第一グループの1番手、アメリカの
ブラディー・テネルと第4、第5のグループの全員をチェックしました。
いきなりトップバッターで登場したテネル選手ですが
冒頭のルッツからのコンビネーションの2つ目のジャンプで転倒。
スコアは64点台にとどまって暫定1位。
(↑最終的にショート11位。)
この時点でメダルの可能性はほぼ無くなりました。
現在、女子はショートプログラムで最低でも70点は
取っていないとフリーで頑張ってもメダルは厳しいのです。
フリーでは男子のように大量得点が望める
4回転全盛!って訳でも無く、大幅な得点のアップダウンが
望めない女子シングルの現状です。
女子で金メダルを目指すなら
ショートで70後半~80前半、フリーで150以上と思われる
現状ではショートで60点台では既に「終わった感」があります。
仮にこの絶望的な状況から逆転でメダルを狙える選手と言えば
世界広しと言えどロシアのメドベデワ、ザギトワの2選手くらいでしょう。
テネル選手の演技を見てから自転車屋に寄って
帰ってきたら第3グループの最終滑走のスロバキアの
ライチョバー選手の演技が終わった頃でした。
この時点でもアメリカのテネル選手が暫定1位。
いよいよ第4グループ。
ここら辺から女子シングルも面白くなってきます。
第4グループの一番手が日本の坂本花織選手です!
彼女のショートはジャンプ3本全て後半のリスクテイクな構成。
前半はスピンとステップのみ。レイバックスピン綺麗だったなぁ。
レイバックからビールマンへの流れはいい。
後半3本のジャンプを祈る気持ちで見ていたけど
ジャンプ3本はしっかり決めたしスピン・ステップは
全て最高のレベル4を獲ってるし・・・バッチリだわ。
スコアは73.18!ここで自己ベスト更新で暫定首位!
続いて登場はアメリカの長洲未来。
冒頭のトリプルアクセルでステップアウト。(涙)
多分、回りすぎたんだと思う。
団体では伊藤みどり、浅田真央に続く
五輪史上3人目のトリプルアクセル成功者として
歴史に名前を刻んだ長洲選手でしたがこれは残念。
フリーでのトリプルアクセルに注目です。
第4グループは坂本選手以降の選手にミスが目立ちました。
メダル候補の一人カナダのデールマン選手は
得点源の3トゥーループの連続ジャンプで痛恨のミス。
アメリカのカレン・チェンも冒頭のルッツでミス、
カザフスタンのトゥルシンバエワに至っては
冒頭の3回転ループが2回転になってしまう残念ぶり。
地元韓国のチェ・ダビンは大きなミスは無く
自己ベストを更新するものの上位入りならず・・・。
第4グループを終了して坂本花織が73.18で暫定1位。
いよいよ最終グループです。
トップバッターはロシアの女王メドベデワ様登場。
安心して見ていられる数少ない選手ですが
本当にまったりとして見ていられました。
81.61。世界記録更新したらしい。
ジャンプはミスしないし、何処にも落ち度はないけど
何がそんなに凄いのか?と思うプログラムでもありました。
直後の宮原知子選手の演技は見事の一言。
ジャンプはノーミス、ステップもスピンもレベル4獲得。
特にレイバックスピンとステップシークエンスは本当に良かった。
身のこなしも洗練されていてスゲーなーって思いました。
スコアはビックリ!自己ベスト更新の75.94!!!
こりゃ、宮原選手銅メダルイケそうかな♪
・・・って思っていたらカナダのオズモンド選手も続いたよ。
ジャンプはミス無し・・・どころか
着氷してからの流れというか伸びがハンパ無かった。
「どうよ~♪」って言わんばかりのあの伸びはヤバい。
おまけにスピン・ステップはやはり全てレベル4。
取りこぼしも無いもんだから78.87・・・スコア凄すぎだよ~。
更にビックリがロシアのザギトワさんだよ。
スピン・ステップは全てレベル4は当然の事、
ジャンプも凄い。後半に3回転のルッツーループのコンビネーション。
今、世界でこれをサラリとやれるのは彼女だけ。
フリップも綺麗だったわ~。
スコアは82.92!!!さっきメドベデワが樹立した
世界記録を20分後に更新しちゃいましたよ。マジかー。
ここまで来ると凄すぎて何が何だか分からないわ~。
フリーとの合算が230点越えしそうな選手が続々と・・・。
イタリアのコストナー選手はちょっと残念。
冒頭のコンビネーションですが本来なら3回転―3回転で
行こうとしたと思うけど2つ目が2回転になっちゃいましたね。
更に3回転ループがお手つきが痛かったです。
73.15。(←ショート6位)これだけミスっても
こんなスコアが出せるのはさすがコストナー様なのでしょう。
ジャンプの着氷後の流れ良さと氷上での動きの
緩急の付け方が巧いなぁ~って思いました。
ラストに登場したロシアのソツコワさんはジャンプのミスが痛い。
冒頭の3回転ルッツからのコンビネーションは
一発目のルッツで転倒・・・あちゃー。
後半に跳んだフリップにコンビネーションを付けてきたけど
2つ目のジャンプが開店不足・・・残念過ぎる。
63,86の12位フィニッシュ。
残念な結果になりましたがフリーの演技もチェックで。
これでショートプログラムは終了。
予想通りロシアのザギトワ、メドベデワの女王二人が
ショート1位、2位になってきました。
恐らくはこの二人が金メダルを争っていくのだと思います。
問題は3位争いです。
もっと多くの選手で争われると思っていたのですが
日本の宮原、坂本の2選手にカナダのオズモンド、
イタリアのコストナーの4選手が同メダルを争うようです。
日本の二人は頑張った!
坂本選手もノーミス!宮原選手はメドベデワの後で
あれだけのパフォーマンス出せたのって本当に凄いと思う。
明後日のフリープログラムが今から楽しみ♪
二人ともノーミスで頑張って欲しいと思います。

