ロードバイク能登一周の旅・2日目その① ― 2019/09/16 13:29
朝起きたのが6時過ぎ。
昨夜は夜飯してから寝たものの
両足のふとももの内側が攣ったりしてよく眠れなかった。
急に激しい運動するとやっぱり反動が来るね~。

朝飯は昨夜コンビニで買っておいたパスタとグラタン。

昨日は白山から輪島まで(寄り道込みで)148km。
今日はそれほど走らない予定だから
余裕かまして輪島の朝市を見学。

ソフトクリームも頂いちゃいました。

部屋を出たのが9時半頃。

今日は珠洲市をぐるりと回って民宿で一泊の予定です。
恐らくは走行距離は60km前後あたりだと思います。

まずは国道249号線を西へ向かいます。

千枚田手前でステキな勾配のある坂。

出発してから約10km、40分ほどで千枚田に到着。(10:09)
場所はこのあたりです。

天気は今一つ。
5月に遊びに来た時みたいに(当時のブログ)
雨だけは勘弁ね~。

今回の旅で初めてロードバイク乗りと遭遇。
みんないい自転車乗ってるね~。

ソフトクリーム片手に

のんびりと千枚田を見学。

千枚田に別れを告げて珠洲を目指します。
名舟港を通過。

名舟港の前にある「奥津姫神社」もスルーします。
5月にクルマで旅をしたときに
たまたま雨宿りついでにこの神社にお参りしたら
その後の旅がイイ感じになった思い出があるので
本来なら手を合わせておきたいところですが
左足のシューズのクリート(ペダルとの接合部分)が
削れてしまって塩梅がよろしくないので先を行くことにしました。
雨だけは降りませんように・・・と心の中で祈っておきました。

海沿いの道をひたすら進みます。
輪島から珠洲への道は勾配はそれほど無いものの
地味にアップダウンがあってなかなかオイラを飽きさせません。

5月に行った塩田はスルーします。

これで晴れていたら最高だろなぁ~と思いつつ
緩やかなアップダウンを楽しみます。

窓岩ポケットパークで休憩。(11:01)
しばらく休憩していたら地元の子供に
「頑張って~♪」とか声かけられちゃいました。あざーす!
ちなみに窓岩ポケットパークはここらへんだと思われます。

ポケットパークから5,600メートルほど走ったところで
「八世乃洞門新トンネル」がありました。
メインのトンネルの左脇にもう一つトンネルが
あったので行ってみたのですが

行先が封鎖されていたので真っすぐ行くのを断念。
仕方ないのでメインのトンネルを歩いて行くつもりでしたが
小さいトンネルの脇に「せっぷんトンネル」と言う
トンネルがあるというので行ってみることにしました。

もしかしたらこの「せっぷんトンネル」を抜ければ
クルマの通行の多いトンネルを回避できるかと思って行ってみました。
「せっぷんトンネル」か・・・何だか怪しげだ。

おっ、光が見えてきたぞ!
何だ!この中途半端過ぎる電飾は。

トンネルを抜けたのですが国道は見えず・・・。(涙)

何だよ~、この隠れた場所でキスをしろ!とでも・・・。

何だよ~、アホ臭い。
せっかくトンネルを抜けられるかと思ったのに・・・。
このトンネルって何かの映画に使われたのかな~。

横に目をやると「岩窟不動」って言うのがあるみたい。
こうなったらついでに不動尊も拝んでおこう。

暗闇の中を進みます。
何だかドキドキ・・・ちょっと神聖な感じがする。
よっぽど5月に行ったスカイバードのパワースポットより
パワースポットっぽいなぁ~。

岩窟不動に手を合わせて旅の無事と自転車の無事を祈りました。
なんたって相棒のピナレロは
自分(120kg)+荷物(10kgちょっと)=130kgちょっとを
4日も支えなくてはならないので・・・メカトラがありませんように。
岩窟不動を見て外に戻ってくると観光バスがやってきました。
ここって観光スポットだったのねん。
バスから出てくるみんながジロジロとオイラを見るじゃありませんか。
・・・ちょっと照れ臭い。
さっきの「せっぷんトンネル」は有難味のカケラも無かったのですが
岩窟不動は良かったですね~。

歩道はこの狭さ。
さすがに自転車に乗れるはずもなく歩きでトンネルを抜けました。

垂水の滝のパーキングをスルーして

またトンネルか~。
今度こそ車道を走ろうかと考えたものの
登りトレントのトンネルで距離も長いので・・・歩きです。

トンネルを抜けて走り出した時に異変を感じました。
左足のシューズが外れてしまうのです。
クリートをハメたつもりが簡単に外れてしまう・・・ヤバい。

仕方ないので「道の駅・すず塩田村」に緊急停車。(12:17)
場所はここらへんです。

塩田村の奥の方でクリートを確認しましょう。

とりあえずシューズを脱いで・・・

裏返してみると・・・両足共に結構削れてますね~。

これがスッポ抜け連発の左足の状態。
平坦を走っているだけでもすっぽ抜けてしまう。
歩くときはいつもクリートカバーを付けて歩いているのですが
それでもクリートは徐々に削れていたんだなぁ。
こんなことでは恐らく15km先にある
本日最大の難関、「椿展望台の坂」を超えるのはまず無理。
このまま行くか?
それとも帰るか?5分ほど悩んだ挙句、
帰ることを決意。
輪行袋を使って本数は少ないですが路線バスに乗って輪島へ。
輪島まで行けばどうにでもなるだろう。
とりあえず輪行袋を準備しておいて近場のバス停まで走ろう。
バスに乗ったら今夜予約していた宿をキャンセルして・・・。
あぁ、退職間際にせっかく企画した能登一周の旅だったけど
こんな幕切れとは・・・カッコ悪すぎる。ちょっと泣きたくなってしまった。

