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2012佐渡ロングライド210 前編2012/05/20 10:47

昨夜は9時過ぎに寝て起きたのが午前1時前でした。
もう少し寝ようと思っても眠れずに・・・気が付いたら3時になってました。

3時過ぎに朝食バイキング。
ある程度ガッツリいただきました。

4時にバスが到着。スタート地点に向かいます。

みんな準備万端です。
ツアー参加者の中にはホテルから直接会場まで自転車で行く強者も
いましたがオイラは体力温存のため、バスで移動です。

スタート地点近くの駐車場で自転車を組み立てます。

この時点で忘れ物に気づいた。

何と!工具類やドリンクを入れておく
トライアングルバッグ(メーカーサイト)を忘れていました。


・・・ヤバいなー。

フレームのデッドポイントにすっぽり入るトライアングルバッグは
空気抵抗的な部分においても有効だと思っていたのですが
持ってくるのを忘れるとは俺らしい・・・変なところで感心してしまいました。

結局リュックで走ることを決意。
余計なモノを極力外したのですが重量よりも
風の抵抗を受けてしまうのは不安でした。

ちょっと不安な要素もありますが走行することに必要最低限の
装備(ヘルメット・ライト・グローヴ等)に忘れ物が無かったしヨシとしましょう。

スタート前集合場所の佐和田体育館に集合。
職場の仲間から激励メールが来た。ありがとー♪がんばるよーん♪

5時半過ぎにスタート地点に移動開始。

スタートはA1(7~8時間で完走したい人)コースの人達かららしい。
僕らA3(11~12時間で完走したい人)コースの人はスタートが最後だそうだ。

スピードの遅い人が速い人の邪魔になったり、接触事故防止の為の措置らしいけど
遅い人達のスタートが遅くなってしまっては・・・遅い人に優しくないなーと思ったし、
A3コースが始めにスタートできるものだと思っていたオイラはショック~だぜぇ。

6時を過ぎたが未だにスタート出来なかった。
内心、「こんな事ならA1で申請しておけば早くスタートできたものを・・・」と苛立った。
時間内にゴールできないのでは?・・・と焦りが出てきた。

横に並んでいたS田さん(同じバスツアーの参加者)にお話を伺った。

S田さんは佐渡の210kmは今回が3回目らしく
初参加したときはまったりと10時間、
昨年はAS(エイドステーション)でゆっくりしすぎて時間制限30分前にゴールしたそうだ。

「どうせ佐渡に来たんだし、AS(エイドステーション(補給ポイントみたいなもの))で
ゆっくりやって時間ギリギリで帰ってくればいいんですよ~♪」とか
「しんぼさん、ゴール2分前に一緒にゴールしませんか(笑)」と余裕綽々だ。


・・・そうか~、それくらいのノリで完走できるのか~。
少し心にゆとりが持てた気がした。


結局スタート出来たのが6時半。
スタートの時点で持ち時間が11時間半になってしまった。
序盤から時速30km手前のペースで進む。

始め2,3kmではS田さんの近くを走って行ったのですが
途中の坂であっという間に引き離されてしまった。

・・・全くスピードが違いすぎる。
スタート前の余裕綽々のコメントも圧倒的な自力あってのコメントだったのか。


慌てても追っかけてスタミナが切れても仕方ないので
苦手な登り坂では力を使わずに下り坂や
平坦でコツコツ頑張って挽回して行こうと心に決めた。

スタートから40分も掛からずに相川AS(エイドステーション)に到着。

あれだけ坂はあったのですが思ったより早く到着できた。上出来だ。

蕎麦と饅頭を頂いた。
この饅頭がメチャ美味い!!!
5分ほど休憩して再スタートです。

相川ASを出て美しい尖閣湾を横目に次の入崎ASを目指して走る。

そんな時にピンクのウェアに黒のアンダーで突っ走る女性レーサーを発見。
お尻の曲線から太ももまでのラインが美しいな~♪(爆)
尖閣湾の美しさはそっちのけで「美しい曲線」の鑑賞にハマった。

彼女の「プリンプリンと揺れる」ステキなお尻に惹かれてペダルを回す。
ただ彼女は速かった。登り坂であっという間に差を広げられてしまった。
でも下り坂では一気に差を縮めてステキなお尻を拝むパターンの繰り返し。

そんなことをやっているうちに・・・

入崎ASに到着。(笑)
スタートしたのが6時半、40km走ってまだ8時過ぎ。

こりゃ、調子がいいわ~♪(この時の気分はこの曲

そう思う反面、ちょっとオーバーペース気味かな~と気にはなったけど
この時点では「これくらいペースで行かなければ制限時間内の完走は無理だ」と
思い込んでしまっていました。