フィギュアスケートMemorial 平昌オリンピック特別号
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今日はいよいよ女子ショートプログラムだ。
結果はこんな感じ。
1位 アリーナ・ザギトワ 82.92 自己ベスト
2位 エフゲーニャ・メドベデワ 81.61 自己ベスト
3位 ケイトリン・オズモンド 78.87 自己ベスト
4位 宮原知子 75.94 自己ベスト
5位 坂本花織 73.18 自己ベスト
6位 カロリーナ・コストナー 73.15
7位 ガブリエル・デールマン 68.90
まずチェック前に軽くイラっとしたのが解説者として
出演していた太田由希奈氏の「軽い」解説。
ショックだったのが坂本選手に関する解説で
「元々ジャンプには定評があった」と評価する一方で
「全日本で上手くハマって・・・」みたいな軽い論評にイラっとした。
それを言うなら「昨秋のグランプリシリーズ後半辺りから
調子が上がってきて全日本で結果が出せた・・・」とか
もっと言い方があるだろうに・・・と思った。
更に坂本選手で言うならばジュニア時代から
高いレベルで揉まれてきたとも補足すればよかったのにとも思った。
ただでさえ宮原選手にばかり注目が集まりがちな
今回の女子シングルの日本代表ですが
もっと坂本選手にも注目が集まるように
特に昨シーズンは今回の平昌五輪で金メダル候補の
アリーナ・ザギトワ選手とはジュニアグランプリシリーズを
含めて僕が知っているだけでも3回は闘っていて
今シーズンの坂本選手のショートプログラムにおいて
得点が1割増しになる後半に全てのジャンプを持ち込んできたのも
ザギトワ選手の影響を受けているのではないか・・・くらい言えば
少しは解説者としては面白味があるのかなぁ~とは思うだが。
・・・おっと、いけねぇ~。話が逸れたので戻します。
有力選手が男子ほどバラバラになっていなかったので
チェックが比較的楽でした。
とりあえず第一グループの1番手、アメリカの
ブラディー・テネルと第4、第5のグループの全員をチェックしました。
いきなりトップバッターで登場したテネル選手ですが
冒頭のルッツからのコンビネーションの2つ目のジャンプで転倒。
スコアは64点台にとどまって暫定1位。
(↑最終的にショート11位。)
この時点でメダルの可能性はほぼ無くなりました。
現在、女子はショートプログラムで最低でも70点は
取っていないとフリーで頑張ってもメダルは厳しいのです。
フリーでは男子のように大量得点が望める
4回転全盛!って訳でも無く、大幅な得点のアップダウンが
望めない女子シングルの現状です。
女子で金メダルを目指すなら
ショートで70後半~80前半、フリーで150以上と思われる
現状ではショートで60点台では既に「終わった感」があります。
仮にこの絶望的な状況から逆転でメダルを狙える選手と言えば
世界広しと言えどロシアのメドベデワ、ザギトワの2選手くらいでしょう。
テネル選手の演技を見てから自転車屋に寄って
帰ってきたら第3グループの最終滑走のスロバキアの
ライチョバー選手の演技が終わった頃でした。
この時点でもアメリカのテネル選手が暫定1位。
いよいよ第4グループ。
ここら辺から女子シングルも面白くなってきます。
第4グループの一番手が日本の坂本花織選手です!
彼女のショートはジャンプ3本全て後半のリスクテイクな構成。
前半はスピンとステップのみ。レイバックスピン綺麗だったなぁ。
レイバックからビールマンへの流れはいい。
後半3本のジャンプを祈る気持ちで見ていたけど
ジャンプ3本はしっかり決めたしスピン・ステップは
全て最高のレベル4を獲ってるし・・・バッチリだわ。
スコアは73.18!ここで自己ベスト更新で暫定首位!
続いて登場はアメリカの長洲未来。
冒頭のトリプルアクセルでステップアウト。(涙)
多分、回りすぎたんだと思う。
団体では伊藤みどり、浅田真央に続く
五輪史上3人目のトリプルアクセル成功者として
歴史に名前を刻んだ長洲選手でしたがこれは残念。
フリーでのトリプルアクセルに注目です。
第4グループは坂本選手以降の選手にミスが目立ちました。
メダル候補の一人カナダのデールマン選手は
得点源の3トゥーループの連続ジャンプで痛恨のミス。
アメリカのカレン・チェンも冒頭のルッツでミス、
カザフスタンのトゥルシンバエワに至っては
冒頭の3回転ループが2回転になってしまう残念ぶり。
地元韓国のチェ・ダビンは大きなミスは無く
自己ベストを更新するものの上位入りならず・・・。
第4グループを終了して坂本花織が73.18で暫定1位。
いよいよ最終グループです。
トップバッターはロシアの女王メドベデワ様登場。
安心して見ていられる数少ない選手ですが
本当にまったりとして見ていられました。
81.61。世界記録更新したらしい。
ジャンプはミスしないし、何処にも落ち度はないけど
何がそんなに凄いのか?と思うプログラムでもありました。
直後の宮原知子選手の演技は見事の一言。
ジャンプはノーミス、ステップもスピンもレベル4獲得。
特にレイバックスピンとステップシークエンスは本当に良かった。
身のこなしも洗練されていてスゲーなーって思いました。
スコアはビックリ!自己ベスト更新の75.94!!!
こりゃ、宮原選手銅メダルイケそうかな♪
・・・って思っていたらカナダのオズモンド選手も続いたよ。
ジャンプはミス無し・・・どころか
着氷してからの流れというか伸びがハンパ無かった。
「どうよ~♪」って言わんばかりのあの伸びはヤバい。
おまけにスピン・ステップはやはり全てレベル4。
取りこぼしも無いもんだから78.87・・・スコア凄すぎだよ~。
更にビックリがロシアのザギトワさんだよ。
スピン・ステップは全てレベル4は当然の事、
ジャンプも凄い。後半に3回転のルッツーループのコンビネーション。
今、世界でこれをサラリとやれるのは彼女だけ。
フリップも綺麗だったわ~。
スコアは82.92!!!さっきメドベデワが樹立した
世界記録を20分後に更新しちゃいましたよ。マジかー。
ここまで来ると凄すぎて何が何だか分からないわ~。
フリーとの合算が230点越えしそうな選手が続々と・・・。
イタリアのコストナー選手はちょっと残念。
冒頭のコンビネーションですが本来なら3回転―3回転で
行こうとしたと思うけど2つ目が2回転になっちゃいましたね。
更に3回転ループがお手つきが痛かったです。
73.15。(←ショート6位)これだけミスっても
こんなスコアが出せるのはさすがコストナー様なのでしょう。
ジャンプの着氷後の流れ良さと氷上での動きの
緩急の付け方が巧いなぁ~って思いました。
ラストに登場したロシアのソツコワさんはジャンプのミスが痛い。
冒頭の3回転ルッツからのコンビネーションは
一発目のルッツで転倒・・・あちゃー。
後半に跳んだフリップにコンビネーションを付けてきたけど
2つ目のジャンプが開店不足・・・残念過ぎる。
63,86の12位フィニッシュ。
残念な結果になりましたがフリーの演技もチェックで。
これでショートプログラムは終了。
予想通りロシアのザギトワ、メドベデワの女王二人が
ショート1位、2位になってきました。
恐らくはこの二人が金メダルを争っていくのだと思います。
問題は3位争いです。
もっと多くの選手で争われると思っていたのですが
日本の宮原、坂本の2選手にカナダのオズモンド、
イタリアのコストナーの4選手が同メダルを争うようです。
日本の二人は頑張った!
坂本選手もノーミス!宮原選手はメドベデワの後で
あれだけのパフォーマンス出せたのって本当に凄いと思う。
明後日のフリープログラムが今から楽しみ♪
二人ともノーミスで頑張って欲しいと思います。
フィギュアスケートMemorial 平昌オリンピック特別号
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女王戴冠とその後に思う事。 ― 2018/02/23 15:48