こんなアクシデントがあるかもしれないと
準備しておいた輪行袋がここで役に立つか・・・と
黄昏ながらバッグをゴソゴソしていたら
・・・これはっ!!!

クリートの予備じゃねーか♪♪♪(笑・・・喜び)
想定外の展開。
あると思って無かった予備のクリートを眺めながら暫く茫然。
オイラのバッグはドラえもんの4次元ポケットか。
まさしくサプライズ、笑うしかありません。
多分、バルバワークスハクサンストアあたりで
購入しておいたクリートだと思う。
それをバッグに放り込んだまま忘れていたんだと思う。

わーぃ♪クリート付いたよ~♪
旅は続行だ!勢いあまって宿をキャンセルしなくて良かった。
絶体絶命のピンチから想定外の復活・・・こんなこともあるもんだ。

塩ラムネで乾杯だ!
早速、クリートを交換した左足をペダルに乗せると
「パチンッ!」と心地よいハマり音がした♪
まだまだ能登一周行くよ~♪

気分一新して珠洲を目指して出発です。(13:08)
ここらへんではランドナーやクロスバイクなどに乗った
多くの外国人観光客とすれ違いました。
日本人チャリ乗りには全く会えず。
さっき千枚田の駐車場で見かけた数人の日本人チャリ乗りが
最後に見た日本人チャリ乗りでした。

しばらく走るとまたトンネルです。

トンネルの脇を見ると通り抜けられそうな道らしいものを発見。
通ってみましょう。

どひゃー、草がボーボーじゃないっすか。
足には虫がくっついてくるし
顔には蜘蛛の巣が・・・マジかよー。
もういきなり「川口浩探検隊(*注)」状態。(泣き笑い)
(*注)川口浩探検隊・・・
1970年代後半から80年代中盤まで放送された
やらせ満載のサバイバル番組。
俳優の川口浩が隊長となって隊員と共に「数多くの苦難」を乗り越え
世界各地へ秘境、珍獣や少数民族などを求めて探検する姿や
田中信夫さんのナレーション、超煽り気味な効果音が特徴。
やらせ満載で当時の大人たちはどう思ったかは知りませんが
自分が子供の頃は結構この番組は人気でよく見ていた記憶があります。

草ボーボーなエリアを抜けると
何とも不気味なトンネルが姿を現したっ!
その姿は探検隊に何かを訴えているようにも見える。
この先に何があるというのかっ!?

再び、草ボーボーなエリアに突入したようだ。(笑)
度重なる蜘蛛の巣攻撃や足に絡みつく草・・・探検隊はどうなってしまうのか?

この草ボーボー地帯はどこまで続くのかっ!?
直後に大きな蜂の羽音まで聞こえてきた。
命の危険を感じて猛ダッシュで草ボーボー地帯を駆け抜ける探検隊。
無事にこのエリアから脱出することが出来るのかっ!?

大きな蜂の羽音が聞こえなくなった頃に探検隊は
ようやく悪夢のような草ボーボー地帯の脱出に成功したっ!
・・・と川口浩探検隊モードはここらへんで終了。
いや~、ハラハラドキドキでしたが無事に突破できて良かったですわ。

大谷川までやってきた。(13:26)
5月に来た頃は川沿いに多数の鯉のぼりが泳いでいたのを思い出しました。

いよいよ運命の分かれ道。(13:28)
真っすぐ249号を進めば最短で珠洲市街に行ける。
左折をすれば海沿いのアップダウンの激しいルートに行ける。
場所はここら辺です。
この先の海沿いのルートには5月の旅で見た
最難関の「椿展望台前の激坂」にチャレンジが出来るのです。

もちろん選んだのは左折。
アップダウンの激しい海沿いルートへレッツゴー。
その②に続く。
コメント
_ 優太郎左衛門 ― 2019/10/04 12:25
_ しんぼみつよし ― 2019/10/04 18:07
優太郎左衛門さん、こんばんは!
コメントありがとうございます!
あのクリートの予備はもう・・・神が降りてきた感じっす。(おおげさ)
更新はゆっくりですが気が向いたら
また遊びに来てください♪
コメントありがとうございます!
あのクリートの予備はもう・・・神が降りてきた感じっす。(おおげさ)
更新はゆっくりですが気が向いたら
また遊びに来てください♪
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楽しく拝見いたしました。
クリートの予備を持っているライダーは世界広しといえどもしんぼさんくらいじゃないかしら。
能登の良さが伝わってきて、次回が楽しみです。