スタートで30分待たされて時間をロストしていたことが「焦り」に
なっていたのかもしれません。

それに気づいたのはしばらくしてからでした。

塩にぎり3つをパクついてアミノバリューを流し込む。
気温が上がってきたのを感じていた。
こんな状況で長袖ウェアで走っているので汗は良く掻きました。

水分&塩分補給はしっかりやっておかねば・・・。
このASも5分ほど休憩して再スタートです。


ダラダラ休憩なんぞしていられるか・・・この時はそう思っていました。
これも時間に対する「焦り」ゆえだったのかもしれません。

入崎ASを出て次は72km地点にある「はじき野AS」を目指します。

次のASまでの30kmほどの間に
「Z坂」「大野亀坂」と言うキツイ登り坂が2つも控えています。
この2つの坂は前半最大の難所らしいです。

この2つの坂を超えてはじき野ASを超えれば
両津BS(弁当ステーション)まではほぼ平坦な道が続くようです。

はじき野ASを目指す道で再び「ステキなお尻」の女性レーサーをロックオン。

「一度くらい顔を見てみたい」とスピードアップしてみました。
振り返ってみてみると・・・物凄い形相の外人さんでした。

とても「ハーイ♪」とか言って声を掛けられるような雰囲気でないことを
察知してスルスルと後退していくオイラでした。

その後プリンプリンお尻の外人レーサーは遥か先に行ってしまいました。
視線をお尻から再び美しい佐渡の海に移しながらドリンクを飲みます。

調子が良かったのはここまででした。

しばらくして前半の難所「Z(ゼット)坂」が見えてきました。(↑写真)
Z坂直前のトイレで用を済ませて休憩です。

ここで一緒にスタートしたS田さんと遭遇。
遥か先に行っていると思っていたのですがゆったり休憩していらしたようでした。

5分ほど休憩してからZ坂にチャレンジです。
最大斜度が11%、前半最大の難所を登ります。
ここで頑張り過ぎると後半に響くのが怖くてじっくり登って行きました。


ただ坂の終盤で足が辛くなってきたので
ダンシング(立った姿勢で漕ぐ)をしようとした時に両足に「お告げ」が・・・。


・・・ほぼ同時に両足が太ももの内側が攣りそうになったのです。
イカンと思って即座に腰を落としてペダルを回すことにしました。
その後は何とか無事にZ坂をクリアーしました。


昨夜の寝不足が原因なのか練習不足が原因なのか・・・
どちらにせよ今後の闘いに大いに不安を残しました。

Z坂から大野亀坂へ向かう途中の佐渡の自然は素晴らしかった。
特に素晴らしかったのが海府大橋から見えた海でした。

本来なら自転車を止めて写真を撮ったり、ゆっくりと風景を
楽しみたかったのですがZ坂からの下り坂でスピードが出ており、
後続の自転車も接近していたため自転車を止めることなく通過してしまいました。


その美しさは自転車に乗っていることすら忘れてしまうくらいで
風景に見惚れてしまってバランスを崩してコケちゃうところでした。(苦笑い)

そんな佐渡の美しい自然に見惚れていたら次の坂がやってきました。

「大野亀坂」です。(↑写真)
Z坂ほどではありませんでしたが時々襲ってくる太もも内側の筋肉の張りが
怖くて目一杯ペダルを漕げない、ダンシングで漕げない。

それほどキツイ坂と言う印象はありませんでしたが
足の状態が気になって目一杯漕げないために時間が掛かってしまった。

はじき野ASに到着したのが10時ちょうど。
出来れば11時までに両津BS(100km地点)まで行きたかったのですが
残り30kmを1時間以内に走るのはちょっと難しい。

塩にぎりとアミノバリューをガブ飲み。
すぐ再スタートしたかったけど、ここは慌てずに足のストレッチをやっておいた。

両津BS(弁当ステーション)まで約30kmの行程を急ぐ。
ちょっとした登り坂もビビりながら登った。
そのかわり下り坂は周辺を確認しながら勢いに任せて一気に下った。

残り10km。両津BSの11時到着は厳しくなった。
この分だと11:15頃になるだろう。
急がず慌てずペダルを回し続けた。

佐渡の皆さんの応援が嬉しかった。
小さい子供から爺様、ばあ様まで応援してくれるのだ。

このイベントの嬉しい所だしイイ所だと思う。
こういった「優しさ」がこのイベントの人気の秘密の一つなのだろう。

一緒に参加している数多くのレーサー達との一体感、
そして応援してくれる島の人たちの応援がレーサー達の力になっているのだ。
素晴らしいイベントだなーと思いながら走った。

何とか弁当が待つ両津BSに到着。
時計を見ると11:20だった。
出来れば11:00頃には到着しておきたかったけど仕方ない。

夕方6時まであと6時間半ちょっとになってしまった。
実質6時間で残り110km走って行かなきゃならない。

前半だけでほぼ6時間も掛かってしまっている。
後半は終盤の坂の連発を乗り越えられるかなー。

これで無事ゴールできるのだろうか?
イベント終盤に待っている強烈な登りに足が耐えられるのだろうか?
心の中の不安が大きくなっていった。


~後編へつづく~

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