今日はたまたま取れた年休。
朝一で某ホームセンターまでお買いもの。
まだ雪が残ってますね~。
部屋に戻って平昌五輪フィギュアスケート女子シングルの
フリープログラムを見ました。
結果はこんな感じ。(上位6人のみ表示)
1位 アリーナ・ザギトワ 239.57
2位 エフゲーニャ・メドベデワ 238.26
3位 ケイトリン・オズモンド 231.02自己ベスト
4位 宮原知子 222.38自己ベスト
5位 カロリーナ・コストナー 212.44
6位 坂本花織 209.71
第1~第3グループまで気になった選手だけチェック。
第1グループで滑った韓国のキム・ハヌル。
初めて見ました。
前半のフリップからのコンビネーションでミスは
ありましたが全体的にソツの無い演技が印象的。
第3グループのマリア・ソツコワはフリーでは
しっかりとした演技でショートのリベンジは果たした感じ。
世界選手権に出てくるのかな~。
出てくるなら五輪のリベンジを!
同じく第3グループの長洲未来ですが
トリプルアクセルがシングルアクセルになっちゃいましたね。
本当に残念ですが世界選手権でリベンジしてほしいですね。
いよいよ運命の最終グループ。
一番手は日本の宮原知子。
ここ数年で一番完璧な演技だったんじゃないかな~って
くらい素晴らしい演技だったと思います。
一番心配していたのは後半の3回転サルコウでした。
四大陸選手権の時にサルコウ跳んだ時に
とんでもない軸のブレ方ををしていたので心配してましたが
終わってみれば何も心配のいらないいいジャンプでした。
演技を終えた瞬間の「どうだ!」と言わんばかりの
ガッツポーズが印象的でした。
スコアは自己ベストを更新する146.44!
トータルスコアも222.38!220超えしてきましたよ!!!
こりゃ、銅メダルの夢じゃないんじゃないの~♪って
この時は思っちゃいました。
続くイタリアのコストナー選手は前半のフリップのミスが
本当に痛かったですね。
あのフリップでコンビネーションに持っていけないと
さすがにこの史上最高レベルの闘いでは勝ちきれない・・・。
冒頭に久々に3回転ルッツを投入してきて
それがバッチリ決まっていただけにあのフリップは本当に残念。
日本の坂本花織は終盤のループのミスより
後半のルッツのエッヂエラーが痛いし気になった。
彼女はジュニアの頃からルッツジャンプの踏切りが
良く無くてエッヂエラーを良く取られていたけど(当時のブログ)
シニアになって踏切りのエッヂの矯正も
上手くいっているのかなーと思っていたのですが
このタイミングでエッヂエラーでちゃいましたね。
エッヂエラーは残念だったけど後半の3連続コンビネーションの
二つ目のトゥーループは高さもあっていいジャンプだった。
坂本選手自身も「私はジャンプしか取り柄が無い」と
言いきっていますがフリップにしても今回の二つ目のトゥーループに
しても坂本選手は高さのあるいいジャンプを持っているのはいい。
今回は残念だったけど課題もハッキリした出てきたし
オリンピックの舞台も経験できたし
今後がますます楽しみになってきましたね。
坂本選手の演技が終わった時点で
暫定首位は222.38の宮原選手。
残りは3人。
ロシアの女王二人とカナダのオズモンド選手。
事実上、宮原選手のメダルが獲れるかは
カナダのオズモンド選手の演技次第でしょう。
・・・と、その前にロシアのツートップの片方が出てきました。
ショートプログラム首位のアリーナ・ザギトワ選手です。
全てのジャンプを得点が1割増しの後半に跳ぶという
超ハイリスクな演技構成のフリープログラム。
一昨年の9月に初めて彼女の演技を見た時は衝撃でした。
(当時のブログ)
その極端すぎる演技構成も衝撃でしたが
サラリと高難度ジャンプをバシバシ決めていく
それも熱く・・・でなく淡々と跳んでいく姿が怖いくらいでした。
今日も彼女はその時と同じプログラム「ドンキホーテ」に挑みます。
ただ同じプログラムでの2年目ということもあって
色んな部分でブラッシュアップされてはいます。
参考の為に彼女の演技構成を書いておきます。
---前半---
①コレオシークエンス
②フライングキャメルスピン
③ステップシークエンス
---後半---
④3ルッツー3ループ→3ルッツの単。
⑤2アクセルー3トゥーループ
⑥3フリップー2トゥーループー2ループ
⑦レイバックスピン
⑧3ルッツ→3ルッツー3ループ。ナイスリカバリー♪
⑨3サルコウ
⑩3フリップ
⑪2アクセル
⑫足替えコンビネーションスピン
後半に全てのジャンプを投入するため前半はマッタリ進行です。
ただこのマッタリは後半の怒涛のジャンプ連打の前の静けさ。
そして後半に入って一発目は3回転ルッツからの
鬼コンビネーションの予定でしたがルッツで若干バランスを
崩した影響でルッツのソロになってしまいました。
彼女しては珍しいミスです。
ここで抜けたループをどこでリカバリーしてくるんだろう?
恐らくは終盤のルッツに付けてくるとは思うのだが・・・。
後半冒頭のコンビネーションでミスしたことで
ちょっと心配になりましたが続くコンビネーション2つを
いつも通り淡々と跳んでいったのでホッと一息。
レイバックスピンは綺麗。
レイバックからビールマンへの流れはいいし
ビールマンのポジションは綺麗。
レイバックスピンのあとは3回転ルッツだ。
大方の予想通り、ここでしっかり3回転ループを付けてきた。
それもセカンドジャンプのループはジャンプも高くて見事!
・・・さすがザギトワ。
その後、サルコウ、フリップの3回転は
何事も無かったかの様に軽々と跳んで見せた。
ラストジャンプはダブルアクセル。
最後のジャンプもしっかり跳んで銀メダル以上を確定させた。
スコアは156.65。ショートとのトータルスコアは239.57。
この時点で宮原選手は暫定2位。
残りの二人はカナダのオズモンドとロシアの女王・メドベデワ。
恐らくはメドベデワはザギトワと共に金メダル争いをする
スコアを出して来るのは必至なので宮原選手が表彰台に
乗れるか乗れないかはカナダのオズモンド選手のデキ次第になった。
オズモンド選手は前半のルッツジャンプでステップアウトしたのが
唯一と言っていいミスで他はノーミスでフィニッシュ。
スコアは何と!152.15点。
宮原選手の146.44を6点近く上回ってきた。
ルッツで減点食らっておいてノーミスの宮原を6点近く
上回って銅メダルを確定させた。
・・・何が宮原選手と違うんだろう。
確かにオズモンド選手のジャンプは着氷後の流れまで美しい。
宮原選手がオズモンド選手に劣っていると言えば
ジャンプだけだと思うんだけど、ここまで差が広がるのはビックリ。
宮原選手はスピンやステップは美しい。
左右対称のブレの無いスピンの美しさは世界屈指だし
ビールマンスピンの軸の美しさも素晴らしい。
そんな宮原選手を6点近く上回ってきたオズモンド選手、恐るべし。
最終滑走者はロシアのメドベデワ選手。
演技はノーミス。一番落ち着いて演技を見れた。
音楽と振り付けの親和性と言うかシンクロぶりは見事としか言えない。
演技後にコーチであるエテリ・トゥトベリーゼに駆け寄って
涙する映像はかなりグッと来てしまった。
メドベデワ選手は2015-16シーズンから
シニア入りしてからは数々の大会を勝ち続けた。
圧巻は2016-17シーズンで参加した全ての大会で優勝。
それもショート・フリーで全て1位と言う完全勝利だ。
多くのメディアが彼女は平昌五輪の金メダルを取るだろうと
予想したし多くのフィギュアスケートファンもそれを否定できるほどの
根拠を持ち得なかったしそう思っていたと思う。
ただ今シーズンのメドベデワ選手は右足の骨折で
シーズン中盤を棒に振ってしまった。
メドベデワ選手の不在の間にメジャー大会のタイトルを
総ナメしたのが今シーズンからシニアに昇格したザギトワ選手でした。
同じエテリコーチ門下の後輩でかつては自分のおさがりの
競技用衣装で演技していたザギトワ選手が自分に並んでメダル候補に
躍り出たことはメドベデワ選手にとってはプレッシャーだったはずだ。
更にメドベデワ選手に動揺を与えたのが
自国ロシアのドーピング問題で事態が悪化すればロシア選手が
五輪に行けない可能性まで浮上したのだ。
そんなロシアの窮地を救うべくIOC理事会で
ロシアのドーピング問題において全ての選手がドーピングを
している訳でないと潔白を晴らすために演説までしたのだ。
自身の骨折や同門の後輩の大ブレークなど
気が気でない状態で自国の五輪出場の危機に対して
IOC理事会で演説までやってのけたメドベデワ選手。
・・・この18歳の矜持と覚悟の気高さよ。
それはまさにメドベデワ選手が「女王」と呼ばれる所以ではなかろうか。
あのエテリ・トゥトベリーゼとの抱擁で人目も憚らず涙にくれる映像を
見てそれまでメドベデワ選手が胸に秘めていた様々な想いが
一気に出ちゃったのかなって・・・グッときたわ~。
フリーのスコアは何と156.65!!!
ザギトワ選手と同スコアだ。
残念ながらトータルではザギトワ選手には及ばず2位確定。
何と今年シニアデビューのアリーナ・ザギトワ選手が
オリンピックの金メダリストになってしまいました!
ザギトワ選手の金メダル獲得に異を唱えることは無いけど
何だか複雑な気持ちになったのも確かだ。
これで平昌五輪の女子シングルは終了。
事前の予想通りロシアの二人は強かったわ~。
今後もしばらくはロシア旋風が続きそうだ。
昨年に行われたジュニアのグランプリファイナルを見ていても
ファイナル出場の6人中5人がロシアだったことを思えば
しばらくはロシアの時代が続くのかなーって思ったりします。
その5人のジュニアのうち4人がエテリコーチの門下生。
メドベデワやザギトワのコーチであるエテリ・トゥトベリーゼの
門下生らしくてビックリです。
そういう意味では今回、平昌五輪の表彰台に乗った
ザギトワ、メドベデワの二人が4年後の北京に出場しているかは
分かりませんし、出ていない可能性も高いと思っています。
何故そんな事が言えるかと言えばソチ五輪から
今回の平昌五輪までの4年間の間のロシアの女子シングルの
選手の入れ替わりを見ていたら容易に想像できるからです。
ちょっとここ4年のロシア女子シングルを振り返ってみます。
まずは4年前(2013-14シーズン)の2014年のソチ五輪では
女子シングルでソトニコワが金メダル、リプニツカヤ選手が
団体で金メダルを獲得するなどの活躍を見せます。
その次のシーズン、つまり2014-15シーズンで
いきなり勢力図が変わって行きます。
ソチの金メダリスト二人が成績不振に陥る一方、
トゥクタミシュワ、ラジオノワ、ポゴリラヤらソチ五輪に
出場できなかった選手が大ブレーク。
特にトゥクタミシュワ選手は浅田真央選手に続く
トリプルアクセルを成功させるなど圧倒的な実力で
女子シングルのトップに昇りつめます。(当時のブログ)
しばらくはトゥクタミシュワ時代が来るかと思ったら
大間違いで翌シーズンにはまた勢力図が変わるのがロシア女子。
2015-16シーズンでロシア女子の頂点に立ったのが
このシーズンでシニアデビューしたエフゲーニャ・メドベデワでした。
ジュニアの頃(当時のブログ)から実力がある選手とは
思っていましたがルッツジャンプのエッヂの矯正など弱点を
克服した彼女にはジュニアもシニアも関係なかったようです。
グランプリシリーズのロシア大会でラジオノワ選手に
敗れた以外の全ての試合で全勝!
グランプリファイナル、欧州選手権、世界選手権の3冠を達成。
昨シーズン全盛を極めたトゥクタミシュワ選手は
極度の不振に陥ってなかなか勝てなくなってしまいました。
2016-17シーズンになると先ほども書きましたが
メドベデワの強さが際立ってきます。
シングルで参戦した試合はショート・フリー全て1位と言う完全勝利。
2年連続GPファイナル、欧州、世界選手権の3冠を達成。
その他の選手では2014-15シーズン以降、
ロシア女子の屋台骨を支えてきたラジオノワ選手の勢いに
陰りが見え始め、マリア・ソツコワが台頭を始めます。
そして今シーズン(2017-18)ですが
「メドベデワ1強」の状態に待ったをかけたのは自身のケガと
メドベデワと同じエテリ・トゥトベリーゼ門下のザギトワでした。
このシーズンになるとロシアの中心選手の一人だった
ポゴリラヤ選手が背中のケガで無念のリタイア。
五輪本番にはメドベデワ、ザギトワ、ソツコワの
ロシア史上最強の3人組が参戦して
ザギトワ1位、メドベデワ2位、ソツコワ8位と言う結果になった。
こんな感じでロシアの女子はたった4年の間に
かなり入れ替わった感があります。
この国の代表争いのハードルは今や世界一です。
今やロシアのジュニアでは4回転ジャンプを跳ぶ子も
登場していて来シーズン以降、シニアに昇格することがあれば
今回の平昌五輪で金・銀を獲得した二人でも未来は分らないのです。
こんなクレイジーなレベルのロシア女子と今後も日本女子は
闘っていかなくてはなりませんが日本にも紀平梨花や
(まだマイナーですが)竹内すいなどトリプルアクセルを跳ぶ
面白い子が出現し始めているので案外悪くはないと思います。
ただロシアの場合は国が全面的にフィギュアスケートを含めて
様々なスポーツに対して支援しているのに対して日本は
こういったフィギュアスケート選手に対してほとんど支援が無いのです。
フィギュアスケートは本当に色々お金のかかる競技らしく
詳細は省きますがトップ選手クラスになると年間数千万ほど。
日本の場合、スケート連盟などに強化指定を受けた選手などは
遠征費など一部費用をサポートする制度はありますが微々たるものです。
羽生選手やかつての浅田真央みたいに
スポンサーがつけばいいのですが、そうでない選手は
年間数千万円と言われる費用を何とかしないといけません。
賞金で稼げばいいじゃんという方もいらっしゃると
思いますが・・・
世界選手権優勝者45000ドル
四大陸選手権優勝者15000ドル
グランプリファイナル優勝25000ドル
グランプリシリーズ優勝18000ドル
ドルはUSドル換算です。
オリンピック、日本選手権 0円。
(↑日本選手権はエントリーに選手が15000円払ってるらしいっす(笑))
フィギュアスケートの大会の賞金も莫大な費用に
比べれば低いのが実態のようです。
かつて何処かのテレビ番組で宇野昌磨選手が
「あ、全然マイナスですよ」と言っていたの聞いた記憶があります。
ロシアほどのサポートをしろとはいいませんが
もっと日本もサポートしてもいいんじゃないかなって思ったりします。
圧倒的に個人頼みの日本のフィギュアスケート。
今は羽生選手や宇野選手がいるから
テレビ放送もされたりしますが羽生選手あたりが引退なんてしたら
事態は急激に悪化すると思います。
それを予感させたのが昨年の秋でした。
羽生選手がケガで戦線離脱した途端、
グランプリ(GP)シリーズの放送が
ゴールデンタイムから深夜帯に放送になったりしました。
挙句の果てにはGPシリーズ1戦から5戦まで
放送していたHAB(北陸朝日放送)が最終戦だけ放送を
中止すると言う事態にまで発展しました。(当時のブログ)
関東圏ではフツーに放送されたようですが
オイラが住む北陸ではフィギュアスケートの扱いはこんなもんです。
皮肉なことにこの地上波で放送されなかった
グランプリシリーズ最終戦で優勝した宮原知子と
2位の坂本花織が見事にGPファイナル行きを決め、
その後、平昌五輪にも出場することになりました。
バンクーバー五輪以降、浅田真央や羽生結弦など
レジェンド級のスーパースターの存在がフィギュアスケートの
テレビ放送を可能にしてくれていましたが
仮に羽生結弦あたりが引退となったら
フィギュアスケートのテレビ放送も無くなってしまうのかもしれません。
まだ宇野選手もいるしなんとかなるのかな・・・。
女子には宮原知子もいますが現状では圧倒的に実績不足で
彼女が浅田真央や羽生結弦の代わりになるはずもありません。
・・・となれば、紀平梨花か。うーーーむ。
ブッチギリで個人頼みの競技のフィギュアスケートですが
オリンピックで選手達が活躍すれば
「オールジャパンで勝ち取った」とか言うメディアのコメントが
やけに虚しく聞こえてくるフィギュアスケートファンは少なくないはず。
羽生結弦の歴史的な五輪連覇など
ど派手なニュースが多かった平昌五輪も終了しました。
日本のフィギュアスケートが
どうなっていくのか心配な部分もありますが
来シーズン以降も楽しんでいきたいと思います。

フィギュアスケートマガジン 2017-2018 オリンピック男子特集号[ピンナップ付き] (B.B.MOOK1405)
携帯の人たちはこちらからもどうぞ~。↓

朝一で某ホームセンターまでお買いもの。
まだ雪が残ってますね~。
部屋に戻って平昌五輪フィギュアスケート女子シングルの
フリープログラムを見ました。
結果はこんな感じ。(上位6人のみ表示)
1位 アリーナ・ザギトワ 239.57
2位 エフゲーニャ・メドベデワ 238.26
3位 ケイトリン・オズモンド 231.02自己ベスト
4位 宮原知子 222.38自己ベスト
5位 カロリーナ・コストナー 212.44
6位 坂本花織 209.71
第1~第3グループまで気になった選手だけチェック。
第1グループで滑った韓国のキム・ハヌル。
初めて見ました。
前半のフリップからのコンビネーションでミスは
ありましたが全体的にソツの無い演技が印象的。
第3グループのマリア・ソツコワはフリーでは
しっかりとした演技でショートのリベンジは果たした感じ。
世界選手権に出てくるのかな~。
出てくるなら五輪のリベンジを!
同じく第3グループの長洲未来ですが
トリプルアクセルがシングルアクセルになっちゃいましたね。
本当に残念ですが世界選手権でリベンジしてほしいですね。
いよいよ運命の最終グループ。
一番手は日本の宮原知子。
ここ数年で一番完璧な演技だったんじゃないかな~って
くらい素晴らしい演技だったと思います。
一番心配していたのは後半の3回転サルコウでした。
四大陸選手権の時にサルコウ跳んだ時に
とんでもない軸のブレ方ををしていたので心配してましたが
終わってみれば何も心配のいらないいいジャンプでした。
演技を終えた瞬間の「どうだ!」と言わんばかりの
ガッツポーズが印象的でした。
スコアは自己ベストを更新する146.44!
トータルスコアも222.38!220超えしてきましたよ!!!
こりゃ、銅メダルの夢じゃないんじゃないの~♪って
この時は思っちゃいました。
続くイタリアのコストナー選手は前半のフリップのミスが
本当に痛かったですね。
あのフリップでコンビネーションに持っていけないと
さすがにこの史上最高レベルの闘いでは勝ちきれない・・・。
冒頭に久々に3回転ルッツを投入してきて
それがバッチリ決まっていただけにあのフリップは本当に残念。
日本の坂本花織は終盤のループのミスより
後半のルッツのエッヂエラーが痛いし気になった。
彼女はジュニアの頃からルッツジャンプの踏切りが
良く無くてエッヂエラーを良く取られていたけど(当時のブログ)
シニアになって踏切りのエッヂの矯正も
上手くいっているのかなーと思っていたのですが
このタイミングでエッヂエラーでちゃいましたね。
エッヂエラーは残念だったけど後半の3連続コンビネーションの
二つ目のトゥーループは高さもあっていいジャンプだった。
坂本選手自身も「私はジャンプしか取り柄が無い」と
言いきっていますがフリップにしても今回の二つ目のトゥーループに
しても坂本選手は高さのあるいいジャンプを持っているのはいい。
今回は残念だったけど課題もハッキリした出てきたし
オリンピックの舞台も経験できたし
今後がますます楽しみになってきましたね。
坂本選手の演技が終わった時点で
暫定首位は222.38の宮原選手。
残りは3人。
ロシアの女王二人とカナダのオズモンド選手。
事実上、宮原選手のメダルが獲れるかは
カナダのオズモンド選手の演技次第でしょう。
・・・と、その前にロシアのツートップの片方が出てきました。
ショートプログラム首位のアリーナ・ザギトワ選手です。
全てのジャンプを得点が1割増しの後半に跳ぶという
超ハイリスクな演技構成のフリープログラム。
一昨年の9月に初めて彼女の演技を見た時は衝撃でした。
(当時のブログ)
その極端すぎる演技構成も衝撃でしたが
サラリと高難度ジャンプをバシバシ決めていく
それも熱く・・・でなく淡々と跳んでいく姿が怖いくらいでした。
今日も彼女はその時と同じプログラム「ドンキホーテ」に挑みます。
ただ同じプログラムでの2年目ということもあって
色んな部分でブラッシュアップされてはいます。
参考の為に彼女の演技構成を書いておきます。
---前半---
①コレオシークエンス
②フライングキャメルスピン
③ステップシークエンス
---後半---
④3ルッツー3ループ→3ルッツの単。
⑤2アクセルー3トゥーループ
⑥3フリップー2トゥーループー2ループ
⑦レイバックスピン
⑧3ルッツ→3ルッツー3ループ。ナイスリカバリー♪
⑨3サルコウ
⑩3フリップ
⑪2アクセル
⑫足替えコンビネーションスピン
後半に全てのジャンプを投入するため前半はマッタリ進行です。
ただこのマッタリは後半の怒涛のジャンプ連打の前の静けさ。
そして後半に入って一発目は3回転ルッツからの
鬼コンビネーションの予定でしたがルッツで若干バランスを
崩した影響でルッツのソロになってしまいました。
彼女しては珍しいミスです。
ここで抜けたループをどこでリカバリーしてくるんだろう?
恐らくは終盤のルッツに付けてくるとは思うのだが・・・。
後半冒頭のコンビネーションでミスしたことで
ちょっと心配になりましたが続くコンビネーション2つを
いつも通り淡々と跳んでいったのでホッと一息。
レイバックスピンは綺麗。
レイバックからビールマンへの流れはいいし
ビールマンのポジションは綺麗。
レイバックスピンのあとは3回転ルッツだ。
大方の予想通り、ここでしっかり3回転ループを付けてきた。
それもセカンドジャンプのループはジャンプも高くて見事!
・・・さすがザギトワ。
その後、サルコウ、フリップの3回転は
何事も無かったかの様に軽々と跳んで見せた。
ラストジャンプはダブルアクセル。
最後のジャンプもしっかり跳んで銀メダル以上を確定させた。
スコアは156.65。ショートとのトータルスコアは239.57。
この時点で宮原選手は暫定2位。
残りの二人はカナダのオズモンドとロシアの女王・メドベデワ。
恐らくはメドベデワはザギトワと共に金メダル争いをする
スコアを出して来るのは必至なので宮原選手が表彰台に
乗れるか乗れないかはカナダのオズモンド選手のデキ次第になった。
オズモンド選手は前半のルッツジャンプでステップアウトしたのが
唯一と言っていいミスで他はノーミスでフィニッシュ。
スコアは何と!152.15点。
宮原選手の146.44を6点近く上回ってきた。
ルッツで減点食らっておいてノーミスの宮原を6点近く
上回って銅メダルを確定させた。
・・・何が宮原選手と違うんだろう。
確かにオズモンド選手のジャンプは着氷後の流れまで美しい。
宮原選手がオズモンド選手に劣っていると言えば
ジャンプだけだと思うんだけど、ここまで差が広がるのはビックリ。
宮原選手はスピンやステップは美しい。
左右対称のブレの無いスピンの美しさは世界屈指だし
ビールマンスピンの軸の美しさも素晴らしい。
そんな宮原選手を6点近く上回ってきたオズモンド選手、恐るべし。
最終滑走者はロシアのメドベデワ選手。
演技はノーミス。一番落ち着いて演技を見れた。
音楽と振り付けの親和性と言うかシンクロぶりは見事としか言えない。
演技後にコーチであるエテリ・トゥトベリーゼに駆け寄って
涙する映像はかなりグッと来てしまった。
メドベデワ選手は2015-16シーズンから
シニア入りしてからは数々の大会を勝ち続けた。
圧巻は2016-17シーズンで参加した全ての大会で優勝。
それもショート・フリーで全て1位と言う完全勝利だ。
多くのメディアが彼女は平昌五輪の金メダルを取るだろうと
予想したし多くのフィギュアスケートファンもそれを否定できるほどの
根拠を持ち得なかったしそう思っていたと思う。
ただ今シーズンのメドベデワ選手は右足の骨折で
シーズン中盤を棒に振ってしまった。
メドベデワ選手の不在の間にメジャー大会のタイトルを
総ナメしたのが今シーズンからシニアに昇格したザギトワ選手でした。
同じエテリコーチ門下の後輩でかつては自分のおさがりの
競技用衣装で演技していたザギトワ選手が自分に並んでメダル候補に
躍り出たことはメドベデワ選手にとってはプレッシャーだったはずだ。
更にメドベデワ選手に動揺を与えたのが
自国ロシアのドーピング問題で事態が悪化すればロシア選手が
五輪に行けない可能性まで浮上したのだ。
そんなロシアの窮地を救うべくIOC理事会で
ロシアのドーピング問題において全ての選手がドーピングを
している訳でないと潔白を晴らすために演説までしたのだ。
自身の骨折や同門の後輩の大ブレークなど
気が気でない状態で自国の五輪出場の危機に対して
IOC理事会で演説までやってのけたメドベデワ選手。
・・・この18歳の矜持と覚悟の気高さよ。
それはまさにメドベデワ選手が「女王」と呼ばれる所以ではなかろうか。
あのエテリ・トゥトベリーゼとの抱擁で人目も憚らず涙にくれる映像を
見てそれまでメドベデワ選手が胸に秘めていた様々な想いが
一気に出ちゃったのかなって・・・グッときたわ~。
フリーのスコアは何と156.65!!!
ザギトワ選手と同スコアだ。
残念ながらトータルではザギトワ選手には及ばず2位確定。
何と今年シニアデビューのアリーナ・ザギトワ選手が
オリンピックの金メダリストになってしまいました!
ザギトワ選手の金メダル獲得に異を唱えることは無いけど
何だか複雑な気持ちになったのも確かだ。
これで平昌五輪の女子シングルは終了。
事前の予想通りロシアの二人は強かったわ~。
今後もしばらくはロシア旋風が続きそうだ。
昨年に行われたジュニアのグランプリファイナルを見ていても
ファイナル出場の6人中5人がロシアだったことを思えば
しばらくはロシアの時代が続くのかなーって思ったりします。
その5人のジュニアのうち4人がエテリコーチの門下生。
メドベデワやザギトワのコーチであるエテリ・トゥトベリーゼの
門下生らしくてビックリです。
そういう意味では今回、平昌五輪の表彰台に乗った
ザギトワ、メドベデワの二人が4年後の北京に出場しているかは
分かりませんし、出ていない可能性も高いと思っています。
何故そんな事が言えるかと言えばソチ五輪から
今回の平昌五輪までの4年間の間のロシアの女子シングルの
選手の入れ替わりを見ていたら容易に想像できるからです。
ちょっとここ4年のロシア女子シングルを振り返ってみます。
まずは4年前(2013-14シーズン)の2014年のソチ五輪では
女子シングルでソトニコワが金メダル、リプニツカヤ選手が
団体で金メダルを獲得するなどの活躍を見せます。
その次のシーズン、つまり2014-15シーズンで
いきなり勢力図が変わって行きます。
ソチの金メダリスト二人が成績不振に陥る一方、
トゥクタミシュワ、ラジオノワ、ポゴリラヤらソチ五輪に
出場できなかった選手が大ブレーク。
特にトゥクタミシュワ選手は浅田真央選手に続く
トリプルアクセルを成功させるなど圧倒的な実力で
女子シングルのトップに昇りつめます。(当時のブログ)
しばらくはトゥクタミシュワ時代が来るかと思ったら
大間違いで翌シーズンにはまた勢力図が変わるのがロシア女子。
2015-16シーズンでロシア女子の頂点に立ったのが
このシーズンでシニアデビューしたエフゲーニャ・メドベデワでした。
ジュニアの頃(当時のブログ)から実力がある選手とは
思っていましたがルッツジャンプのエッヂの矯正など弱点を
克服した彼女にはジュニアもシニアも関係なかったようです。
グランプリシリーズのロシア大会でラジオノワ選手に
敗れた以外の全ての試合で全勝!
グランプリファイナル、欧州選手権、世界選手権の3冠を達成。
昨シーズン全盛を極めたトゥクタミシュワ選手は
極度の不振に陥ってなかなか勝てなくなってしまいました。
2016-17シーズンになると先ほども書きましたが
メドベデワの強さが際立ってきます。
シングルで参戦した試合はショート・フリー全て1位と言う完全勝利。
2年連続GPファイナル、欧州、世界選手権の3冠を達成。
その他の選手では2014-15シーズン以降、
ロシア女子の屋台骨を支えてきたラジオノワ選手の勢いに
陰りが見え始め、マリア・ソツコワが台頭を始めます。
そして今シーズン(2017-18)ですが
「メドベデワ1強」の状態に待ったをかけたのは自身のケガと
メドベデワと同じエテリ・トゥトベリーゼ門下のザギトワでした。
このシーズンになるとロシアの中心選手の一人だった
ポゴリラヤ選手が背中のケガで無念のリタイア。
五輪本番にはメドベデワ、ザギトワ、ソツコワの
ロシア史上最強の3人組が参戦して
ザギトワ1位、メドベデワ2位、ソツコワ8位と言う結果になった。
こんな感じでロシアの女子はたった4年の間に
かなり入れ替わった感があります。
この国の代表争いのハードルは今や世界一です。
今やロシアのジュニアでは4回転ジャンプを跳ぶ子も
登場していて来シーズン以降、シニアに昇格することがあれば
今回の平昌五輪で金・銀を獲得した二人でも未来は分らないのです。
こんなクレイジーなレベルのロシア女子と今後も日本女子は
闘っていかなくてはなりませんが日本にも紀平梨花や
(まだマイナーですが)竹内すいなどトリプルアクセルを跳ぶ
面白い子が出現し始めているので案外悪くはないと思います。
ただロシアの場合は国が全面的にフィギュアスケートを含めて
様々なスポーツに対して支援しているのに対して日本は
こういったフィギュアスケート選手に対してほとんど支援が無いのです。
フィギュアスケートは本当に色々お金のかかる競技らしく
詳細は省きますがトップ選手クラスになると年間数千万ほど。
日本の場合、スケート連盟などに強化指定を受けた選手などは
遠征費など一部費用をサポートする制度はありますが微々たるものです。
羽生選手やかつての浅田真央みたいに
スポンサーがつけばいいのですが、そうでない選手は
年間数千万円と言われる費用を何とかしないといけません。
賞金で稼げばいいじゃんという方もいらっしゃると
思いますが・・・
世界選手権優勝者45000ドル
四大陸選手権優勝者15000ドル
グランプリファイナル優勝25000ドル
グランプリシリーズ優勝18000ドル
ドルはUSドル換算です。
オリンピック、日本選手権 0円。
(↑日本選手権はエントリーに選手が15000円払ってるらしいっす(笑))
フィギュアスケートの大会の賞金も莫大な費用に
比べれば低いのが実態のようです。
かつて何処かのテレビ番組で宇野昌磨選手が
「あ、全然マイナスですよ」と言っていたの聞いた記憶があります。
ロシアほどのサポートをしろとはいいませんが
もっと日本もサポートしてもいいんじゃないかなって思ったりします。
圧倒的に個人頼みの日本のフィギュアスケート。
今は羽生選手や宇野選手がいるから
テレビ放送もされたりしますが羽生選手あたりが引退なんてしたら
事態は急激に悪化すると思います。
それを予感させたのが昨年の秋でした。
羽生選手がケガで戦線離脱した途端、
グランプリ(GP)シリーズの放送が
ゴールデンタイムから深夜帯に放送になったりしました。
挙句の果てにはGPシリーズ1戦から5戦まで
放送していたHAB(北陸朝日放送)が最終戦だけ放送を
中止すると言う事態にまで発展しました。(当時のブログ)
関東圏ではフツーに放送されたようですが
オイラが住む北陸ではフィギュアスケートの扱いはこんなもんです。
皮肉なことにこの地上波で放送されなかった
グランプリシリーズ最終戦で優勝した宮原知子と
2位の坂本花織が見事にGPファイナル行きを決め、
その後、平昌五輪にも出場することになりました。
バンクーバー五輪以降、浅田真央や羽生結弦など
レジェンド級のスーパースターの存在がフィギュアスケートの
テレビ放送を可能にしてくれていましたが
仮に羽生結弦あたりが引退となったら
フィギュアスケートのテレビ放送も無くなってしまうのかもしれません。
まだ宇野選手もいるしなんとかなるのかな・・・。
女子には宮原知子もいますが現状では圧倒的に実績不足で
彼女が浅田真央や羽生結弦の代わりになるはずもありません。
・・・となれば、紀平梨花か。うーーーむ。
ブッチギリで個人頼みの競技のフィギュアスケートですが
オリンピックで選手達が活躍すれば
「オールジャパンで勝ち取った」とか言うメディアのコメントが
やけに虚しく聞こえてくるフィギュアスケートファンは少なくないはず。
羽生結弦の歴史的な五輪連覇など
ど派手なニュースが多かった平昌五輪も終了しました。
日本のフィギュアスケートが
どうなっていくのか心配な部分もありますが
来シーズン以降も楽しんでいきたいと思います。
フィギュアスケートマガジン 2017-2018 オリンピック男子特集号[ピンナップ付き] (B.B.MOOK1405)
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少しは良くなったかな。 ― 2018/02/26 13:55
今日は久々に金沢市内にある眼科へ。

9日に診察を受けてから日々の目薬&錠剤による治療を続けてきました。
相変わらず左目のボヤケは無くなりませんが
「こんなんで直るのかなー?」って思っていましたが
病院の待合所で気づいたことがありました。
9日に行った時に全く見えなかった待合所の壁に貼ってあるチラシの
小さい字がボヤケはあるものの少しだけ読めるようになっていました♪
3週間ぶりの診察を受けましたが
薬による治療で多少状況は改善されているとのこと。
とりあえずは薬治療を継続・・・ということになりました。

部屋に帰るついでにスロットやってしまいました。

初当たりまで8000円も使ってしまいました。

おおっ、強チェリー。

初当たりはビッグボーナスでしたが
その後はなかなか連チャンせず。

このまま終わるかと思ったら連チャンしてくれました。

何とかプラス圏かな。

連チャンも終わったのでここら辺でやめときます。

9200円戻り。プラスはたった1200円。
ラーメンでも食べに行こうかなー。
今日はこんな感じ。
0ゲームからスタート。
654ゲーム 白777
188ゲーム 赤777(リプレイ4連)
162ゲーム レギュラー
6ゲーム 赤777
6ゲーム レギュラー
6ゲーム レギュラー
13ゲーム 赤777
20ゲーム 白777
23ゲーム 白777
5ゲーム 白777
14ゲーム レギュラー
60ゲーム ヤメ。
税別かよ。 ― 2018/02/26 14:10
スロットでチョイと浮いたので昼飯へ。

国道8号沿いに味噌ラーメンの店があったので行ってみました。
味噌の力って店らしいです。
店内は80年代の名曲たちがヘビーオンエアーされていて
ちょっと好感が持てました。

ただしメニューはイマイチ。
から揚げは脂ぎっていてアウト。
値段も思ったより高めで食べる価値無し。

餃子も脂ぎり過ぎていてアウト。
これもから揚げ同様食べなくてもいいかも。

濃厚ぜいたく盛りラーメン。1080円。(税別)
久々に味噌ラーメン食べた気がしました。
もっと味噌強くてもいいかなーって思ったりします。
ラーメンはまぁまぁでしたが
サイドメニューの餃子とから揚げはアウトでした。
あとこの店で気になったのが料金が税別でした。
メニューをよく見てなかった自分に非があるんですが
まさかラーメン屋で外税だと思わなかったなぁ。
どうせだったら内税でやってほしかったぜ。
勘違いして色々オーダーして後でビックリ会計・・・こりゃ印象良くないわ~。
期日前投票とカツカレー ― 2018/02/27 12:17
今日は石川県知事選挙の期日前投票に行ってきました。

現職と新人の二人による選挙らしいけど結果は見えているみたい。

別の現職の運営に不満があるわけでもないし
今住んでいる街も結構便利だし今のままでいいかなーって思ったりして。
あと対抗候補の方のコメントが余りにも曖昧なコメントが多くて
何をやってくれるのか全く見えなかったのも残念かなーって思いました。

選挙を終えたら腹が減った。
地下に食堂があるみたい。

行ってみました。

カツカレー食べちゃいました。
味は悪くないし値段も安い。思ったより良かったわ~。
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